強い選手に勝って認められてベルトを巻きたい

――今回は『フェザー級王座次期挑戦者決定トーナメント』と銘打たれていますが、フェザー級のベルトに対しての思いは誰にも負けない自信がありますか?
「ベルトが云々っていう感覚ではないんですけど、フェザー級のベルトって僕が門口君に奪られて、門口君から安本君に移って、他団体にも勝負しに行ったりしてかなり価値が上がったと思うんですよね。その価値の上がったベルトを取りたいというのはもちろんですし、強い選手に勝って認められてベルトを巻きたいっていう思いが1番なんですよ。こんなに3年半もしつこく追っかけ続けているやつもいないと思うんですけど、そこはこだわっています」
――この階級でやってきたという自負があるという事ですか?
「そうですね」
――負けてしまったり苦しい時期もあったとは思うのですが、それを乗り越えてベルトに挑戦できる手前まで近づいてきた、その気持ちやメンタルの保ち方はどのようにしてこられたのですか?
「もちろん今回は次が見えやすい形のカードではあるんですけど、今まで落としていい試合はなかったし、どの試合も“この試合が全て大切”という気持ちでやってきました。この試合をきっちりクリアした上で先が出てくると思うので、この試合の話が来た時は純粋に嬉しかったんですけど、まずはこの1戦に向き合って、ここだけに全力を注ぐっていう感覚でやっています」
――志朗選手のパンの購買意欲は最近どうですか?
「最近はおさまっているんですけど、京都に用事がある時とかは『このパン買いに行ってきて』みたいなのはあります」

――「京都のこのパン買ってきて」みたいな指令が出されるんですね。
「毎回送ってくるんですよ。個数が可愛かったら良いじゃないですか。最低何個で何種類欲しいっていう連絡が来るんですけど、『最低30個欲しい』って連絡が来るんですよ。毎回“誰が食うねん”と思うんですよね」
――それは実際に30個買っていくんですか?
「買っていきます。ちゃんと食べているみたいで、多少はお裾分けもしているみたいなんですけど、3日で20個くらい食べたって話も聞いたんですよね」
――食べる量が異次元ですね。
「やっぱりパンが好きみたいですね(笑)」
――その志朗選手から今回の試合に向けてアドバイスなどはいただいていますか?
「『メンタル面とか厳しい試合になるから、焦らないようにね』とかメンタル面のアドバイスをいただいています」
――当日はセコンドに付いてくれるんですか?
「はい」
――では盤石な状態で挑める形ですね。
「そうですね」
――体のコンディションはいかがですか?
「いま体の疲労がすごくて、早く1週間前になってほしいです。でも、僕は試合までギリギリの期間でも1日でも強くなったりとか、きっかけを得たりする事は絶対にできると思っているので、この残り3週間弱で“一歩でも成長してやろう”って常に思いながら練習しています」
――前回の有井戦からだいぶ期間が経ちましたけど、さらに進化した梅井泰成が見れそうですか?
「そう思ってもらいたいですね。僕もそのためにやっているので。僕もこんなに間隔が空く予定ではなかったので、寝ていたわけではないっていうのを見せたいです」
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
「いつも僕の応援をしてくれている方々、本当にありがとうございます。10月19日は自分が元所属していたTEAM TEPPENの選手との対決なんですけど、しっかり成長した姿を見せて、僕は自分の道を信じて突き進みたいと思います。一緒に勝ちましょう」


