拳で語り、敬意で結ぶ夜の部「ジェントルマンファイト」熱戦の数々

夜の部のリングを彩るのは、年齢や職業を超え、それぞれの人生経験を背負ってリングに上がる選手たちが、互いの闘志と敬意をぶつけ合う「ジェントルマンファイト」。勝敗はもちろんのこと、“挑戦する姿勢”が称えられるXSTREAM 1ならではの舞台だ。また、各階級の王者が決定するとあって、今回はいつも以上の盛り上がりを見せた。
65kg級タイトルマッチで、見事チャンピオンに輝いた田中志幸(心成塾)は「人に支えてもらっての勝利だと思っています。普段はSEをしていますが、夜7時半から週4日練習を続けてきました」と喜びを語った。
また、50歳以上の選手による60kg特別階級の戦いでは梶山正明(心成塾)が、元MA日本キックボクシング王者・飛鳥信也(目黒ジムAS-K丈夫JV)との一戦を制した。「相手の飛鳥師範、本当に強かったです。60歳を超えているとは思えないです」と試合後に相手選手への敬意を示した。
メインを飾った80kg超級のタイトルマッチ、長里清(サンライズジム)と片岡良輔(戦ジム)の対戦は迫力の大打撃戦となった。両者とも一歩も退かず、激しいパンチの応酬から長里のヒザ蹴りが片岡をとらえる。しかし、片岡が反撃に転じ、強烈なパンチで長里がダウン。その後も激しい攻防が続き、最後は片岡がもう一度ダウンを奪い、勝利を収めた。試合後、両選手は互いの健闘を称え合った。


