山口代表が、年末のビッグマッチでのゴンナパーvs.久井にGOサイン
2025年10月12日(日)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT.58』(U-NEXT配信)の大会終了後、山口元気KNOCK OUT代表が総括を行った。

その中で、メインイベントのKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで古村匡平(FURUMURA-GYM)に先制のダウンを奪われるも、逆転KO勝ちに成功した久井大夢(TEAM TAIMU)をKNOCK OUT-REDライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレックフェアテックスジム)の次期挑戦者にすることを明言。

「久井選手はジャブが良かった。これはゴンナパー戦でカギになってくるのかなと。多分、目を狙って明確にやってるなという気がしました。ただ、ゴンナパーは古村選手よりも全然頑丈なので、今日の戦い方で通用するかどうかというのはなかなか難しいところがあるのかなと思いますが、12月30日はもう僕の中でゴンナパーvs.久井のタイトルマッチ決定でいいと思っています。久井くんがどう攻略するのかを見てみたいですね」と、12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるビッグマッチでの激突を決定とした。

セミファイナルのKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで、小林司(Sports 24)に久井と全く同じタイム3R2分32秒でKO勝ちした重森陽太(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)がその勝者への挑戦者となるのか、と聞かれると「今、いろいろな国に声をかけて強い選手を集めているので。62.5kgだとヨーロッパにも強い選手がいます。ライト級は層が厚いので、いろいろな組み合わせが見られて面白いのかなと思っています」と、今後の挑戦者争いは国際戦も含めて激化していくという。

第7試合のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKウェルター級3分3R延長1Rで、小川悠太(誠真会館所沢道場)に判定2-0で勝利したKNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・中島玲(KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー)に関しても、4月にノンタイトル戦で敗れたユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)と今度はタイトルを懸けての再戦を同大会で行うことを「決定」とした。

前日に開催された『SHOOT BOXING 2025 act.5』では、メインイベントで勝利した海人(TEAM F.O.D)がKNOCK OUTでのシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)戦に意欲を示しており、山口代表は「交渉はしています。やってくれればいいですね」と交渉中であるとのこと。

【写真】無期限の休養期間に入ることになった小笠原(C)ONE Championship
また、KNOCK OUT-REDフェザー級王者の小笠原瑛作(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)が、タイトルを返上して無期限の休養期間に入るとの申し出があったことも明かされた。
「このまま引退するかもしれないし、またやりたくなればやるかもしれない。休みたいということで、無期限休養という形で。防衛戦が出来ないので返上しますということでした」と山口代表。
小笠原は9月5日の『ONE Friday Fights 123』に出場し、サニット・ルークタンスァ(タイ)に2R、ヒジ打ちによるKOで敗れている。



