自分のプライドとか愛を捨てて金を取ったクズ(朝久)

前王者のヨードクンポンが、自身のSNSにてONE Championshipと契約したことを匂わせていたことについて、朝久は「自分が階級を上げてヨードクンポン選手にやろうと対戦をアピールして、自分もダニラ選手に勝ってタイトルマッチ実現が現実味を帯びてきたところで、100gオーバーで体重を落とせなくなって逃げているのかなと思っていました。その結果、SNSでONE移籍どうのが出てきて、逃げたんだなと思います。
仮にやっても自分が勝てていたので関係ないけれど、自分はK-1を捨ててONEに行ったヤツらって、K-1愛もそうだし、小さい頃から憧れていたK-1とか、格闘技界最高のK-1に世界中から敬意を持って海外の選手が来てくれるわけじゃないですか。そういったところを捨ててONEに行くのは、自分のプライドとか愛を捨てて金を取ったクズだと思っているので。
そう考えるとヨードクンポンは、お前もそういうクズな人間だったのかと思う。どの団体へ行こうと、俺が怪我さえなければ世界で一番強いと思っているので、他所へ行きたいヤツは行けばいいし、戻って来た時にぶっ飛ばしてあげるよって。そういう考え方です」と怒りをぶちまけた。

稲垣は「僕は2回負けているのでやり返したい気持ちはありますけれど、僕はK-1のベルトしか見ていないので。立ちはだかるのは朝久泰央選手。今はそこしか見ていません」と、目の前の試合に集中するだけとした。
会見中、稲垣が発言しているところを視線を離さずにずっと観察していた朝久。その目線は気にならなかったか、と聞かれた稲垣は「目線は感じていました(笑)。でも試合が決まる前は仲良くしてもいいと思いますけれど、試合が決まっても裏で仲良くする選手もいます。僕は、それは違うと思っていて、試合が決まったからには終わるまでは敵。殺さないといけないので馴れ合いはしたくないです」と、朝久を無視するという。

これに朝久は「まさか稲垣くんの口から、敵として見て殺すつもりで戦うと、自分より先に言われるとは思わなかったです。稲垣くんもかましてくれるじゃんかと思いますし、自分もそのつもりで最初からいるので。倒した後で踏みつけてやるくらいの、思い切りぶち殺すくらいの気持ちでしまやかして(※筑豊弁で終わらせるの意味)やろうと思います」と、望むところだと返答した。
現在のK-1日本人同士のトップ対決。注目度の高い試合になったが、稲垣が「年間最優秀(試合)賞を狙っていますし、アツい試合をする朝久選手と僕の試合は間違いなく盛り上がる。どちらかがリングで倒れていると思うので、目を離さないで欲しいです」と言えば、朝久は「年間最優秀(試合)賞もそうですし、最優秀選手賞、ベストKO賞、全てが朝久泰央で文句ないかなと。そういう試合を見せたい。いま言葉に出たように、どちらかが倒れるというのは、稲垣君が倒れる考えも多少は向こうにあると思う。だから自分がぶっ倒そうと思っています。自分はバンタム級のスピードで、70kgの威力を出せると思っているのでそれを出します」と言い放った。
また、朝久はその発言から「K-1風紀委員みたいなイメージ」と言われ、他団体で強さを見せる考えはあるかと問われると「須藤プロデューサーも新しい風を吹かせてくれて。自分は怪我からの復帰戦を大好きなKrushでやらせてもらって、RIZINで大晦日と東京ドームで試合を経験させてもらいました。他流試合は背負っているものがあります。
Krushで戦っているKrushファイターが、次はK-1のベルトを狙いますと言うのが情けないなと思っていて。ONEが騒がれる中で、K-1の不満をぶちまけているのは恥をさらしていると思っていますし。べつに風紀委員とかではなくて、愛がなければやっていけなくない? と思っています。他流試合をやれと言われれば全員倒すし、来ても倒すだけ。まずは稲垣くんという強い選手に全集中し、思い切りぶちのめしてやるつもりです」と答えた。




