▼第9試合 日泰国際線 58kg契約 3分5R
〇大田拓真 (新興ムエタイジム/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、30-27×2
×ルーク・ニ・ミット・シンクロンシー(シンクロンシーボクシングジム/元WMC108ポンド王者/元S-1 130ポンド王者)

大田は2023年5月にメキシコ『IRON FIST』でムエタイ世界王座を2R TKOで奪取、7月は新日本キックで王者・瀬戸口勝也を撃破。2023年最終戦(11月)ではNJKFに凱旋、タフな難敵ルークワンを迎えたがボディを効かせ、4Rにローキックで沈めた。2024年2月には笹木一磨を大差の判定に破り、NJKFフェザー級王座に就いている。2025年2月にはTAKAYUKIを4RでTKO、初防衛に成功した。

ONE FFには2023年9月に初出場。従来のイメージを一新するハードな戦いを見せ、乱打戦の末に勝利した。2024年4月の2戦目では、コプター・ソー・ソンマイをロープに詰めての右ヒジ打ちで2R KO。8月にブラジルに判定2-1で惜敗してONE初黒星を喫したが、11月にウェイ・ズーチンから勝利を収めている。2025年6月、WBCムエタイ世界フェザー級タイトルマッチで王者アントニオ・オルデンを三日月蹴りでKOし、世界王座に就いた。

WBC王者としての第一戦の相手ルークミニッツは、元S1 130&135ポンド級王者で元WMC 108ポンド級王者でもある。

1R、ジャブの突き合いから大田が右ロー、ジャブをボディへ。大田の右ミドルに右ミドルを返すルークは左インローも蹴る。大田の左ボディには右ストレートを返す。大田のミドルをしっかりとスネブロックするルーク。大田の右ストレートからの右ミドルもスネブロック。大田の右ストレートに左ハイを返すルークだが、大田は左ボディを強打。大田がワンツーを打ち込んでラウンド終了。

2R、ジャブと右ローで前へ出る大田にルークは右ミドルハイ、大田が左ミドルから連打で追っていき、左ボディからの右ボディ。大田の左ミドルに左ミドルを返すルーク、大田は右ロー。ワンツーから左ボディを打った大田は右ヒジ。ルークは首相撲に持ち込むが、倒したのは大田の方。大田が右ロー、左ミドル。

3Rも前に出るのは大田。ルークはジャブを突き、大田が入ってくるところに左ミドルハイを蹴るが、大田がワンツーから左ボディ。さらに右ボディストレート。右三日月から左右の連打をまとめ、最後は右ボディストレートを打つ大田。ボディの打ち終わりに右ストレートを放つルークだが、大田は下がらない。ルークの右ミドル2発に右ヒジを返す大田。ルークをコーナーに詰めて左右連打と左右ボディ、さらに右ミドルを蹴る大田。

判定3-0で大田が危なげなく勝利。「今日の結果は全然納得いきません。しっかり強くなって出直します」と勝利者インタビューで語った。


