▼第8試合 WBCムエタイ日本統一ライト級タイトルマッチ 3分5R
〇HIRO YAMATO (大和ジム/王者）
判定2-0 ※48-47、47-47、49-46
×勝次 (TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者/挑戦者）
※HIROが防衛に成功。
HIROは2017年8月にプロデビューし、これまでHOOST CUP日本スーパーライト級王座、NJKFライト級王座、NJKFスーパーフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座、S-1ジャパン Jr.ライト級王座、MAX MUAYTHAI Global Fight -62kg王座と数々のタイトルを手にした7冠王。戦績は19勝13敗3分。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、いずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月にはWKBA世界王座を獲得。2023年7月の『NO KICK NO LIFE』にて大月晴明に5RでKO勝ちして健在ぶりを示した。2023年12月からはRISEに参戦したが、常陸飛雄馬、岩郷泰成、ロムイーサン（※イノベーション）、SEIDOに4連敗中。今回が約1年ぶりの試合となる。戦績は47勝（20KO）23敗10分。
1R、勢いよくコーナーを飛び出したHIROだが、勝次のカウンターの右ストレートをもらっていきなりのダウン。勝次は前に出て右ロー、左右の連打。HIROが飛び込んでの左フックをヒットさせ、一瞬グラついたかに見えた勝次だが組みつく。ブレイク後、今度は左ボディから左ヒザを突き刺すHIRO。再び勝次が組み付いてブレイク。
しかし、HIROの左ヒザがもう一度入ると勝次がボディをかばう。すかさず組んでのヒザを連打するHIRO。左フック、ヒザ、前蹴りとボディを攻めていくHIROが前へ出て左フック、右ヒジも。ワンツーで前に出るHIROに勝次も左右フックで応戦。ジャブを打つ勝次。
2R、前蹴り、左右ローと蹴りを散らすHIROに勝次がコンビネーションのパンチ。HIROは前蹴りで突き放す。強い左ローを蹴ってパンチを繰り出すHIROに、勝次は右フックをヒットさせる。ジャブ、右ストレート、右ローと勝次が下がりながらも当てていく。ジャブをまともにもらうHIRO。左フックからの右ローを多用する勝次に、HIROは右ストレートから組んでのヒザに持ち込む。
3RもHIROは右ストレートから組み付いてのヒザ。勝次の右ローをキャッチしてのヒザも見舞う。勝次は右で蹴ってからの右ストレート、前に出るHIROを左フックで迎え撃つ。HIROの右ストレートにはヒジを合わせに行く勝次。ジャブを突くHIROに勝次は右クロス。HIROが前蹴りからのワンツー。勝次もワンツー・左フックで押し返した。
4R、ジャブを突いて右ローを蹴るHIROは、右ストレートで飛び込むと首相撲。勝次もワンツーで迎え撃つが、組まれてヒザをもらう。勝次の右ボディからのヒザ、HIROはすかさず組み付いてヒザへ。勝次のワンツーにのけ反るHIROは組んでの左ヒザ連打。離れると勝次は顔面への前蹴りをヒットさせる。勝次の蹴りをキャッチして崩していくHIRO。勝次はヒジを打って行く。
5R、勝次がワンツーで先制、HIROはジャブ、前蹴りから組んでのヒザ連打。勝次は右ロー、HIROが組んでくるとヒジを放つが、ヒザを連打でもらう。前へ出る勝次が右ヒジ、右ストレート。HIROも負けじと右ストレートを返してヒザに持ち込む。右ヒジを叩きつけるHIROに勝次は左目上から流血。前に出るHIROにパンチを打つ勝次だが、HIROに組まれてヒザを連打でもらう。徹底した組みヒザに勝次はパンチが出せない。
判定は2-0で1Rにダウンを喫したHIROが巻き返すことに成功した。「今日は試合に勝って勝負に負けました。勝次選手の応援団、めっちゃ愛を感じました。説教は甘んじて受け入れるのでまた使ってください」とHIROは勝利者インタビューで語った。
