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【GOAT】那須川龍心「今まで天心が作ってきたものとは違うものを作っていく」、龍聖「広げることが僕のやるべきこと」松倉信太郎「自分の生き様を見せる」

2025/09/30 23:09

松倉信太郎「最初から最後まで相手のことをぶち壊しに行く」


「今回参戦が決まって、地上波で格闘技をやること自体が凄く久しぶりなことだと思うし、僕自身小さい頃にテレビでK-1を見て格闘家を目指したっていうのがあって。やっぱり地上波の影響って凄く大きかったと思うし、時が経ってテレビがなくなっていうのもあるんですけれど、原点にそこがあって今の僕がある。

 この大会もRISEさんから龍心選手が出て、KNOCK OUTさんから龍聖が出て、それぞれ団体の若手でトップで背負っているような選手たちが、団体ではなくフェスとして、各団体の強い選手が集まるのもなかなかない機会だと思うし、簡単にできることじゃないと思うんですけれど、いろいろな人が力を合わせて今日ここまでたどり着いたと思っているので、あとは僕たちが試合でしっかり最高の状態を作って大会を盛り上げていきたいなと思っています。

 この3人の中でも一番面白い試合をするつもりですけれど、僕たち3人が新しい歴史の1ページを作りたいと思っているので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです」

――キックボクシングフェスというコンセプトがあるこのGOATに出場するのはどんな気持ちなのか

「格闘技界ってブームとか流れがあると思うんですけれど、割とちょっとやんちゃな感じとか、喧嘩したりとかが増えてきてるのかなとは思うんです。僕も今、格闘家ってことを最近意識していて。僕も33なんで、結構いい年になって家族もいて。でも僕は格闘技で飯を食ってて、いろいろな生き方があるんですけれど、みんながみんな同じように、同じところを目指したり、同じことをしたりとかではなくて、新しいことに挑戦していくことが僕は凄く好きで。

 そういう中で、今回のこのキックボクシングフェスGOATっていうのは、僕の中では一番刺さる考え方だったので、すごく嬉しいなと思います。やっぱり第1回目っていうのが一番大事だと思うので、僕たちの活躍で今後他の若い選手とか、いろいろ刺激を求めてる選手の道も変わってくると思うので、しっかり責任を持って、リングでそれを果たしたい思っています」


――対戦相手の印象は?

「相手の映像を見たら、率直な気持ちで言うと思ったよりも結構強くて、パワーも凄いある。もちろん勝ちますけれど、僕もしっかりもらうし、倒れることもあるので。2人とも軽い階級で僕だけ重い階級なので、後楽園ホールでこのパワーあるヤツと迫力ある戦い方をしたいなって思っています。team VASILEUSらしく、最初から最後まで相手のことをぶち壊しに行くので、楽しみにしてもらえたら嬉しいです」

――ISKAのベルトを獲ることについてはどんな気持ちがある?

「ISKAは本当に欲しかったベルトだし、仲間内で言ったら武尊も持っていて。フランスで獲った時の感動は僕も凄いあったので。凄く欲しいベルトなのでめちゃくちゃ嬉しいし、気合い入ってます」

――地上波のテレビを通して自分のどんなところを見て欲しいとか、どんなキックボクシングを見せたいと思ってますか?

「僕はちっちゃい頃、地上波で激しい格闘技を見て。今って競技的にレベルが上がってると思うんですけれど、昔の方がいい意味で雑さがあったかなって思っていて。相手も強いんですけれど、重量級の方が細かい動きより、結構大雑把でバンバン殴り合ってみたいな選手が多いので、そういう格闘技の本質的な、技術とか強くなることって大切だと思うんですけれど、一番大事なのは倒す気持ちとかそういうものだと思う。

 せっかく今回地上波で試合が出来るっていうことなので、細かいところを見せてもしょうがないと思っているので、しっかり重量級らしい激しい試合をたくさんの人に見せたいし、なおかつ格闘家のイメージを変えていきたいなと思っているので、最後は自分の生き様を見せるつもりでリングに上がりたいと思っています」

――このフェスからのオファーが来た時には、どんな気持ちになったか教えていただけますか?

「僕は率直に嬉しかったのが大きくて。K-1との契約を終えて、みんなONE Championshipに行ったりとか、結構決まってるわけではないですけれどそういう流れがあった中で、僕は僕自身でこういう生き方もあるんだよとか、こういう道もあるんだよというのを見せたいと思っていたので、今回のコンセプトとか大会のことを聞いた時に率直に出たいなというのがあったので、凄く嬉しかったですね」


――普段同じリングで戦っていない選手たちと同じリングで試合をすることになる。団体も比べられることにライバル意識は?

「龍心選手と龍聖選手の意見が違うのも素晴らしいことだと思うし、僕は考え的に龍聖と近いんですけれど、やっぱり人と比べられるのも大事ですけれど、やり方が違うだけでみんな向いている方向やなりたいものは一緒だと思うので。世界を目指すという中で、もちろん国内で一番というのは大事だと思うんですけれど、今回のキックボクシングフェスGOATっていうのもそうですが、僕もそういうのではなくて格闘家の祭典だと思っているので、それぞれ僕たちを見てほしいと思っているし、個人としての強さとか大切さをもっと出していきたいなと思っています」

――具体的にどういうことをこのイベントに期待したいでしょうか?

「何か新しいことをしないと波って起きないと思っていて。普通に過ごして、普通に試合をしてても、もちろん人によって人生を変えられてる選手は多いですけれど、人生変わってない選手って凄く多いと思う。どのスポーツも危険はありますけれど、格闘技って危険度の高いスポーツだと思うので、格闘技を変えるっていう意味では勝負していかないと変わらないと思うので。地上波っていうところは凄くそういう点でも大きいと思っていて、実際僕たちだってどうなるか分からないし、みんな先が見えない中、進みながら大会を作って行くところもあると思います。

 僕はK-1の旗揚げ大会に出ているんですけれど、一番大事なのはそういう上に行こうという志を持った人たちが集まるっていうことが大事だなと思っているので、今回の大会も、選手はもちろんですけれど、スタッフとか皆さん一同で、熱い気持ちを持ってやっていけば必ず歴史は動いていくと思うので僕はそういうところに期待しているし、自分自身、足を引っ張らないようにしないといけないと強く思っています」


――どうしたらキックボクシングがもう一度盛り上がると思っているか?

「競技を見てもらうことも大事だと思うんですけれど、今、時代的には個人をみんな見てって、その個人が何をしてるかっていうところを見ているのかなって個人的には思っているので。地上波でたまたまテレビをつけたりっていうのはすごく大きいと思うので。そこで選手に興味を持ってもらって、そこから広がっていくと思うので、僕はそこは凄く大事かなと思っています」

――今後はGOATをホームリングにしていく?

「いや、全然決めてはいません。最近SNSとかでも、試合が決まらなかったら逃げたって言われたりとかいろいろあると思うんですけれど、僕も仕事でやってるので仕事として最善の選択をこの先もしていきたいと思っているし、今の僕の中でGOATよりいい選択肢がないぐらいGOATは素晴らしかったので今回こうして参戦させていただいてるんですけれど、これから先も視野を広く、いろいろなところに目を向けていきたいと思っています」

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