龍聖「ガンガン倒しにいくスタイルで倒し切りたい」

「この地上波の大会を作るにあたって、関係者の皆さん、いろいろなことを尽くしてくださった皆さん、本当にありがとうございます。子供の頃からずっと僕は格闘技をテレビで見てきて、K-1MAX、魔裟斗さんに憧れて、HIROYAさんを見てずっと育ってきたので、自分がこうやって地上波の大会に出られるということが凄い嬉しいし、今キックボクシングがブームじゃないというか、少し盛り上がりに欠けている中で、僕はここでキックボクシングを地上波で多くの人に見てもらう。広げることが僕のやるべきことだと思っているし、そういった選手になりたいなと思ってます。GOATを楽しみにしていてください」
――キックボクシングフェスというコンセプトがあるこのGOATに出場するのはどんな気持ち?
「テレビでどんな人に見てほしいって特に年齢層とかのこだわりはないんですけれど、子供から大人まで多くの人に見てほしいですし、僕も24歳になってだんだん脂が乗ってきてる頃だと思いますし、何よりこのキックボクシングで、このイベントに凄く可能性を感じているし、自分に懸けたいなって気合いも入っていてアツい想いがあります。
今はK-1チャンピオン、KNOCK OUTチャンピオン、RISEチャンピオン、この3人が出て、でも日本にはまだまだシュートボクシングがあって、新日本キックがあってとか、いろいろ団体があっていい選手がいるし、そういうところの代表の選手たちがみんな出るようなイベントフェスでこれからも続いてほしいし、その中でも僕はKNOCK OUTのチャンピオンとしてGOATを引っ張る一人として、ずっとトップでこれから先続いていけたらなと僕は思っています」
――対戦相手の印象は?
「僕が人生で唯一負けてる相手に2回勝っているタイ人の選手という印象で、試合とかも堅そうだなとかそういうのはありますけれど、相性的には全然悪くないと思うので。今回、昔の自分を彷彿とさせるような、圧倒的にガンガン倒しにいくスタイルで倒し切りたいと思います」

――相手が久井大夢選手に2度勝っていることにはどういった想いが?
「間接的なリベンジっていうのもあるかもしれないですけれど、そこまで深くは自分の中では考えていなくて。自分をどれだけ出せるか。負けちゃいけないとか、勝たなきゃいけないとか考えて堅くなったり、今までの自分がノビノビ出来ていないなって感じてたので、前回負けて今回復帰戦なんですけれど、ガンガン龍聖らしく戦うことが今回やることかなと思っています」
――地上波のテレビを通して自分のどんなところを見て欲しい、どんなキックボクシングを見せたいと思っているか?
「今まで僕を知らない人とか、格闘技をそんなに知らない人も、パッと見ることがあると思うんですけれど。僕はずっと無敗で負けてなくて、自分より年下のヤツに2回も負けて、本当に今格闘技もそうだし、自分の人生の中でもいろいろ挫折している時期だと思うんですけれど、今ここにいて僕の試合で仕事している人、普通の方々はいろいろな挫折とかいろいろな苦しいことがあると思うんですけれど、僕も苦しいことと戦っているし、僕の試合を見て明日からちょっとでも頑張ろうかなとか、そう思ってもらえるような、そんなものをこのGOATで見せていきたいと思っています」
――このフェスからのオファーが来た時には、どんな気持ちになったか?
「やっと来たかじゃないけれど、僕はこの日本のキックボクシングというものにこだわりがあるし、愛があるので、可能性を感じているし、熱が入ってますね」

――普段同じリングで戦っていない選手たちと同じリングで試合をすることになる。団体も比べられることにライバル意識は?
「個人的にそういう考えは古くさいなっていうか、ナンセンスだなと思っていて。どこが一番とかっていうのはないと思うし、どこが一番でもいいし。せっかくフェスがこういう風に出来て、この3人が日本を代表するチャンピオンとして出るので、今回僕は仲間だと思いますし、もちろんライバル意識を持つのはいいかもしれないですけれど、相手も違うし、僕は特に考えていないですね。僕は松倉さんとまたこうやって試合が出来るなんて思ってもいなかったので、これは何かすごく縁があるのだと思うし、そこが一番レベルで本当に嬉しいです」
――具体的にどういうことをこのイベントに期待したい?
「昔のK-1MAXじゃないけれど、みんなが気軽に見れて、なおかつ正統派でっていうものに僕は可能性を感じていますね。あとは僕たちの頑張り次第なのかなと思います」
――どうしたらキックボクシングがもう一度盛り上がると思っているか?
「僕が活躍することだと思います」
――ホームリングはもちろんKNOCK OUT?
「(うなずく)」
――自分のところのビッグマッチと被った時は、そっちが優先されるのか、それともGOATが示してきたカードを見た上で考えるのか?
「僕含めて皆さんで話していくことだとは思うんですけれど、KNOCK OUTにも素晴らしい選手がたくさんいますし、どうしてもKNOCK OUTが僕を必要としていてっていう形だったら、KNOCK OUTでということもあると思うけれど、別に僕がいなくても大丈夫な状況だったら僕はGOATに出る部分もあるかもしれないし、どっちがどうとかって決めてはいないし、その時にやるのかなと思います」


