2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~』の前日公開計量&記者会見が、6日(土)都内にて14:00より行われた。
第9試合の「K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ」3分3R延長1Rで対戦する、王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)は54.9kg、挑戦者・池田幸司(ReBORN経堂)は54.9kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見で金子は、池田と顔を合わせた印象について「結局は、明日リングに上がってみないと分からないので、そんなに気にしていません。変わらず倒しに行こうと思います」とコメント。
対する池田は「金子選手は、いつも通りに仕上げてきたなという印象です。明日は金子チャンピオンが何度も防衛して高めた世界最強のベルトをいただきにいこうと思います。ずっと金子チャンピオンが王者のままだとK-1も変わらないし、代謝していかないので金子選手を終わらせるのは池田幸司しかいない。明日は倒して俺がチャンピオンになります」と、新時代を切り開くと宣言。
ABEMAの企画で護摩行をしたことについてどんな効果があったかと聞かれた金子は「結局、戦いは“火”だと思っています。それを自分自身に、さらに落とし込めたかなと思っています」と金子節。
記者会見を練習スケジュールの都合で欠席した際、「電気椅子」とひと言メッセージ。その意味を問われると「僕自身が、電気椅子に乗って変わるべきかなと。僕とカルロスと。電気椅子に乗って変わっていこうとの意気込みです」と金子節をさく裂させる。
相手を電気椅子に座らせるという意味ではなかったのか、と聞かれると「僕自身ですね。僕とカルロスが乗るべきだなと思いました」と、なぜか元K-1プロデューサーのカルロス菊田氏と思われる名前も出した。
再戦で何を見せたいか、との質問には「明日の戦いは僕だけの戦いではなくて、いろんな人、一緒に戦ってきたみんなの思いを乗せて戦おうと思います」と答える。そして、4度目の防衛戦を迎えるにあたってベルトへの想いを改めて聞かれると「ベルトを獲って防衛してきて。その重みですね」と答えた。
一方、池田は「前回は勝ちましたけど、それは忘れて今回のために作ってきました。今回、必ず獲りに行くつもりでやってきました」と、前回勝利した油断はないとする。
計量で見た金子の肉体について聞かれると「相変わらず仕上がっているなと思いました。肉体というよりも、金子選手のコメントを聞いて自分と向き合ってきたことが伝わるので、前回以上に強い金子で来ると思うので心してやります」と、さらに気が引き締まったという。
今回は「もちろん倒すつもりでいきますし、ダウンをとるつもりでいきますけど、100%とれるとは限らないです。それも含めて戦っていきます」とする。
事前に予告した「10個の秘策」の完成度を聞かれると「10個以上あるので。20~30個は用意してきました。20%が40個くらいです」と、さらに増えているようだ。
また、大久保琉唯からの対戦アピールについて聞かれると「あいつはお子ちゃまなんで眼中にないです。今は金子チャンピオンしか見ていないので、どうでもいい。ネットでワアワア言っておけと」と、今は金子戦に集中していると語った。