11勝中10勝がKOという雑賀がダウトベックの弟分とストライカー対決
2025年9月5日(金)13時よりRIZINが都内にて会見。11月3日『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』GLION ARENA KOBE大会の対戦カードを発表した。
RIZINライト級(71.0kg)5分3Rで、雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)とヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)が対戦する。

雑賀は2024年3月にアキラの持つパンクラスライト級王座に挑戦すると、右ハイでKOし王座を獲得。11勝中10勝がKOというストライカー。UFCとの契約で重要視されると言われるフィニッシュ率の高さを持っている。2025年5月、中国・上海で行われた『ROAD TO UFC』に出場したが、キ・ウォンビンに2RでTKO負けを喫した。
ズマガジーは同国出身カルシャガ・ダウトベックのチームメイトであり弟分で、その兄貴分同様にサウスポーから強烈な左拳を繰り出す。2023年1月『Alash Pride』でプロデビューし、5連勝を経て出場した『UAE Warriors』では一本負けを喫した。2024年12月、TKO勝利でAlash Pride FCライト級暫定世界王者を獲得。その後、2025年2月にジュラベク・テシャボエフを1R左ストレート一閃KOすると、5月にはクレベウソン・シウバに左フック、左ボディを効かせて削り、最後は強烈なパウンドでTKO勝利した。
会見ではズマガジーからの「とてもいいニュースがあります。私はRIZIN FFと契約しました。このリーグで自分の実力を披露できることは私にとって素晴らしい経験です。すでにデビュー戦へ向けて準備を始めており、ハードなトレーニングに励んでいます。いつも応援してくださってありがとうございます。本物のショーと本物の戦いをお見せします。イベントでお会いしましょう。RIZINレッツゴー!」とのメッセージが読み上げられた。

雑賀は「約3年ぶりにRIZINの舞台に戻ってきました。ベルトを獲って、しっかり実力付けて、経験積んで戻ってきました。まだRIZINの舞台で見せていない僕のKOっていうのを皆様に見せつけてやりたいと思ってます。対戦相手のムルハン選手は今、(日本の)格闘技界を苦しめている中東アジアの選手なんですけど、ここにしっかり勝って、勝つことが大事なんですけれど、自分の実力をしっかり見せて日本ライト級にヤン坊ありってところを見せつけてやりたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶。
質疑応答では、海外選手を相手に結果が出せていないことを指摘されると「それなりに経験積んできたつもりなので、その経験をどう活かして試合に組み込んで行くかってところで、しっかりKOして見せたいと思っています」と、これまでの経験を活かして今回勝ちたいとする。
ダウトベックのチームメイトで、サウスポーから繰り出す左の印象については「かったそうな拳だなーと思っています」と笑った。



