ヌンスリンのリングネームの「ヌン」は「一番」を意味する(C)ONE Championship
2025年8月29日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて開催された『ONE Friday Fights 122』(U-NEXT配信)にて、新設が予定されているONEアトム級ムエタイ王座を吉成名高(エイワスポーツジム)と争うのではないかと予想されていたソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)がONEで初黒星を喫した。

名高がリングサイドで観戦している中、9戦全勝のソンチャイノーイから左フックでダウンを奪い、判定2-0で勝利したのはヌンスリン。2023年3月からONE Friday Fightsに参戦し、6戦全勝(2KO)。30歳。ソンチャイノーイに勝利した後、ONEとの本戦契約が発表された。
今後、吉成名高の前に立ちはだかることになるのは間違いないであろうヌンスリンは9歳でムエタイを始め、14歳でバンコク・スポーツスクールのアスリート枠に編入した。国立スポーツ大学時代には、世界大学生ムエタイ選手権で金メダルを獲得している。

【写真】同大会でハマダ・アズマニに圧勝した名高は、その後に行われたヌンスリンの試合を観戦
大学卒業後はインストラクターとして国立スポーツ大学に務め、ナショナルチームを育成。同時に選手活動を続け、ONEとの契約を果たした。
ヌンスリンは「これまでのところ、うまくやっていると思うが、ONE(ビッグステージ)に進むには、対戦相手が全員強いので、スピードとパンチ力を向上させる必要がある。これまで支えてくださり、本当にありがとうございます。これからはもっと技術を磨き、タイの人々に名声を届けられるよう、精一杯頑張ります」と、契約後にコメントしている。



