▼メインイベント フライ級ムエタイ 3分3R
×パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
KO 1R 2分07秒 ※右ハイキック
〇アサドゥーラ・イマンガザリエフ(ロシア/Team Mehdi Zatout)

パンパヤックは2012年にラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座、2013年に同ライトフライ級王座を奪取して2階級制覇を達成。2014年にはルンピニースタジアム認定バンタム級王座、2015年に同フェザー級王座を奪取してこちらでも2階級制覇を達成している。2013年から2015年タイスポーツ記者協会の年間最優秀ファイター賞を3年連続受賞(史上唯一)。

2019年9月からONEに参戦し、RISEフェザー級王者(当時)工藤政英を破ると2024年12月までは4勝2敗。この2敗はいずれもスーパーレックに付けられたもので、スーパーレックとは4勝3敗1分。また、スアキムに2勝、サムエーに2勝、プラジャンチャイとは1勝1敗というトップの実力者。2024年12月にロシアのイゴール・ベクレフにKO負けしたが、2025年3月にマジッド・シダリにTKO勝ちで再起。

イマンガザリエフは180cmの長身を持つ22歳。2024年7月からONE Friday Fightsに参戦すると、5勝(4KO)と無敗の快進撃。通算戦績でも9勝無敗だ。

1R、右の蹴りを多用するイマンガザリエフ。右ロー、右ミドル、前蹴り、カカト落としと多彩な技を繰り出す。サウスポーのパンパヤックは左ミドルを蹴っていく。パンパヤックは様子見か、イマンガザリエフの蹴りを受ける。

ロープを背負ったパンパヤックに、イマンガザリエフが右ハイキック。ミドルキックかと思ったか、パンパヤックは左足を上げてブロックしようとしたがイマンガザリエフの蹴り足はその上を抜けていき、パンパヤックに直撃。パンパヤックはもんどりうってダウンし、レフェリーが即座にストップした。


「相手が左フックを出そうとしたのが見えたので右ハイキックを出そうと思いました。素晴らしいコーチに感謝です」とイマンガザリエフ。35万バーツのボーナスに続き、10万ドルの本戦契約も発表された。

ボーナスでは喜ばなかったイマンガザリエフだが、本戦契約にはセコンドと抱き合って歓喜。「ここからはビッグネームと戦いたい。イリアス・マムーディと戦いたい」と話した。



