今年成人式を迎えた風羽は様々なリングで試合経験を積んできた（C）RISE/GONG KAKUTOGI
2025年8月30日（土）東京・後楽園ホール『RISE 191』にて、「第3代RISE QUEENアトム級（-46kg）王座決定トーナメント」準決勝3分3R延長1Rで同級3位・島田知佳（team VASILEUS）と対戦する同級5位・風羽（龍生塾ファントム道場）のインタビューが主催者を通じて届いた。
シード出場となった風羽は2022年5月の『RISE』でプロデビュー。西原朱花に敗れたがその後はシュートボクシングで3連勝。『ホーストカップ』や『BOUT』、香港の『I-1』にも出場。2024年7月のRISEでは女子ホープでランカーの小林穂夏に延長戦の末勝利を収めた。11月には『ONE Friday Fights 86』に初出場。前戦は4月のSBでUver∞miyUに判定勝ち。戦績は7勝5敗。
決勝に行って平岡選手をボコボコにしたい
――今年は成人式を迎えて20歳になって生活などは変わりましたか？
「特に変わっていなくて、成人した実感は全然湧いていないです(笑)」
――ガラッと変わった事も特になくという感じですかね。
「はい。いつも通りです」
――成人してやってみた事となどはありますか？
「お母さんとかに頼まれて、コンビニなどでお酒を買ったりしました(笑)」
――堂々と止められる事もなく買う事はできましたか？
「年齢確認はされました(笑)」
――RISEの公式からインタビューを受けるのは初めてだと思うので、色々とお話を伺えたらと思うのですが、元々格闘技を始めたきっかけはなんだったのでしょうか？
「幼馴染の子がやっていて、一緒にやり出したのがきっかけです」
――最初からシュートボクシングを始めたんですか？
「最初は龍生塾の本部でやっているグローブ空手に入って、そこから練習しだして曜日とかも多くなってきて、そこでシュートボクシングのクラスに入ったのがきっかけです」
――ちょっとずつ練習を積んできて、シュートボクシングをやっていくのが楽しくなってきたというような感じなんですか？
「そうですね」
――初めて試合に出た時はどんな感じでしたか？
「習い始めて3カ月くらいで試合に出させてもらって、めっちゃボコボコにされて火が付いて練習するようになりました」
――その時に悔しいという思いが出たのは、格闘家として向いている性格だったんですね。
「そうですね(笑)」
――2022年にデビューしていますが、その時はまだ高校生ですか？
「デビューした時は高校生です」
――それこそRISEで西原選手との試合でしたが、デビュー戦が決まった時はどんな心境だったんですか？
「最初はシュートボクシングでデビューするのかなと思っていたんですけど、まさかRISEに出れるということでめちゃくちゃ嬉しかったです」
――その試合は覚えていますか？
「めっちゃ緊張し過ぎて試合内容も覚えてないくらいガチガチでした」
――そこから12戦試合を経験して去年はONEにも出場していますが、格闘技を始めた時から今のプロで活躍するご自分の姿というのは想像できていましたか？
「ONEに出てオープンフィンガーで試合をしているなんて1個も想像していなかったです」
――RISEでもランキングに入っていて、今回のトーナメントに出場する事になりましたが、このオファーが来た時はどんな心境でしたか？
「出れると思っていなかったのですごく嬉しかったです。決まったからにはベルトも獲りたいし頑張りたいなって思いました」
――このトーナメント自体の他の試合は見ていましたか？
「ずっと見ていました」
――まさかそこに自分の声が掛るとは思っていない状況でしたか？
「自分でも誰が勝つのかなっていう予想もしていたので、『まさか』って思いました」
――オファーが来た時に迷いはなかったですか？
「特になかったです。やってやるぞっていう気持ちでした」
――今回は島田選手との試合になりますが、島田選手の試合はご覧になられていますか？
「島田選手のデビュー戦の時に一緒の大会に出させてもらているので、すごい強い人が出てきたなと思っていました」
――島田選手のファイターとしての印象は何かありますか？
「ステップがすごく速くて、蹴りとパンチも強いなと思いました」
――伝統派空手をバックボーンに持っている事もあって、独特なステップと間合いで入ってくる選手ですけど、そこに対しての対策などは考えていますか？
「サウスポーの対策もしているんですけど、入って来られないようにしたりとか、自分が足を使って動いたりする対策をしています」
――普段シュートボクシングでの試合だと44kgなどで試合をされていて、RISEだと46kgになりますが、その辺りの体重のアドバンテージや体重差を感じる部分はありますか？
「46kgの時はあまり感じないですね」
――もう少し上の階級だと流石に体重差を感じる事もありますか？
「そうですね」
――今回の島田選手に勝つと、次は決勝で平岡選手との対戦という事になりますが、この間の平岡選手の試合はご覧になられましたか？
「平岡選手の試合が終わった後のマイクで、自分が眼中にないって感じで言われていたので、決勝にいってボコボコにしたいなって思いました」
――その辺りはコメントも相まって燃えていますね。
「はい」
――島田選手に勝って決勝に勝ち進んでベルトを獲りたいという思いは強いですか？
「はい」
――今回のRISEでの出場にあたって、新たに取り組んでいる事や強化している事はありますか？
「フィジカルの面で違うジムに通って、体の使い方を教えてもらっています」
――いつぐらいから通っているんですか？
「最近始めたばかりで、8月に入ってから通うようになりました」
――これからその効果が出てくるのが楽しみですね。
「はい」
――今後の格闘家としての目標はありますか？
「もちろんRISEのベルトも獲りたいですし、シュートボクシングのベルトも獲りたいですし、将来は海外の選手にも勝っていけるような選手になりたいです」
――最後にいつも応援してくれているファンの方に向けてメッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。RISEのベルトを獲って、少しでも恩返しができるように今回の試合に勝って決勝にいくので、沢山の応援をよろしくお願いします」
