2025年8月29日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~』(U-NEXT配信)の前日公開計量と記者会見が、28日(木)都内にて13:30より行われた。
第7試合のKNOCK OUT-BLACK女子ライトフライ級3分3R延長1Rで対戦する、ぱんちゃん璃奈(フリー)は49.0kg、アム・ザ・ロケット(タイ)は48.85kgでそれぞれ計量をパス。
会見で初参戦のアムは「とても緊張しています。早く明日になって欲しいです」と笑顔で挨拶。迎え撃つぱんちゃんは「めちゃ楽しみです。リングも8角形は初めてなんですけれど、やってみないと分からないけれど。今MMAでやっているアム選手がなぜ私のキックルールを受けたのか分からないんですけれど、勝てると思って受けてると思うので、それは絶対にないので明日はボコします」と宣言。
なぜ現在はMMAで活躍しているのに今回キックボクシングルールを受けたのか(※アムは元々ムエタイファイター)との問いに、アムは「今回キックボクシングの試合を受けたのは新たな挑戦をしてみたいから。一緒に来たチームのみんなと全力でチャレンジしたいと思います」と、挑戦だとした。
どういう勝ち方をしたいか、との質問にアムは「明日はもちろんKOで勝ちたいと思います。明日、ぱんちゃんが一生思い出に残るパンチを頑張って打ってみせたいと思います」と言い放つ。
ぱんちゃんも「最近いい試合が出来てないんですけれど、私ももちろんKOはしたいです。でも狙いすぎず、当たれば倒せると思っているのであまりKOを意識せずに圧倒してボコすってイメージで行こうと思います」と、圧倒してボコボコにすると返答。
あと1年で引退すると宣言し、その理由のひとつである体調不良については「(引退まで)あと1年なので、やると決めたのでそれは言い訳に出来ないので何も考えないようにして。今日は本当に調子がいいので、明日そのままリングに上がっていいパフォーマンスを見せられるんじゃないかと思っています」とぱんちゃん。
計量時に背中を向け、羽のイラストをアピールした新コスチュームのことを聞かれると「前に蜂もやったので、本当は今回熊で行こうとしたんですけれど、周りに『お前、絶対に炎上するから今はやめろ』と言われて熊のアイデアを取り消された感じで。今の時代、熊がダメなのかなと思って。私はよく分からないんですけれど、周りの言うことを聞いて夏の終わりということで蝉かなということで、トレーナーが勝手に蝉を書いたのでそれになりました。今は凄い気に入ってます。ただ、蝉は嫌いです」と説明した。
アムと対面した印象は「良い点はいい目をしていると思いました。悪い点は、私の忠告を聞かなかったなと。そういうことです」と、SNSで炎上した発言のことに触れた。
フェイスオフでぱんちゃんに睨みつけられた時の心境を聞かれると、アムは「今回ぱんちゃんにお会い出来てとても嬉しかったです」と友好的だったが、「思ったよりはそんなに怖くなくて、明日もそんなに難しいゲームではないのかなと思っています。明日とても楽しみにしています」と、難しい試合にはならなさそうだと話した。
最後に、SNSでの発言に「界隈がざわついている」ことを聞かれたぱんちゃんは「多少じゃなくて大炎上だと思います。(アムが)こういう感じでこられると困るんですけれど。もうちょっと煽って欲しいなと思ったんですけれど、煽らない感じですか? なるほど(苦笑)」と戸惑いながら、「4試合連続で大炎上しているんですけれど、今回もしっかり燃えているのでそれを試合につなげないといけないと思いますね。いつも試合前だけ燃えて、試合でしょうもない塩試合をしてしまっているので、つながっていないんですよ。ここでいい試合をして、KOするのを見せて証明できると思うので、今ではただの口エンペラーになってしまうかなと思うので、明日は頑張ります」と、炎上して注目を集めたところで次はいい試合をして、試合内容が話題になるようにしなければならないと語った。