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【ONE】デニス・ザンボアンガが「メディカル上の理由」により三浦彩佳とのアトム級MMA世界タイトルマッチを出場辞退。三浦は「暫定王座戦を」希望。澤田千優が「ぜひ三浦選手とやらせてください」

2025/08/28 21:08
【ONE】デニス・ザンボアンガが「メディカル上の理由」により三浦彩佳とのアトム級MMA世界タイトルマッチを出場辞退。三浦は「暫定王座戦を」希望。澤田千優が「ぜひ三浦選手とやらせてください」

(C)ONE Championship

 2025年11月16日(日)東京・有明アリーナで開催の『ONE 173: Superbon vs. Noiri』で予定されていた「ONEアトム級女子MMA世界タイトルマッチ」デニス・ザンボアンガ(フィリピン)vs.三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA)が、現王者のザンボアンガが「メディカル上の理由」により出場を辞退することがONEから28日、発表された。

 ザンボアンガは、自身のSNSを通じて「メディカル上の理由により、今回はサークル(ケージ)に上がることができなくなってしまいました。この試合をとても楽しみにしていただけに、出場辞退という形になってしまったことが本当に悔しいです。(三浦)アヤカ選手、ONE、そしてファンの皆さんに心よりお詫び申し上げます」と投稿。

 フィリピン出身のザンボアンガは、2024年1月の『ONE Fight Night 27』でアリヨナ・ラソヒナにTKO勝ちし、暫定王座を獲得。その後、スタンプ・フェアテックスの王座返上により、正式なアトム級女子MMA世界チャンピオンに認定されていた。

 一方の三浦彩佳は、アトム級に転向後、白星を重ねて挑戦者としての地位を確立。7月『ONE Friday Fights 116』では、ジュリアナ・オタロアを1R あやかロックで極めて一本勝ち、5連勝をマークした。日本開催の今大会で、初のONE世界王座獲得に挑む予定だった。

 ザンボアンガからは、三浦に向けた個別の謝罪メッセージも届いている。

「『ONE 173』であなたとベルトを懸けて戦えることを本当に楽しみにしていました。あなたが非常に強くて才能のある選手であることはよく知っているので、今回このような形になってしまったことは本当に心が痛みます。メディカルの理由により今回は出場できず、心からお詫び申し上げます。いつか必ず、あなたと同じサークルに立てることを願っています」

 発表を受けて三浦はSNSに「今回試合キャンセルの詳細は分からないです。ただ私はやれることをやっていきます」「相手ありきの格闘技であることを改めて痛感しています。試合がキャンセルになるのも何度もあります。ザンボアンガ選手、お大事になさってください。私はこの日のために日々取り組んでいます。死ぬ気で、ただこの日のベルトを獲るために集中しています。ベルトを獲ることを決めて何度も何度も立ち上がってきた。怪我をしている時も、苦しい時も、試合がない時も、ただベルトを獲ることを考えていました。ストロー級でもアトム級でもいつでも闘える準備ができています」と投稿。その後、「暫定王座戦を」とザンボアンガ欠場の間に、暫定王座戦の制定をアピールしている。

 ザンボアンガの復帰時期については現時点で未定ながら、本人は回復次第、再びサークルケージに戻る意向を示しているという。なお、ONEは「三浦の今後の出場予定については、決定次第発表される」としている。

 なお、この発表後、澤田千優(TEAM AKATSUKI)が「日本大会!! ぜひ三浦選手とやらせてください!!!!」と対戦をアピール。レスリングベースの澤田は、MMA9勝1敗1分。2024年3月のONEでジヒン・ラズワンに120ポンド キャッチウェイトで判定勝ちすると、5月には柔道ベースのノエル・グランジャンにも判定勝ちでONE3連勝をマーク。女子アトム級MMA3位にまで駆け上がったが、2025年1月の前戦で中国のメン・ボーに判定負け。初黒星を喫した。25年7月の前戦でマカレナ・アラゴンを相手に1R 腕十字で一本勝ち、再起を遂げている。日本大会で日本人対決はあるか。

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