空気を切り裂くような鋭いヒジ打ちを何度も見せたゲーオガンワーン
2025年8月29日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~』(U-NEXT配信)のメインイベントにて、KNOCK OUT-RED -59.0kg契約3分3R延長1Rで軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する、ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)が27日(水)都内にて公開練習を行った。

ゲーオガンワーンは元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者(2015年)、元タイ国プロムエタイ協会同級王者(2015年)、True-4U同級王者(2016年)、CP Fresh Martチャンピオントーナメント優勝(2013年)などの実績を持ち、戦績は78勝30敗2分。スーパーレックとは2015年・2016年に3度対戦し、2勝1敗と勝ち越している。2024年6月の『MuayThai Super Fight』に初来日、大和哲也に判定勝ちしたサウスポーのフィームー(テクニシャン)。

公開練習ではシャドーからのミット打ちで、鋭いヒジ打ち&ヒザ蹴りと重い左ミドルキックを披露した。

「試合に向けて準備は万端。日本で試合が出来ることをとても嬉しく思っているよ。減量も順調で今日と明日の朝で調整する」とゲーオガンワーン。

改めて軍司の印象を聞かれると「日本人の選手とタイ人選手の違いは感じる。ファイトスタイルが全然違うと思う。自分の相手はとても強い選手という印象。特にパンチが速くて重いと感じている。しかし、それに対抗できる準備は整っている」と言い、軍司の左ボディブローに対しては「もちろん警戒しないといけないが、問題なく戦える」と自信満々。

「自分が持っている全ての技を見せたいと思っている。日本の選手には劣らないムエタイの技を見せられる自信があるよ」と言い、「タイミング次第だがハイキックを狙っていきたい」とハイキックでのKOを予告する。

今回、後楽園ホールで初使用される8角形リングについては「自分にとって新しい経験になるが、どんな形でも対応できると思う」と、ベテランならではの自信も。

同席したプンルアン・バーンランバー(タイ)と共に、とてもリラックスした雰囲気だったのは「全く緊張はしていない。日本で戦ったことがあるからね」との順応力。

オープンフィンガーグローブでの試合は初めてとなるが「練習の中で使用してきたので、全く問題なく対応できると思う」とした。

前回、軍司と対戦してKO負けしたペットルンルアンとは5回戦い、3勝1敗1分。最後の試合ではKO勝ちしている。「彼のリベンジの意味も含めて勝ちたい。経験があるので、ムエタイルールでは自分の方が器用に戦えると思う」と、ペットルンルアンの敵討ちも含んでいるとした。

リングネームのゲーオガンワーンは「ゲーオ」が光る、「ガンワーン」は注目される、有名になるというような意味で、スーパースターになれとの願いが込められて付けられたものだという。

今回の試合にはKOボーナス50万円が懸かっており、「2人目の子供が8月6日に生まれたばかりなんだ。子供のためにボーナスをタイへ持って帰るよ」と、2人の子供のためにもKOすると語った。



