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レポート

【DEEP JEWELS】前澤智が初防衛に成功。緊急出場中井りんが一本勝ち、渡辺華奈、奈部ゆかりが国際戦勝利、古瀬美月がKAIに競り勝ち、川村虹花が判定負け

2019/10/22 11:10

▼第2試合 DEEP JEWELS 49kg 5分2R
×川村虹花(仮面女子)48.9kg
[判定0-3]※19-19×3 マスト判定永尾3者

○永尾音波(AACC)48.9kg

仮面女子の川村は総合格闘技の試合を見たことをきっかけに興味を持って自身も習い始め、2017年12月に試合初出場。勝利を収めると2018年3月にプロデビューを果たし、現在2勝4敗。2018年大晦日と2019年6月に連敗を喫し、7月中旬には練習中に首を傷めて9月大会は欠場となり、今回の試合に再起を懸ける。また、今回が初のケージでの戦いに。

対する永尾は16歳の現役女子高生。アマチュアキックボクシングでの試合を経て、3月のDEEP東京大会では同世代の吉川桃加を相手に打撃で上回り判定勝利、プロデビュー戦となった6月のDEEP JEWELSでは 組み技を得意とする國保小枝の組みを断ち切り判定勝利、続く9月大会では同世代のリオンと対戦し、19-19×3の同点ながら、マスト判定によりリオンに惜敗している。

1R、ともにオーソドックス構え。いきなり跳び蹴りで前に出た永尾に川村は右で差し返して金網に押し込むと左右のワンツー! さらに左で差して金網に押し込むがブレーク。川村の左をかいくぐり組み付く永尾。しかし差し返した川村は左で差して押し込みも再度ブレーク。右で前に出る川村。下がる永尾は金網背に。

右を差し返した永尾はスペースを作り右ヒザ。ブレーク。スタンドで永尾は左ハイ! ダウンしヒザを着いた川村に永尾はラッシュも川村は組み付いで凌ぐと金網に押し込む。ブレークから左フック狙う永尾。

2R、左フックから飛び込む永尾。互いに見合いから組み付く川村はそのまま金網まで押し込み右で差すが右ヒザを突く永尾。ブレーク。川村の組み付きをいなす永尾。しかし川村も右ストレートをヒット! さらに右! ダブルレッグは川村も差し上げる永尾。川村はクラッチし、ヒザを突く。それがローブローとなり、2R1分で中断。再開。最初の左の蹴りをつかんだ川村がダブルレッグテイクダウン、ついに背中つかせた川村はパウンド連打! 永尾は右で差して立ち上がったところでゴング。

左ハイでニアダウンを奪った永尾に、終盤でパウンドをまとめた川村。判定はマスト判定で永尾が3-0で勝利した。

川村虹花
「前回の試合で首の怪我で欠場となってしまったんですが、またマッチメイクしていただいてありがとうございます。9月に出しきれなかった分、今回は全力で倒しに行きます」

永尾音波
「9月1日、MMA初敗戦から1カ月半、強さを求めてしっかり毎日練習漬けの充実した日々を過ごしてきました。応援してくれる方々やAACCの先輩たちの顔を思い浮かべると絶対に負けられないので、しっかりぶっ倒します」


▼第1試合 DEEP JEWELSミクロ級 5分2R  
○玉田育子(AACC)43.95kg
[判定3-0]※20-17,20-18×2

×KOTORI(格闘空手勇拳会)42.05kg

玉田はグラップリングからスタートし、2005年7月に修斗でプロデビュー。デビュー戦以降は4敗2分と勝ち星に恵まれなかったが、8戦目から突如覚醒。連勝を重ねて当時のトップ選手たちを破り、2010年6月にトーナメントを制してVALKYRIE女子フライ級王座に就いた。

2015年9月の『VTJ』での浅倉カンナ戦以来、試合から遠ざかっていたが今年3月のDEEP JEWELS後楽園ホール大会で3年半振りに復帰。まど花から改名したマドレーヌに判定勝ちを収めている。MMA戦績は16勝10敗3分。

対するKOTORIは北海道札幌市在住の19歳で、今年3月にDEEP JEWELSでプロデビューしたばかりのKOTORI。空手出身で蹴り技を得意とするが、寝技も下からの仕掛けが上手く、佐伯繁DEEP代表もその将来性に太鼓判を押しているホープだ。デビュー戦ではアマチュア時代に引き分けているにっせーから勝利している。今回が2戦目。

1R、開始早々にダブルレッグテイクダウンは玉田。クローズドガードのKOTORIにインサイドからパウンド。オープンガードになったKOTORIに右で脇差しパスガード、ヒザ突きマウント、バックに回り、背後から鉄槌しゴング。

2R、首投げのKOTORIだが、その回転のままリバーサルする玉田がサイドとなりパウンド。ストレートアームバーを狙う。しかし腰切るKOTORIはフルガードに戻す。玉田はインサイドからパウンドでゴング。

判定はグラウンドで圧倒した玉田が3-0勝利。

(試合前コメント)

KOTORI
「玉田選手、試合受けてくださりありがとうございます。でもアム選手のことを凄く強くて尊敬しているので、アム選手と試合ができるように頑張ります」

玉田育子
「明日の試合、プロ2戦目の子に負けるわけにはいきません。しっかりと勝って第1試合から盛り上げていきたいと思います」

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