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【KNOCK OUT】下地奏人が今回も番狂わせ宣言「ジャイアントキリングを見せます。フックで逆に倒せたら」年末のハイキックKO再現も狙う

2025/08/15 16:08
【KNOCK OUT】下地奏人が今回も番狂わせ宣言「ジャイアントキリングを見せます。フックで逆に倒せたら」年末のハイキックKO再現も狙う

K-1とKNOCK OUTのタイトルを制したゴンナパーに挑む下地

 2025年8月29日(金)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.56 New beginning』(U-NEXT配信)にて、スーパーファイトのKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rでゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦する下地奏人(フリー)が、15日(金)都内にて公開練習を行った。


 ミット打ちでパンチ、蹴りともに快音を響かせた下地は「日が経つにつれて実感が沸いてきて、いつも以上に怖いのはあるけれどワクワクしています」と、KNOCK OUT-REDライト級王座に君臨するゴンナパーとの対決へ向けてワクワクするとした。

 ゴンナパーについては「フィジカルが強い感じで、そこが勝負の分かれ目だと思っています。そこを上手く戦って最後は倒しに行きたい」とし、「様子を見ながらですけれど1R目から倒せるところがあれば倒しに行く。パンチでフィニッシュしようと思うので打ち合いか、一瞬で倒すかと思います」と、今回はパンチで倒したいとする。


 対策のうえで参考になった試合は何かと聞くと、2024年7月のK-1での与座優貴戦をあげ、「与座選手との試合はフィジカルが拮抗した場合、お互いフィジカルで押されなくなった場合の動きが参考になりました」という。

 ということはゴンナパーにフィジカルでも対抗できると思っているということか、と問われると「思ってないです(笑)」と言い、「でもいろいろなパターンを想定するうえでの動きというのは、ゴンナパー選手とやる日本人の動きの中でも珍しい方なので、様々なバリエーションを考えるうえで参考になりました。他の日本人とは違う戦い方をしたので」と、別のパターンが見られたことが参考になったと説明。


 ゴンナパーのKOパンチである右フックに関しては「対応できると思います。やってみないと分からないけれど。イメージしていることと実際は違うので。そこをアジャストすれば対応できると思うし、向こうは右フックですけれど僕も左フックが得意なので、逆に倒せたら気持ちいいなと思います」と、右フックvs.左フックの戦いになるかもしれないと示唆。

 REDルールは今回が2度目となるゴンナパーについては「まだ上があるだろうと思います。どっちかと言えばムエタイになってきていると思うんですが、今回はオープンフィンガーグローブのヒジありルールによりアジャストしてくるだろうなと。一段階違う動きをしてくると思っています。前回よりも上がって来ると思うし、よりフィットした戦い方をしてくるだろうなと想定しています。ムエタイではなくREDにアジャストして来ると思うので。今まで見たことがないゴンナパー選手が上がって来るのかなと思っています」と、よりREDルールに適応してくるだろうと予想。


 しかし、「技術的な部分で付け入る隙は無いのかなと思っていて。K-1の時はムエタイの蹴りは合ってなかった思うんですが、REDではムエタイの蹴りが有効になって来るので、そこは勝負できる、付け入る隙があるのかも。蹴り合いでも大丈夫だと思います」と、K-1ルールで戦っていた時よりもムエタイ寄りの戦い方をするため、そこに付け入る隙があるのではないかとした。

 ゴンナパーが下地を甘く見ているところはあるのでは、との質問には「そうなれば、ありがたく付け入れさせてもらいます(笑)。意識的な甘さがゴンナパー選手に出てくれば、そこに付け入れられればと思います」と、むしろ甘く見て来てほしいと笑う。


「もちろん、たかが15戦ですが過去最大の相手です」とは言うが、「一人の格闘家なのでそこまでは意識してないです。自分のしたいようにするだけなので、周りと比較されるのは関係ない」と、相手を大きく見ることはなく、過去の戦績も関係ないとする。

 昨年12月の試合では見事なハイキックでのKO勝ちを飾っており、今回も狙うのかと問われると「1Rは入らないかもしれないですけれど、狙えるなら狙っていきたい。年末が気持ち良かったので、また味わうためにハイキック入れたいですね」と、ハイキックでも倒したいとした。


 この試合で勝てばタイトルマッチでの再戦もあり得る。そのことについては下地は「今は目先のことに集中するしかない。そこは勝ったら意識しないといけないのかなと。ここで勝ってダイレクトリマッチがもしあるのであれば、より自分が強いのを見せられるような試合をしないといけないと思います」と、今回強さを見せることが大事だと話した。

 そして最後には「キャリア最大の相手ですが、いつも通りの自分で、ちょっと成長した下地奏人を見せて、KOで倒してジャイアントキリングを見せます」と、今回も大番狂わせを起こすと宣言した。

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