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レポート

【戦場】AYUMIがヒジ&蹴りでリベンジを果たして王座奪取、次は10月ルンピニースタジアムへ出陣

2025/08/06 14:08
【戦場】AYUMIがヒジ&蹴りでリベンジを果たして王座奪取、次は10月ルンピニースタジアムへ出陣

左ミドル&ハイを駆使して彩菜のパンチを防いだAYUMI(C)戦場

PINK DRAGON「戦場 25」
2025年8月3日(日)宮城・ドラゴンボクシングスタジアム(DBS)

▼メインイベント(第11試合)DBSピン級タイトルマッチ 2分5R ※ヒジあり
×ベアナックル彩菜(契明ジム/王者)
判定0-3 ※47-49、48-49×2
〇AYUMI(DRAGON/挑戦者)
※AYUMIが第3代王者に、彩菜は初防衛に失敗。


 AYUMIは強打を武器に22年9月、鹿児島で開催された『LEGION☆JAPAN』でプロデビューし、2戦目でタイ・プーケットで女子ムエタイ99P(45.0kg契約)タイトルに挑戦し惜しくも判定負け。その後、フェフ姉さんとの激闘で勝利し全国的に名を広めた。

 24年2月にはタイ・プーケットに再び乗り込み、パトンスタジアムでタイトルマッチで勝利しピン級王者に。10月にパンガーのカオラックスタジアム、3月にはクラビーのアオナンスタジアムでそれぞれタイトルを獲得し、タイ南部でタイトルを統一したことで、前戦となった今年6月にはラジャダムナンスタジアムで開催された『RAJADAMNERN KNOCK OUT』ではタイのシーミーランに判定勝利を収めた。


 対する彩菜は空手仕込みの突き蹴りでアマチュア全勝。プロデビュー戦となった昨年8月の『戦場 24』では、KARENが返上したDBSピン級タイトルマッチでAYUMIと対戦し、僅差の判定で勝利しベルトを獲得。あれから1年、再びベルトを懸けて両者が激突した。


 1R、左右のミドルでプレスをかけるAYUMIに、彩菜は下がりながらローを返す展開。2R、左右ミドルのAYUMIは組んでのヒザも当て、彩菜はなかなか手が出ない。3R、徐々にペースを上げる彩菜が、AYUMIの蹴り終わりを狙ってパンチ。AYUMIは打ち合わずに左ミドルで距離を取り、左ハイもヒット。

 4R、右ロー、左ハイのAYUMIに対し、前に出る彩菜が圧力を強めてボディブロー狙い。これで失速気味となるAYUMIは、5Rにも彩菜の蹴りがボディに刺さり追い込まれるも、耐える。彩菜をコーナーに追い込むとAYUMIはヒジ連打で追い込む。


 判定3-0で勝利しリベンジ&ベルト戴冠を果たしたAYUMIは「倒し切るつもりでしたが判定で申し訳ないです。途中、ボディへの攻撃が効きました(苦笑)。次は10月に大きなスタジアムでの試合の話があるので頑張ります」と10月末に決定しているルンピニースタジアム出陣をアピールした。

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