打つ・投げる・極めるの三拍子が揃った試合をする風間
2025年8月9日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.4』(U-NEXT配信)にて、SBスーパーウェルター級(-70.0kg)オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール3分3R延長無制限Rで、高橋幸光(飯伏プロレス研究所)と対戦するSB日本スーパーウェルター級2位・風間大輝(橋本道場)のインタビューが主催者を通じて届いた。
風間は昨年2月のSB初参戦以降、激闘の連続で4月の前戦では竜也を相手に、SBの理念である「打つ」「投げる」「極める」の攻防を見せて勝利しただけでなく、第1回ベストアート賞に選出されて賞金100万円をゲットした。
ベルトへの欲が最近芽生えました

――前回4月の竜也戦は倒し倒されの激闘でベストアート賞に選出されましたね。
「興行的には内容が良かったと思うので、自分でも試合が終わった瞬間にベストアート賞に選ばれるだろうなとは思いました」
――試合内容としてはイメージ通りの展開でした?
「イメージ通りの部分もあれば、予想外のこともあったりしたんですけど、そういう中でも自分の戦いを貫き通せたところは良かったのかなと」
――竜也選手は一発があるだけにダウンを奪い合う展開も予想通り?
「試合を見返してもらえれば分かりますが、ダメージを負うようなダウンではなく、押されるような形で膝を付いたことでレフェリーからダウンを宣告されたんです。結果的にダウンの応酬という試合展開になり、盛り上がったのである意味、良かったんじゃないかなとは思います」
――3Rに竜也選手のフロントチョックを極められてキャッチポイントを取られましたが、極まり具合は?
「危ない場面ではありました。竜也選手は結構、体が強く、絞める力もあったんで、普通に苦しかったです」
――ベストアート賞で獲得した100万円は何に使ったんですか?
「結構遊びに使いました(笑)」
――6月大会では、同じ階級で高橋幸光選手がRYOTARO選手をKOし一気にスーパーウェルター級1位にランキング入りしましたが、どう見てました?
「RYOTAROに勝った時点で、僕とやって勝った方が都木選手とのタイトルマッチに進むんじゃないかなと。一気に僕よりもランキングは上に食い込んできましたが、特に焦りはなかったです」
――高橋選手にはどういう印象がありますか。
「巧くて、パンチもキックもできるなと。運動神経、センスもよく、天才型で何でもできる印象があります。RYOTARO戦を見た感じ、70戦のキャリアがあるだけに攻められても結構落ち着いてますし、RYOTAROを倒したハイキックやパンチの出すタイミングは良かったので、もらっちゃいけないタイミングで自分も被弾しないようにしないといけないなと感じました」
――あのハイキックは高橋選手がテコンドー時代から得意としている技のようです。
「あれを見たとて、あんまり自分がハイキックをもらうイメージがどうしても湧かないんですね」

――高橋選手は大会当日の昼にはプロレスの試合が入っているようですが、どう思いますか?
「高橋選手が勝てれば誰も文句言わないと思いますし、自分のやりたいことと、周りが求めていることが違うタイプの人だと思うんですけど、個人的には僕のことをナメていると思うので殺してやるよって思いますね。本人はリスクがある上でプロレスをやってSBのリングに上がってくると思いますが、負けた時の言い訳にはしないでもらいたいですね」
――ここで勝って、都木選手が持っているタイトルへの挑戦もアピールしますか?
「タイトルに興味ないといったら、ちょっと語弊があるんですけど、ベルトを持っていないとやりたいことができないと思うので、やりたいことをやるために取らなきゃいけないと思ったので、ベルトへの欲が最近芽生えましたね」
――都木選手とは昨年10月に対戦して2RTKO負けでしたが、前回のような結果にならない自信も?
「全然違う結果になると思います。あの試合の前は色々とゴタゴタしていて試合に向けて集中できなかったので、僕がしっかり練習すれば、全く問題ない相手だと思います」
――今回もベストアート賞も狙いますか?
「もちろん狙ってます。ベストアート賞を獲得するには対戦相手ありきで、一方的に倒しても選ばれづらく、そういった点ではかなり良い相手です。僕ももちろんリスクがあるんですけど、そういう中でも勝った方がベストアート賞に選ばれやすいのかなと。自分はスカ勝ちするタイプではなく、自分の戦い方や試合展開的にも評価されやすいタイプなのかなと思いますね」
――SB初参戦の時から投げ技や絞め技を駆使した戦い方でSBを体現する男として話題になってましたよね。
「自分はSBを体現しようとか、そういうつもりはなかったのですが、結果的にそうなった感じですね。初参戦の時も結構、体調面でだいぶひどい状態で臨んで勝って乗り越えてきた試合でもありました。僕はまだ15戦とキャリアは短く、波が激しい選手なんですが、最近になってようやく、今までに色々とやってきたことが試合経験と合致して、自分らしさ、自分の強いところを出せるようになってきたのを感じています」
――最後に応援してくれているファンにメッセージをお願いします。
「最近は会場とかでも声を掛けられることが多く、すごく力になっています。応援してくれる人がいる限り、勝つ姿を届けたいと思います」



