表情に悔しさをにじませていた玖村 撮影/安村発
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館にて『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』が開催された。
メインイベント（第12試合）ではRISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで、王者・志朗（BeWELLキックボクシングジム）が挑戦者・玖村将史（999）から合計3度のダウンを奪っての大差判定勝ち。2022年6月に行われた『THE MATCH 2022』で敗れたリベンジを達成した。
敗れた玖村は何を想うのか。戦って感じた志朗の強さとは？
1度目のダウンはめちゃくちゃ効いた
――試合の感想は？
「志朗選手が上手くて強かったですね。シンプルに負けたなって感じです」
――以前戦った時と比べて志朗選手が変わっていたところは？
「一発を当てる一瞬の隙を突くのが上手かったなって感じましたね」
――1度目のダウンはかなりダメージがあったように見えたが？
「めちゃくちゃ効きましたね」
――それでも立ってきた。自分ではまだ大丈夫という感覚だった？
「気持ちだけで立ちましたね」
――2度目と3度目のダウンは覚えている？
「ダウンしたのは覚えてますけれど、流れはあまり覚えてないというか」
――ここを狙われてると気づいたことはあった？
「一瞬の隙を突くのが上手かった印象です」
――カーフキックを効かせていたと思うが、感触はあった？
「効かせて流れはいい流れが出来ていたかなと思ったんですけれど、その中の一瞬の隙を突くのが上手かったと思いました」
――RISEのリングに上がった感想は？
「リングはめっちゃ戦いやすい、素晴らしいリングでしたね」
――RISEルールはどうだった？
「志朗選手がリベンジしたい思いで、RISEルールというよりも普通に戦ってきたと思うから、ルールのやりづらさは特に感じることはなかったですね」
――ルール的には今後やっても問題なさそう？
「大丈夫かなという印象です」
――今後RISEのリングでどう巻き返していきたい？
「ここから巻き返していくのがベストだと思いますけれど、今後のことは今はちょっと考えないかな。というか、とりあえず1回落ちこもうかなって感じですね(笑)」
――志朗選手とはこれで1勝1敗。機会があれば3度目を考える？
「今は何も考えてないですね。3度目やることがあればいいのかなっていうか、その時の流れですかね。今は何も考えてないです」
――試合の間隔がほぼ1年空いた。そのブランクの影響はなかったか？
「ブランクの影響は特に。そこの問題ではないのかなって感じです」
――自分の中で、今日なぜ負けたかという理由はつかめている？
「あんな負け方したら、なぜ負けたのか分からないみたいなのはヤバいと思うので。しっかり負けは受け入れています」
――前回から志朗選手が今日まで努力してきたものは、試合をして感じたか？
「感じましたね、しっかり。リベンジするって恨みをしっかりぶつけてきたなっていう。さすがRISEの王者でしたね」
――玖村選手も努力してきたと思う。自分の努力に関してはどう思う？
「やってきたことは間違いないと思っていますし、努力するのはみんな当たり前だと思うので。僕も誰よりもしてきた自信があります。でも、それが直接結果につながらないのが人生。みんなそうじゃないですか。どの仕事をしていても頑張っているからって結果が出るわけではないと思うので。今日は志朗選手が勝つために過ごしてきたのが、この3年間は志朗選手の方が上だったのかなと思います」
――最後にファンへメッセージを。
「今日は応援してくれてありがとうございました。勝った姿を見せられなくて申し訳ないですし、RISEファンの皆さんにはメインとして面白い試合だったと思われたら嬉しいかなと思います。またRISEで試合することがあれば、ぜひ楽しみにしてもらえれば、応援してもらえればと思います」
