ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館
▼メインイベント(第12試合)RISE世界バンタム級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者)判定3-0 ※49-44、50-44×2×玖村将史(999/挑戦者)※志朗が2度目の防衛に成功。 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からはRISEに参戦し、那須川天心とは2度対戦。2023年3月にディーゼルレックをハイキックでKOし、RISE世界バンタム級王座に就いた。
「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」ではクマンドーイに敗れ準優勝。2024年3月は田丸辰の挑戦を受けて世界王座の初防衛戦に臨んだが、偶発的なバッティングで無効試合となった。9月に田丸との再戦を判定勝ちで制し、拳の手術を経て2025年3月に復帰戦でユン・ドクジェに判定勝ち。戦績は33勝(13KO)6敗4分1無効試合(タイの試合は除く)。
玖村は2020年3月に当時プロ無敗だった金子晃大に初黒星をつけた。2022年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で金子と激しい打ち合いを繰り広げるも判定負け。6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの志朗からダウンを奪う判定勝利。2023年3月にRISEの鈴木真彦からも勝利し、RISEの2強を撃破。 9月、満を持して金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座に挑戦した試合は大きな注目を集めたが延長で判定負け。2024年の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では、9月の準決勝で大久保琉唯に惜敗した。2025年5月、K-1との契約満了を発表。戦績は24勝(12KO)7敗。
1R、玖村が先に右カーフを蹴っていく。右ミドルも蹴る玖村に志朗は左ロー。志朗はかなり受けの時間が長く、玖村がヒザを見舞う。玖村の左ミドルに右ミドルを返す志朗。玖村が一瞬前に出ようとしたところへ、志朗が狙いすましたワンツーでダウンを奪う。かなり効いた様子の玖村だったが立ち上がり、志朗と打ち合いに行く。志朗も無理はせず。オープンスコアは10-8×3で志朗。
2R、玖村が右カーフからワンツー、志朗は左インローを蹴る。玖村が左ミドル、志朗は前蹴りと右ロー。志朗が飛び込んだところでバッティングとなり、玖村にインターバルが与えられる。右カーフを蹴った玖村は二段飛び蹴り、すぐに志朗が右ストレートを打つ。
玖村の右にもワンツーを合わせようとする志村。左ボディから左フックの玖村は右カーフも蹴っていく。前へ出る玖村が飛び二段蹴りをヒットさせるが、その直後に志朗がワンツーからの左フックで2度目のダウンを奪った。OPスコアは10-8×3で志朗。
3R、ジャブを突く玖村は右カーフ、左ミドル。玖村が右カーフを蹴ろうとしたところに志朗が右ストレートを合わせ、3度目のダウンを奪った。“やられた”という表情の玖村はすぐに立ち上がり、右ストレート、右ミドルを放つ。志朗は左カーフ、玖村が打ち合いに来ると左フック、ジャブを返す。左ミドルから右カーフの玖村に志朗はジャブ。玖村は顔面へのヒザも突き上げる。OPスコアは10-8×3で志朗。
4R、ジャブの差し合い。玖村の右カーフに志朗は前足が流れるがすぐにワンツーを打つ。それでも右カーフを蹴る玖村。玖村の左に志朗が右ストレートを合わせにいく。玖村は右カーフを蹴っての左右フック、志朗はすぐに右へ回り込んで距離をリセット。玖村の右カーフに志朗はジャブ、ワンツー、右ストレートを合わせに行くが、玖村はブロック。玖村のワンツーをブロックした志朗が右ストレートを打ち返す。
5R、玖村は右カーフと左ミドルを蹴るが、志朗はじっくり見て右を合わせに行く時もある。1Rと同じようにあまり手を出さない志朗。玖村の三日月蹴り、左インロー。右を打って前へ出る玖村に志朗が左フックを打つ。ジャブを突く志朗。玖村は前へ出ようとするが、志朗が右ストレート、右ミドルを蹴って来る。試合終了。両者は抱き合う。
志朗が大差の判定勝ちでリベンジに成功、リングを降りた玖村は悔し涙を流した。一方、志朗はリング上で笑顔。
志朗はマイクを持つと「皆さん、応援ありがとうございました。この試合を組んでくださった関係者の方々、玖村選手ありがとうございました。本当に3年間、ファンの方々や応援してくださる方たち、お待たせしてすいませんでした。これでRISEが、自分が最強だと証明できたと思います。あともう一人、K-1の王者、金子選手とみんな見たいと思うのでぜひK-1vs.RISE世界王者対決やりましょう」と、K-1王者・金子晃大との対戦をアピールした。
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▼セミファイナル(第11試合)RISE世界スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R〇チャド・コリンズ(オーストラリア/Stirkeforce/王者)判定2-1 ※48-49、48-47、48-47×原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/挑戦者)※コリンズが2度目の防衛に成功。
コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の初来日以来、不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝し、2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破ってRISE世界スーパーライト級王座を奪取するなど日本では負け無しだったが、2024年3月にGLORYのミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫した。
6月に母国でルンキットをKOし、WMO世界タイトルを獲得。9月には麻火佑太郎を初回KOした。12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でエイブラハム・ヴィダレスを撃破も準決勝でトリンダーデに再びKO負け。戦績は64勝(32KO)18敗2分。
原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。2020年1月にRISEライト級王座に就き、2020年10月には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。
2022年6月の『THE MATCH 2022』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃に2R0分33秒、TKO勝ち。2023年3月にはジェレミー・モンテーリョをKOしてISKA世界王座を獲得。GLORYのランカーや推薦選手を次々と撃破し、2024年7月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンとの3度目の対決に臨んだが判定負け。2024年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫したが、2025年3月にイ・ソンヒョンに判定勝ちで再起した。戦績は27勝(17KO)5敗1分。
1R、まずはインローを出し合う両者。原口はそのローにボディへのワンツーを打つ。コリンズのローをかわしながら蹴りを出す原口。原口が飛び込みのジャブ、顔面前蹴り。再びジャブがコリンズの顔面を捉える。左の三日月を突き刺していく原口は左ヒザも蹴る。
左三日月に身体を丸めるコリンズに原口は左三日月を連発していき、いきなり左ハイを蹴ってダウンを奪う。一気にラッシュをかける原口はパンチの連打と右ボディ、三日月を蹴るがコリンズもパンチを打ち返して応戦した。オープンスコアは10-8×3で原口。
2R、いきなり前へ出てパンチで襲い掛かるコリンズ。原口もジャブと右ストレートで応戦するが、コリンズの左右ボディをもらって動きが鈍る。離れて三日月を蹴る原口だがコリンズがすぐに距離を詰めて右ボディストレート、右ストレート。どんどん距離を詰めてパンチを打って来るコリンズに原口はパンチをかわしながら打ち返す。
それでも前へ出るコリンズに原口がジャブと三日月のボディ攻め。コリンズは右フック、左ストレート、前蹴り。左ハイで原口がグラつく。原口は飛びヒザ、コリンズは首相撲からのヒザ。下がりながら三日月、アッパー、ヒザを打つ原口。OPスコアは10-9×2コリンズ、1名は10-10。
3Rもワンツーと左ミドル、左右ボディで前へ出てくるコリンズ。原口は左ロー、ジャブ、飛びヒザ、左三日月で迎え撃つ。コリンズが組んでくるとヒザ。コリンズは左右ボディから右ストレートをヒット、さらに前へ出てパンチを打って行くコリンズ。原口の飛びヒザにも後退しない。左ハイも蹴るコリンズ。コーナーへ詰まった原口にコリンズが右ミドルから右ボディ、前蹴り、右フック、右アッパー、またヒザ。圧倒的な手数と圧力で前へ出るコリンズに原口はヒザ、右三日月、右ストレートを返すがコリンズは止まらない。OPスコアは10-9×2コリンズ、1名は10-10。
4R、コリンズの右前蹴りに原口の動きが止まる。近付くとパンチをまとめるコリンズ。原口は下がりながら蹴るがパンチは大振りでスピードもない。コリンズは右ボディ、左ミドル。原口はジャブと右ストレート、左三日月。コリンズも右ローを返す。このラウンドはコリンズも手数と圧が減り、原口が蹴りを多く出す。ここで前へ出る原口が右ローを蹴り、コリンズが右ローを蹴ると右ハイを蹴る。両者かなりの披露が見える中、原口が攻めた。
最終5R、原口が左のミドルとミドルハイ、コリンズが前へ出てきて左右ロー。コリンズの左右フックをかわして原口がヒザを突き刺す。逆に原口の左右フックをかわしたコリンズは前蹴り、ヒザ、左ハイ。コリンズは前に入る時に右足を上げて左三日月を蹴れないようにし、踏み込むとヒザ。原口もヒザ、左フックで応戦。コリンズが前へ出てヒザ、左右ボディ、右ボディ。原口にロープを背負わせ、コリンズが左右ボディとヒザでラッシュをかけた。
判定は2-1でコリンズが追い上げに成功、逆転勝利をつかみ取った。
コリンズはベルトを腰に巻くと「7カ月という長い期間が開きましたが私はここに帰ってきました。最初のキックは凄い痛かったですが、それを考えられないくらい次は頑張ろうと思えました。原口に感謝もリスペクトもあるし、私たちの間には強い絆があります。僕やったぞと言いたいです。11月のトーナメント楽しみにしています」と笑顔で語った。
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▼第10試合 SuperFight! スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R×政所 仁(魁塾/同級1位、RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント優勝)判定0-3 ※28-29×3〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/第3代RISEフライ級王者)
政所はバルカン砲とも称される回転の早い打撃と相手の意表をつく技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2021年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準決勝で風音に判定負け。2023年7月に風音にリベンジし、11月の「NEW WARRIORSトーナメント」の準決勝で花岡竜をKO、決勝で長谷川海翔を破って優勝。2024年6月に大﨑とのタイトルマッチを実現させたが、判定で敗れた。
12月には花岡と第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦を争うも、判定負けでまたも王座に手が届かず。2025年5月、フライ級からの挑戦者・数島大陸にスプリット判定で辛勝した。戦績は22勝(7KO)12敗1無効試合。
那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れるも、その後は6連勝。2024年6月には塚本へのリベンジを果たした。
また、2023年大晦日の『RIZIN』でMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。2024年11月、数島大陸を初回KOで破り、RISEフライ級王座を奪取すると、12月にはペットマイもKO。2025年3月にクマンドーイをも2RでKO。6月にはハマダ・アズマニに圧勝してISKA K-1ルール世界ストロー級(-51.5)王座に就いた。11連勝と破竹の快進撃中。戦績は13勝(6KO)2敗。
1R、飛び蹴りで仕掛ける政所。前へ出て右カーフを蹴り、那須川は右ストレート、左フックを合わせに行く。政所のジャブにも右を合わせる那須川。同時に右ストレートを打ち、返しの左フックも同時に放つが那須川の左が決まり、政所がグラついてこれがダウンとなる。
あまりダメージはなさそうな政所は飛びヒザから着地しての右フック。伸びる横蹴りを放つと那須川がまたも左フック。ジャブと右ローで前へ出る那須川に政所は組み付いてのヒザ。ワンツーで入り込む政所に那須川は左フック。那須川は左アッパーの連打から左フック、政所はジャブで距離を取る。
2R、政所が右ハイ、那須川はジャブからワンツー。政所は左フック、左ボディ、右ストレート、右カーフと多く手を出す。那須川はジャブを返してハイキックを狙う。政所が左フックを打てば、那須川は左フックのダブル。ワンツーからヒザを蹴る那須川。
政所は右カーフを狙い撃ちにし、那須川はワンツーで入り込んでのヒザ。ワンツー・左フックの那須川は右アッパーも打つ。政所が入り込んでくるとヒザを突き上げる。前へ出る政所は左フック、右フック。那須川のジャブがよく当たる。スピードのある手数の攻防が続いた。
3R、那須川がジャブを伸ばし、政所の右カーフを右ストレートで迎え撃つ。政所はワンツー、那須川もすぐにワンツー。政所は右ボディフック、左ボディでボディを狙っていく。那須川はワンツー、政所はバックハンドブローを繰り出す。
打ち合いになると那須川はスピードダウン、政所は手数を出していくが那須川も返していく。ショートの距離で打ち合う両者。那須川も右ストレート、左フックでヒットを奪う。政所はカモンゼスチャーして打ち合いを誘う。
判定は3-0でダウンを奪った那須川が勝利。政所の追い上げはならなかった。
那須川はマイクを持つと「自分のキャリアの中でも一番キツい戦いで一番キツい相手で、この一戦で得られる経験で2戦分の経験が出来たと思います。政所選手ありがとうございました。階級上げて一発目で、ランキング1位の選手に勝ったことでぼちぼちタイトルマッチも近付いてくると思うんですが、花岡選手が自分のことをナメている気がするので覚悟してください。ベルトを賭けた戦いがあるか分からないですけれど、自分のベルトには巻いた者にしか分からない秘密があるので、51.5kgの選手は死にもの狂いでベルトを獲りに来てください」と語った。
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▼第9試合 SuperFight! スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R〇白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEスーパーライト級王者)KO 1R 1分2分53秒 ※左三日月蹴り×アンディ・ターランド(イングランド/Tornado gym/ISKAフリースタイルルール世界ウェルター級王者)
白鳥はキックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。2021年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では皇治らを破って優勝。2023年は3月にK-1との対抗戦で佐々木大蔵に勝利。
2024年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でペットパノムルンに敗れた。2025年3月には麻火佑太郎と第5代スーパーライト級(-65kg)王座決定戦を争い、判定勝ちで2階級制覇を達成した。戦績は31勝(12KO)11敗1分1無効試合。 ターランドは今回が初来日。ISKA世界王座(フリースタイルルールはRISEルールからヒザ蹴りを禁止したルール)の他に、CFS世界王座(3回)、S1イギリストーナメント優勝、WKOイギリス王座、WKAイギリス王座など10本のベルトを獲得してきた。右カーフキック、飛びヒザ蹴りや飛び二段蹴りなども使いこなすアグレッシブなファイター。
1R、白鳥は左の前蹴り気味の三日月を連発し、左ボディにつなぐ。下がるターランドに左三日月でダウンを奪うと、最後も左三日月。白鳥が“ノーダメージ”で圧勝した。
会心のKO勝ちを収めた白鳥は「どうですか、恐怖の白鳥劇場。今日は怖さ・強さを見せつけたいと思って冷静に相手見て倒すことできました。今日はトーナメント前哨戦ということで11月2日の両国で僕の相手が来るんですが、まだ発表されてないけれど組み合わせは知っているとので、楽しみにしてぜひ見に来て下さい。次こそ優勝します」と笑顔で語った。
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▼第8試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R〇デニス・ウォシク(ドイツ/Amrani Palace/WLF -63kg 世界王者)判定3-0 ※29-28、30-27×2×スアレック・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーライト級優勝) ウォシクは48勝(9KO)9敗1分。GLORYで現在5勝2敗の戦績を誇り、ヤン・カッファやベルジャン・ペポシら強豪にも勝利。GLORY参戦前は中国で行われたトーナメントでも優勝経験がある。 当初はデニス・デミルカプとの対戦が決まっていたが、欠場を受けてスアレックが緊急参戦。スアレックはタイのラジャダムナンスタジアムで活躍後、2015年からは日本で試合を行ってきた。“超攻撃型ムエタイ”と称される、パンチを主体としたアグレッシブなスタイルで国内トップクラスを次々と撃破し、2017年11月にREBELSーREDスーパーライト級王座を獲得。2019年10月にはREBELS-REDライト級暫定王者となり二階級制覇。 さらに、2020年9月のKNOCK OUTではワンデートーナメントを制し、KNOCK OUT-REDライト級王座に君臨。しかし、2021年2月にシュートボクシングで笠原弘希に2RでKO負けを喫し、7月の初防衛戦では重森陽太に敗れて王座を失った。2022年4月にはREITO BRAVELYにKO負けを喫したが、2023年3月に渡部太基から判定勝利を収めた。2023年8月にKNOCK OUTで引退セレモニーを行ったが、2025年6月のRISE 200万総取りトーナメント GACHI!!で現役復帰し、優勝した。戦績は108勝(33KO)38敗11分。
1R、ウォシクがいきなり前に出ていきワンツー、左フックで攻め込み、ワンキャッチからのヒザ。スアレックは右アッパーを出して行く。ウォシクが左ボディストレート、スアレックも左右ボディを打ち返すが、すぐにウォシクが左ボディ。ジャブのように打つ左ボディにスアレックは身体を折る。距離を詰めてスアレックに蹴らせないウォシクは右カーフから左ボディストレート。右カーフからワンツーと畳み込むウォシク。
2Rもウォシクは右カーフを狙い撃ち。スアレックは胴廻し回転蹴りを放つが負圧。スアレックが左右ボディと左ミドル、ウォシクが細かくガードの上から連打し、左ボディストレートを突き刺す。ウォシクの細かい連打にヒザで対抗するスアレックだが、カーフにふらつき連打を浴びて棒立ちになる場面も。スアレックはヒザ蹴り。
3R、スアレックは上腕を相手のブロックに押し付けての右ロー、左右ボディ。ウォシクはワンツーで前へ出ての右カーフ、スアレックが組んでくるとヒザ。さらにボディブローでも攻めるウォシク。カーフとボディに最後まで耐えたスアレックだったが、ウォシクのほぼ一方的な展開となった。
判定3-0でウォシクがテクニックを見せて判定勝ちした。
ウォシクはマイクを持つと「コンニチハ。このような大きなトーナメントで勝つこと出来て嬉しいです。楽しめたでしょうか。これから先もっと強くなって勝って行きます」と語った。
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▼第7試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R〇麻火佑太郎(PHOENIX/スーパーライト級2位)KO 3R 2分28秒 ※左ハイキック×エドゥアルド・カタリン(スペイン/Moi Rui & Susi Team)
麻火はKNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月からはRISEを主戦場に。2024年4月には『ONE Friday Fights』に参戦し、セクサンに完勝する番狂わせを起こした。6連勝で9月にチャド・コリンズに挑んだが初回KO負け。12月はヤン・カッファから逆転KO勝ちを奪った。2025年3月、白鳥大珠とRISEスーパーライト級王座決定戦を争い、ダウンを奪うも惜敗。相手の攻撃をマタドールのようにかわし、自分の攻撃を当てる独特のスタイルに開眼した。戦績は17勝(4KO)10敗。
カタリンは初来日で戦績は17勝3敗1分。スペイン国内王者で、SNSでも人気がありインフルエンサー的な存在なのだという。
1R、サウスポーの麻火に身体ごとワンツーで入って来るカタリン。右インロー、ジャブ、ワンツーとアグレッシブに攻める。麻火はジャブ、サイドキック。カタリンの突進を回り込みながらかわし、カタリンのバックハンドブローもブロックして回り込む。右ハイからワンツーのカタリンに麻火はジャブ。バッティングで麻火にインターバルが与えられる。
再開後も麻火はジャブを突き、蹴りに合わせてのジャブではカタリンが転倒。立ち上がったカタリンは勢いよくワンツーで前へ出ていくが、麻火もバックハンドブローと後ろ蹴りでけん制する。
2Rもカタリンの突進を回り込んでかわす麻火にカタリンがワンツー、前蹴りからワンツー。麻火はこれにヒザで対抗し、このヒザで麻火が猛攻を仕掛ける。カタリンも左右フックで応戦し、麻火は三日月蹴り。
カタリンのワンツーをかわす麻火はジャブ。麻火の左三日月が綺麗に決まるがカタリンは前へ出てくる。カタリンのパンチをかわしながらジャブ、左ストレートを打つ麻火は最後にバックハンドブロー。
3R、前に出てくるカタリンに麻火は左ストレートのカウンター。左フックには飛びヒザを返す。カタリンは右ストレートを思い切り踏み込んで打つが空振り。麻火はジャブ、左インロー、右ローを回り込みながら打って行き、カタリンのパンチはかわしていく。
右カーフ、左インローと下を蹴り、ジャブを打つ麻火。カタリンが右フックで前へ出てくると麻火はバランスを崩したかに見えたが、左フックを打ってきたカタリンに下がりながらの左ハイキック。これが見事に決まり、麻火のKO勝ちとなった。
マイクを持った麻火は「3月にタイトルマッチ負けてしまって凄く苦しい時間がなあkったんですけどこのトーナメントで1番になって全部ひっくり返したいと思います。ぜひ僕の活躍期待してください。カタリン気持ちが強くて、アツいからこういう試合が出来ました。またRISEに来てください。11月、シード誰が来るか分かりませんがぜひ会場に見に来てください」とアピールした。
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▼第6試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R〇アシュラフ・アーシラ(イタリア/Hammer crew 69//Empire Fight gym)判定3-0 ※29-27、30-26×2×ルーニス・セイング(アルジェリア/Naito Gym Brussel/ISKA K-1ルール インターコンチネンタル王者) アーシラは40勝(13KO)13敗、セイングは19勝(12KO)4敗1分。アーシラはフランスのファイターとの対戦経験が豊富で、最近高評価のレミー・パラにも勝利。セイングは圧倒的なパワーを誇りこれまでの試合で65%という驚異的なKO率を誇っている。
1Rからアーシラが長身のセイングに圧をかけていき、左右にスイッチしながら接近しての左フック。さらに右ロー。2Rにはバックキックでダウンを奪った。
3Rはようやくセイングが手を出してワンツー、ローで攻めていったが時すでに遅し。アグレッシブに攻めていったアーシラが判定勝ちした。
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▼第5試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R〇YURA(ダイアタイガージム/スーパーライト級5位)KO 1R 2分37秒 ※右ストレート×コン・デシャン(中国/2019年功夫王中王32人トーナメント王者)
YURAはK-1甲子園準優勝、第4代IKCウェルター級王座、初代ジャパンカップ同級王座、突破70㎏以下級王座、RKSウェルター級王座を獲得。「一番手っ取り早く有名になるため」の手段としてBreakingDown出場を選び、2023年5月から出場。2024年12月にトーナメントを制して初代BreakingDownフェザー級王者となった。RISEには2023年12月の『RISE WEST』から出場し、2024年10月には木村”ケルベロス”颯太をOFGマッチでKO、2025年3月には山口裕人もKOしてプロ戦績は15勝(7KO)1敗。唯一の黒星は『雷神番外地』で朝久泰央に付けられたもの。
デシャンは身長180cmで戦績は35勝10敗。身体が強く、アグレッシブな選手だという。
1R、デシャンは左インローとジャブ、YURAはじっくりと見てジャブ。突き刺すようなジャブを打って行くYURAにデシャンが右ストレート。YURAは右カーフを蹴り、ジャブを打って行くといきなり打ち抜く右ストレートでダウンを奪う。
YURAは強いジャブ、右ストレート。デシャンはヒザを合わせに行くが、YURAは構わず右ストレートを2発撃ち、さらに右でなぎ倒して豪快なKO勝ち。
マイクを持ったYURAは「たくさん応援ありがとうございました。RISE×GLORYのこんな大きいトーナメントに出場できて嬉しいです。KOしたかったのでKO出来てよかったです。ここから優勝まで登るので皆さん応援よろしくお願いします」と、優勝宣言した。
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▼第4試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R〇良星(KSR GYM/同級5位)KO 1R 2分32秒 ※左ストレート×オートー・ONE LINK(タイ/ONE LINK/同級10位)
良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、得意技はハイキック。2016年9月に第4代Bigbangスーパーバンタム級王者となり、3度の防衛に成功して以降はRISEを主戦場としている。2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、2020年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。
2022年4月、大森隆之介にKOで敗れ、しばらく試合から遠ざかっていたが2024年4月に復帰。9月に内田晶を破り再びBigbangスーパーバンタム級王座に返り咲き、2025年4月のRISEで伊東龍也にも勝利して3連勝していたが、6月に晃貴と熱闘を演じるも判定で敗れBigbang王座を失った。戦績は25勝(4KO)10敗1分。
オート―は元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位で、現在は日本にて各団体で活躍。RISEでは2024年8月に拳剛を破ったが、12月に門口佳佑に判定負け。2025年2月には松下武蔵に延長戦でKO負けを喫している。前戦は6月にシュートボクシングで笠原直希と延長戦含めて6Rもの接戦を演じたが、判定で敗れた。戦績は52勝(25KO)22敗1分。
1R、いきなり右ハイを蹴る良星にオート―も左ハイを蹴り返す。右カーフを蹴れば右カーフを蹴り返すオート―。軽快なステップを踏む良星は左右に動き、飛び込んでの左フック、左ボディ、右カーフ。スピードのある出入りでパンチをまとめ、ヒザやインローにつなぐ良星。どんどん距離を詰めてオート―にロープを背負わせる。 ジャブと右ローのオートーに良星はローからワンツーでどんどん前へ出ていく。オート―は右ロー。良星は後ろ蹴りを繰り出すと回転した勢いでそのまま左ストレート、これが見事にヒットし、オート―はもんどりうってダウン。良星の鮮やかなKO勝ちとなった。
良星はマイクを持つと「KO続きヤバくね? 入場からイロモノ扱いされがちなんですけど、強さにも速さにも自信あります。まだまだ55kgでしっかり上に立つのでよろしくお願いします」とアピールした。
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▼第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R×SEIDO(LARA TOKYO/同級10位)判定0-3 ※30-29、30-28、30-27〇乱太郎(猛者連愛媛支部OGRE/ACCELライト級王者)
SEIDOのセコンドにはレオナ・ペタスが就く。1R、ジャブを出しながら前へ出るSEIDOをサウスポーの乱太郎は左ヒザで迎え撃つ。SEIDOの蹴りに左を合わせる乱太郎。SEIDOもヒザを出す。終盤、パンチをまとめて前に出てきた乱闘にSEIDOは右ローを連発。
2R、ローの蹴り合いから両者近付くとヒザ。乱太郎はワンツーから飛び込んでヒザも近付きすぎてクリンチとなる。右ローで乱太郎を転倒させるSEIDO。それでも乱太郎は前へ出て行きパンチとヒザ。SEIDOはそれを右ローで迎え撃つSEIDO。打ち合いを挑んでいく乱太郎に至近距離でSEIDOが右ストレート、右ローを当てて行く。
3Rも乱太郎は前へ出て打ち合いを挑んでいく乱太郎に、SEIDOは右ローで対抗。乱太郎はヒザ。乱太郎のワンツーがヒットし、下がるSEIDOだが右ストレートで応戦。乱太郎はロープを背負わせての連打、ヒザ。SEIDOはバックハンドブローを放つ。手を止めずに左右フックを打つ乱太郎にSEIDOは胴廻し回転蹴り。乱太郎がパンチと飛びヒザで襲い掛かり、試合終了。
判定3-0で乱太郎がRISEランカーを破った。
乱太郎はマイクを持つと「この舞台に立つために最近ずっと練習してきて、いろいろな人に支えがあって勝つことが出来ました。SEIDO選手めちゃ強かったです。でも僕もこれからRISEでもっと頑張っていくので覚えて帰ってください」と話した。
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▼第2試合 SuperFight! オープンフィンガーグローブマッチ -54kg契約3分3R〇花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級王者)KO 2R 2分53秒 ※レフェリーストップ×塚本望夢(team Bonds/フライ級3位) 花岡は“平成最後の怪物”と称され2022年からRISEに参戦し滉大、政所仁を相手に勝利。2024年3月の『RISE ELDORADO』ではRISE×K-1対抗戦に抜擢され、Krush王者の池田幸司から3Rにダウンを奪い完勝している。6月には「RISE NEW WARRIORSスーパーフライ級トーナメント」で準優勝したホープの長谷川海翔に勝利。12月に「第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦」に臨み、政所仁を破って王座に就いた。2025年6月にはモハメド・ミカイリ・ガザリに判定勝ち。戦績は25勝(8KO)3敗1分。 塚本はジュニアキック出身で、2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビュー。11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。前戦は2024年10月にOFGマッチで伊東龍也に判定勝ちしている。戦績は13勝(4KO)4敗。
1R、両者とも軽快なステップを踏み、やや距離をとったところから飛び込んでの攻撃。塚本は花岡の前手を叩いての右ストレート。花岡の前蹴りに対し、塚本がハイキックから左右フックを放つが、花岡はノーガードで避けてみせた。しかしラウンド終盤、塚本が右ハイからの左右フックをヒットさせることに成功。
2R、スピードのあるショートのパンチを放つ塚本に花岡も打ち合う。危険な距離での打ち合いとなったが、塚本の伸ばした左手がアイポークとなって試合中断。再開後、フェイントを入れえ打ち合いに行く塚本に花岡も応じるが、塚本の左フックに花岡の頭が揺れる。花岡はすぐに打ち合いに行くも塚本のショートの左がヒットする。花岡はワンツー、右ハイ。
さらにスピードを上げる花岡に塚本も左右フック。圧をかけるのは花岡、左ボディからの連打に塚本は左フックを返す。前に出る花岡に左右へ動く塚本。花岡が右フックをヒットさせ、ハイスピードのパンチをフル回転させての連打。ロープへ詰めて左からの右を叩き込むと塚本が座るようにしてダウン。立ち上がるもふらつき、目もうつろだったためレフェリーがストップ。花岡の逆転KO勝ちとなった。
激闘を制した花岡はマイクを持つと「強いよ、塚本選手。けっこうパンチもらっちゃって。でもOFG面白いでしょ。1試合目もチャンピオンがOFGでえぐい試合をしていたので、代表、OFGで大﨑はどうですか?」と、OFGマッチでの大﨑一貴戦をアピールしたが、伊藤代表の答えは「しつこい」。苦笑いする花岡は「組んでくれないからじゃないですか。じゃあまた、年末の大会で」とアピールした。 試合後、花岡は「OFGでアピールしたけど、あのパンチをOFGでもらうのは嫌なのでやりたくないです(笑)」と本音を話した。
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▼第1試合 SuperFight! オープンフィンガーグローブマッチ -53.5kg契約 3分3R〇大﨑一貴(OISHI GYM/RISE世界スーパーフライ級王者)KO 3R 2分46秒 ※レフェリーストップ×ラニャゲーオ・トー・シラポン(タイ/JACKY GYM)
大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者となったが、2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。
2024年3月にはジラリー・キャルービーを破り、ISKA王座の初防衛に成功。6月には政所仁の挑戦を退けてRISE王座2度目の防衛に成功し、世界王座へ向けてタイトル返上。2025年5月、地元・名古屋で初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦に臨みコーリー・ニコルソンにKO勝ちで王座に就いた。戦績は48勝(24KO)6敗2分1無効試合。
ラニャゲーオは身長160cm、試合体重53.3kg。2025年6月の『ONE Friday Fights 111』に出場し、OFGムエタイでアンドレイ・メゼンツェフに判定2-1で惜敗している。
大﨑は初のOFGマッチとなる。第1試合出場は自ら志願した。
1R、まずは大﨑がジャブ、ラニャゲーオもジャブを返す。大﨑が右ローを蹴るとラニャゲーオは左フック。右カーフも蹴るラニャゲーオ。左右のミドルハイで大﨑の腕を蹴るラニャゲーオは左右フック、ワンツーもも積極的に放つ。大﨑は左ボディから左フック、ラニャゲーオも左ボディから左ヒザで対抗。
大﨑は左ボディを打ち、左フック、右ストレートにつなげていく。コーナーへ詰めて左ボディ、ヒザ、左フックとまとめる大﨑。コーナーから逃さず左ボディを中心に打ち続ける。さらに右カーフ。ラニャゲーオも打ち返し、左ミドルを蹴るが大﨑の左右ボディに身体を丸める。大﨑の左ヒザで完全に身体を丸めてしまいダウン。残り14秒、大﨑はバックキックから左ボディ、左フックと仕留めに行ったが1R終了。
2R、ラニャゲーオは左ミドルと前蹴り、ジャブで距離を取る。大﨑はじりじりと近付き右カーフ、コーナーへ詰めていって左ボディと右カーフ。大﨑の左フックでラニャゲーオがグラつき、畳みかける大﨑だが深追いはしない。今度はショートの距離で左右フックとアッパーを突き上げるラニャゲーオ。
大﨑は左右ボディと右カーフ。何度もコーナーへ追い詰めるがラニャゲーオは粘る。大﨑の左ボディ、左フックで身体を丸めるラニャゲーオ。蹴って組み付く。大﨑はサンドバッグ状態にするがラニャゲーオは耐える。
3R、ラニャゲーオはロープを背負っての左ミドル連打。サウスポーからの左インローがローブローとなってしまい、大﨑にインターバルが与えられる。左ミドルを蹴って下がるラニャゲーオに大﨑は右フック。圧をかけて追い詰め左右フックと左右ボディを見舞う大﨑にラニャゲーオはクリンチを多用。注意を受ける。ヒザで対抗するラニャゲーオに大﨑は左フック。飛びヒザ蹴りの応酬。大﨑の右ボディストレートに身体を丸めるラニャゲーオへ大﨑はボディ攻め。ロープを背負ったラニャゲーオに左ボディを連打してスタンディングダウンを追加。すぐに詰めて大﨑が左右ボディを連打したところで、ラニャゲーオが身体を丸めてしまいレフェリーがストップ。大﨑のTKO勝ちとなった。
根性を見せたラニャゲーオに粘られた大﨑だが、「1試合目からたくさんのおうえんありがとうございました。初のOFGで相手もガンガン来る選手だったんですけど途中から受けばっかりで倒すのが大変で。その中でも一発狙ってきていたのでぎりぎり3RでKO出来てよかったです」と語った。
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▼オープニングファイト.3 -51kg契約 3分3R△登島優音(NEXT LEVEL渋谷/ミニフライ級3位)ドロー 判定1-1 ※29-30、30-28、29-29△Hotaru(Continue/第4代KPKB女子バンタム級王者)
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▼オープニングファイト.2 ライト級(-63kg)3分3R〇山﨑一央(TEAM TEPPEN)KO 3R×新井雄大(TARGET/JAPAN CAP 2023 -70kg級優勝)
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▼オープニングファイト.1 バンタム級(-55kg)3分3R〇井上蓮治(RAUSU GYM/第62回K-1アマチュア Aクラス-55㎏トーナメント優勝)KO 3R×仙波昌希(FLAT UP)