頭を下げたユジンに、伊澤は呆れたように顔をそむけた
2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』の前日公開計量が、26日(土)都内にて15:15より行われた。

各選手が順調に計量をパスしていく中、第10試合の-52kg契約5分3RでRIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(JAPAN TOP TEAM)と対戦するシン・ユジン(韓国/Bon Jiujitsu Songtan)が52.85kgで850グラムオーバー。

当初はRIZINスーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチとして対戦するはずだった両者だが、ユジン側から23日に「49kgが作れない」との申し出があり、伊澤が体重を譲って52kg契約のノンタイトル戦で試合が行われることになっていた。
ユジンは2024年12月の『ROAD FC』でも、パク・ソヨンとのアトム級暫定王座決定戦にて前日計量で大幅に体重超過し、51.25kg契約戦となり2Rにソヨンを極めたものの、ノーコンテストに終わったことがある。


3kgも増えた契約体重すらパス出来なかったユジンに51.45kgでパスした伊澤は「体重譲歩したにも関わらずこうやってオーバーしてきて。もうプロでも何でもないと思っているので。でも明日は喧嘩祭りなので、体重なんて関係ないと思っています。しっかりとバッチバチの喧嘩してRIZINに出てきたことを後悔してもう2度と出さないようにしてあげたい。そして、こういう減量も出来ない選手を出してくるROAD FCもありないと思っているので団体ごとぶっ潰してやりたいなと思っています」と、怒りのマイク。

ユジンは伊澤に頭を下げ、「まず体重オーバーしてしまったことを皆様にお詫び申し上げます。それにも関わらず伊澤選手が試合を受けてくださいました。心より感謝します。明日は素晴らしい試合を皆さんにお見せできるように最善を尽くしたいと思います」と弱弱しい声で語った。
ユジンが49kgのRIZIN女子スーパーアトム級が適正階級ではないのは明らかななか、なぜ試合を受けたのか。ストロー級の52.2kgにしても、52.85kgでは650グラムオーバー。今回が52kg契約だったため、850グラムオーバーで「レッドカード」(50%減点)が出されるなか、いかに両者はモチベーションを保って試合に臨めるか。




