【RIZIN】挑戦者シン・ユジンが49kgに落とせず、王者・伊澤星花が譲ってノンタイトル戦52kg契約に変更。ユジンは過去にも体重超過

　2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』に出場する選手たちの個別インタビューが、25日（金）都内にて行われた。 　その途中で榊原信行CEOが緊急会見を行い、RIZINスーパーアトム級（49.0kg）タイトルマッチ5分3Rで対戦する、伊澤星花（JAPAN TOP TEAM）vs.シン・ユジン（韓国/Bon Jiujitsu Songtan）についての発表を行った。 「シン・ユジンの方から23日くらいのタイミングで49kgが作れないと、ぎりぎりまで頑張るが落とすことが難しい、との連絡が入りました。その旨を伊澤選手と共有してどうしようかと話をする中で、伊澤サイドから（ユジンが）無理してこの暑い中でぎりぎりまで体重を落として体調不良になる、そういうことは避けたいというのが伊澤選手の想いでした。 　そこで中途半端にキャッチウェイトでやるくらいなら、52kgで体重を作ってくれと。ベストコンディションで来いと。必死に水を脱いて体調不良になるくらいなら、王者としてここは譲るので、伊澤選手が怒りモードで52kgで一階級上げて今回は受けるということを選択することになりました」と、挑戦者のユジンが49kgの体重を作ることが難しいため、伊澤が体重を譲ってノンタイトル戦の52kg契約で試合が行われることが決まった。 「伊澤選手からすれば5月の男祭り参戦を目論んでいたのに試合が出来ず、7月にやっと試合が出来ると準備を進めてきたので、試合が流れることを一番恐れているし、試合を期待する多くのファンもいる中でそういう選択を自らしました」と榊原CEO。 　ユジンは52kgなら落とせるのか、との質問には「52kgは作ってくると言っています。いずれにしも1階級上げて3kgリミットは上がるので、現状来日して52kgの準備をしています。これには両者合意しています。分かりませんけどね、やらかしてしまうかもしれませんけれど。伊澤選手からすると体重を作るのに必死になって、体調不良で思ったようなパフォーマンスをすることが出来なかったというような言い訳をさせたくないと。かなり太っ腹な決断だと思います」 　ユジンは2024年12月の『ROAD FC』でも、パク・ソヨンとのアトム級暫定王座決定戦にて前日計量で大幅に体重超過し、51.25kg契約戦となり2Rにソヨンを極めたものの、ノーコンテストに終わったことがある 　榊原CEOによると「怒りモードの伊澤選手からすると、何kgでもいい、決着を付けてやるって感じでいます」と、ユジンの体重オーバーに激怒しているという。 　これを機会に伊澤が52kgに上げる可能性もあるのか、との質問もあったが「今回に関しては自ら志願して1階級上でこの試合をやるけれど、転向の布石になるかは本人に聞かないと分からない」との答え。伊澤はこの後、個別インタビューに参加する予定だ。