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2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』に出場する選手の個別インタビューが25日、都内にて行われた。
▼フライ級(57kg)GP第1試合 5分3R
元谷友貴(アメリカントップチーム)
ヒロヤ(ジャパントップチーム)
元谷は、MMA37勝12敗1NC・35歳のベテラン。GP出場選手ではバンタム級で2019年7月に扇久保博正にスプリット判定負け。近年は3連勝から25年3月にバンタム級王者・井上直樹に挑戦し、スプリット判定負け。今回はフライ級に戻してGPに参戦する。
対するヒロヤは、MMA11勝13敗1分1NC・27歳。GP出場選手では2023年7月に伊藤裕樹に58kg契約でスプリット判定負け。近年は新井丈に2R TKO勝ち後、所英男に1R TKO負け。2024年11月に柴田“MONKEY”有哉に判定勝ちで再起を遂げると2025年5月の前戦で篠塚辰樹に1R TKO勝ちしている。
ビリー・ビゲロウコーチとの米国ファイトキャンプを経て、GPに臨むヒロヤは「死闘」を予告。対する元谷は、「フライ級にして力が落ちた感じはしなくて、むしろスピード上がった」と語った。
井上直樹戦からずっとアメリカでも自分から作ることを意識して練習してきた
──試合直前の現在の心境を。
「あとは計量して……なので楽しみです」
──フライ級の元谷選手をRIZINで初めて見るファンもいるかと思います。違いは?
「違い……うーん、どうなんやろ。よりアグレッシブになるんじゃないかなと思っています。スピードとかも上がっていると思います」
──ヒロヤ選手の印象は?
「すごいフィジカルが強いイメージで、筋肉がすごくて。っていうイメージです。
──公開練習では、ヒロヤ選手の「ボコボコにしますよ」に、元谷選手が「やってみいや」と即返したのが怖かった、凄みを感じたという反響が大きかったです。そのときの心境を。
「まあ、まあ、反射的にというか。そう思ったので出ました(笑)」
──ちょっと悪い頃の元谷選手が出た?
「いや、それはないですけど(笑)しっかり真面目にやってきました(笑)。はい」
──予想する試合展開を教えてください。
「そうっすね、できるだけ自分から試合を作って行って、やっぱり目指すところはフィニッシュ。面白い試合をしたい。第1試合目なので、1試合目から盛り上げることを意識しています」
──GP勝者の5人中4人しか次に進めない変則トーナメントルールです。戦略に影響は?
「まあ、ルールが元々アグレッシブでフィニッシュは狙っているものなので、ずっと意識して……というか、それをより意識しないとなとは思っています」
──第1試合で、他のGP試合の戦い方が見られないですが、問題ありませんか。
「終わった後、勝ったらゆっくり見られるなという感じです」
──他の試合で警戒しているのは?
「次のホセ・トーレスvs.扇久保選手はちょっと楽しみですね」
──この試合のあとは9月になります。またATTに?
「2カ月しかないんですけど、少しでもアメリカに行って切り替えてスイッチ入れて来ようと思って行く予定ではあります。もし勝てば」
──前回は堀口選手がセコンドでした。今回のアドバイスは?
「今回の試合は決まってから連絡とかは取ってないので、自分の動きをするだけかなと思っています」
──フライ級GPの優勝賞金は2千万円です。獲得したらどう使いたいですか。
「いやあ、使い道……うーん、何ですかね、決めてないっスね(笑)。子供もなあ、何したいかなあ。いつも遊びに連れて行っているのでまあ……遊びに連れて行きます」
──ここまでの体重の推移、計量前日今日は何kgですか。
「今もう大体バンタム級(61.2kg)くらい。いつもの前々日より2kgくらい軽い状態でいるのでまあまあいい感じです」
──水を飲んでいましたが、減量は順調なようですね。
「そうですね。水はできるだけ飲んだほうが、落ちやすくなるので飲むようにしています」
──カロリーとウォーターローディングで減量しながら、練習での動きの手応えはいかがですか。
「バンタム級からフライ級にして力が落ちたかというとあんまり力が落ちた感じはしなくて、むしろスピード上がった気がして自分としては練習でも動きやすいなと思います」
──「よりアグレッシブになる」という言葉がありました。前戦の井上直樹戦も踏まえて序盤から自分から仕掛けていくことになりそうですか。
「あの試合からずっとアメリカでも意識して、自分から作るという練習してきたので、試合でもそういうのを出せたらいいと思っています」
──体つくりで意識した点は?
「最初は、バランスよくご飯を食べて。で、カロリーをしっかり見ながらやっていったら順調に落ちました」
──変化を感じたことは?
「体重軽くしたことによっていつもより疲れなくなったというか。そういうのはありました」
──対戦相手ヒロヤ選手の印象に「フィジカルの強さ」を挙げましたが、それは脅威になる?
「要所要所でフィジカルが強いんで、まあでも、そういう、フィジカル強い相手とは練習もしてきたし、今までも戦っています。そこは問題ないかなとは思っています」





