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【K-1】金子晃大と池田幸司が王座を懸けてダイレクトリマッチ、里見柚己vs.西京佑馬、クルーザー級2試合も決定

2025/07/18 19:07
【K-1】金子晃大と池田幸司が王座を懸けてダイレクトリマッチ、里見柚己vs.西京佑馬、クルーザー級2試合も決定

5月、池田(右)がダウンを奪って金子から番狂わせの勝利を収めた

 2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦』の対戦カードが発表された。


 K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチとして、王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM) が池田幸司(ReBORN経堂)の挑戦を受け、3度目の防衛戦に臨む。

 金子は2022年2月にK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントで黒田勇斗、璃明武、決勝で玖村将史を破りK-1王座戴冠。6月『THE MATCH 2022』ではRISEの鈴木真彦に惜敗も2023年9月に玖村将史との3度目の対戦で判定勝ちを収め、王座防衛に成功。

 2024年3月は、RISEのリングに乗り込み鈴木真彦を破り、リベンジを成し遂げた。7月と9月の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」でも優勝。2025年2月にマノリス・カリシスに判定勝ちで12連勝を飾ったが、5月に池田幸司にダウンを奪われ判定負け。戦績は26勝(13KO)3敗 。


 池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。同王座は2度の防衛に成功。2023年12月にはRISEに殴り込み松下武蔵を判定で破ったが、2024年3月には花岡竜に敗れた。

 スーパー・バンタム級に階級を上げた7月、晃貴を2RでKOして再起したのも束の間、9月永坂吏羅にダウン応酬の末初回KO負け。2025年3月、璃明武が保持するKrushスーパー・バンタム級王座に挑戦も延長戦で判定負け。しかし5月、金子の相手に抜擢されるとダウンを奪っての判定勝利で番狂わせを起こした。戦績は15勝(8KO)7敗。

 前回から約3カ月のダイレクトリマッチ。金子がリベンジを果たすのか、それとも池田が再び天敵ぶりを発揮するのか。


 激戦区のライト級では、里見柚己(team NOVA) vs.西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)という注目カードも実現。

 里見は小学5年生でキックボクシングを始め、高校1年生でプロデビュー。2023年1月に大沢文也の持つKrushライト級王座に挑んだがノーコンテスト、6月のリマッチで判定勝利を収め第8代Krushライト級王座に就いた。同王座は2024年2月の初防衛戦で伊藤健人に奪われたが、その後は外国人3選手を含む4連勝(2KO)をマーク。戦績は23勝(10KO)12敗1分1無効試合。

 西京はK-1甲子園2016 -60kgで優勝し、2017年4月にプロデビュー。2019年3月にわずか7戦目・18歳で第8代Krushスーパー・フェザー級王者に君臨。しかし、同年9月の初防衛戦でレオナ・ペタスに敗れて王座を失い、ライト級に階級を上げた。2022年8月の試合を最後にリングから遠ざかったが、2024年8月に復帰。2025年2月のKrushライト級ワンデートーナメントでは見事優勝を果たした。戦績は14勝(5KO)5敗。

 前述の西京が優勝したKrushライト級ワンデートーナメントには、当初里見の参戦が予想されていたがK-1での試合が先に決まったため不参加。里見自身は出場を希望していたが、実現ならなかった。そのトーナメントで優勝した西京との戦いということで注目される。


 さらにK-1クルーザー級で、マハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂) vs.山口翔大(GENESIS/TEAM3K)、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) vs.レダ・ゼイディ(モロッコ/ ARJ Trainingen)の2カードが決定した。

 サッタリは2020年10月のKrushに初参戦、2021年7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制して王座に就いた。2022年4月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」では最軽量(85.20kg)にも関わらず優勝。無敗の快進撃を続けていたが、2022年12月にステファン・ラテスクにKO負けで初黒星を喫すると、クラウディオ・イストラテ、リュウ・ツァー、ティアン・ターザンに4連敗。戦績は20勝(12KO)4敗。

 山口は空手をバックボーンに持ち、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派・団体が加盟するJFKO全日本大会では、2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表に選ばれ、世界の強豪と戦った。2022年に白蓮会館を退会し、キックボクシングに挑戦。

 2022年9月からKrushに参戦して7勝(3KO)無敗の快進撃を続けていたが、2024年10月のK-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンにKO負けで初黒星。12月の敗者復活では1回戦でクラウディオ・イストラテに反則勝ち、準決勝でフェン・ルイに判定で敗れた。2025年5月、谷川聖哉とKrushクルーザー級王座決定戦で対戦も延長戦で判定負け。戦績は8勝(3KO)3敗。


 谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」、2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でいずれも準優勝。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利した。

 ミドル級まで階級を下げて臨んだ2024年3月の「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」準決勝でブハリ亜輝留に敗れると、8月にはクルーザー級に戻りRUIを初回KO。10月の無差別級アジア予選ではクォン・ジャンウォンに判定で敗れた。12月には実方宏介を初回KOして再起。2025年5月、山口翔大を延長戦で破り第3代Krushクルーザー級王座に就いた。戦績は14勝(6KO)10敗1分。

 ゼイディはティアン・ターザンが主戦場にしているオランダのキックボクシング団体Enfusion(エンフュージョン)で活躍。左右に構えを変えるスイッチスタイルで、プレスをかけてアグレッシブに攻撃するファイター。左ボディブローが強烈で、左ハイキックでもダウンを奪ったことがあるなど、テクニックも兼ね備える。やや粗削りだが小型台風のようにパンチの回転力で相手を巻き込み、一気に勝負を決める決定力を持っている“モロッコのハリケーン”だ。

 当初、5月大会でサッタリと戦うことが決まっていたが、ターザンの対戦相手の欠場でサッタリが抜擢されたため、来日が延期となっていた。FIGHTSENSEオランダ-90kg王者。戦績は26勝(10KO)6敗。

 新クルーザー級王者となったターザンを頂点とするクルーザー級でのサバイバルマッチとなった。

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