大会を総括する朝倉未来BreakingDown CEO
2025年7月13日(日)大阪・おおきにアリーナ舞洲で開催された『BreakingDown 16』の大会終了後、朝倉未来BreakingDown CEOが大会総括を行った。

大会2日前に出場を辞退した飯田将成について聞かれた朝倉は「飯田さんのYouTubeが上がったじゃないですか。それを見てからすぐに電話しました。僕なりに溝口さんの意見もこういうことだと思うとか中立の立場からいろいろ話はしたんですけれど、結果的には飯田さんが決めたことなので。そこは、じゃあ分かりました、と」と直接話をしたという。
今後、飯田に出場の交渉をするのかとの質問には「そういう話はしてないです。僕からオファーすることやお願いすることはもうないと思います」と答えた。

最も印象的だった試合には「溝口さんの試合ですね。凄い漢気を感じました。あそこで勝っちゃうので。飯田vs.SATORUも見たかったんですけれど、溝口さんのああいう漢気参戦で勝っちゃうところを見ると、凄い綺麗に締まった感はあったなと感じました。違うストーリーとして面白かった」と、第30試合の溝口勇児vs.SATORU戦をあげる。

今大会で引退することを前日会見で発表したSATORUについては「何で引退するのかを本人と話したわけじゃないので分からないですけれど、僕自身も引退を口にしたこともありますけれど、格闘技ってまたやりたくなるものだし、格闘技を超える楽しいものってなかなかないんですよ。なのでSATORUがこの先また試合に出たいって日が来た時は、BreakingDownとしてはいつでも受け入れたいと思います。いつでも待っています」とメッセージ。

同じく今大会での引退を表明していた瓜田純士にも、「まだ話せていないので。BreakingDownのために親身に付き合ってくれたし、今までも盛り上げてくれたので。自分が嫌われ役になりつつも盛り上げることが出来る人なので。あの年で、瓜田さんってめちゃ強いタイプではないんですけれど、それでも名前もあるし、カリスマ性がある中でいろいろな人に絡まれやすい立ち位置も苦痛だったと思うんですよ。その中でずっと頑張ってくれていたので、本人の意向を尊重して僕らは付き合っていきますけれど、試合に出なくても運営に携わってほしいなと思います」と、試合に出なくなったとしても運営サイドで活躍して欲しいとした。

メインで西谷大成にKO勝ちし、『超RIZIN.3』への出場を直訴してきた赤田功輝については「超RIZINに関しては僕が決めることじゃないので。とはいえ、こういう注目の集まる大会のメインイベントで勝ったので、本人が戦いたいっていう中で榊原社長はその辺は柔軟に取り入れたりする方なので、榊原さんが使うって言うんだったら使うのでは。僕の一意見で決める場所ではないので」と、RIZIN次第だとする。

第12試合で大野篤貴が池田晃樹を延長戦で破り、試合後、ケージインしたBreakingDownバンタム級王者・井原良太郎と対戦の約束を交わしたことには「17で組みたいなと思っています」と、両者のタイトルマッチは実現の方向のようだ。
大阪大会が大成功に終わったことで、今後地方で開催していく予定はと聞かれると「会場がとりづらいというのもあるんですけれど、もっと広いところでやってみたいというのもある。それくらいの求心力はついてきているのかなと。大阪で今回やったのも格闘技ファンが多いのが大阪、九州、横浜とか、その中でも大阪の選手が多いというので今回やったんですけれども。喧嘩自慢地区対抗戦をやっている場所でどんどんやっていきたいです
とりあえず年間スケジュールで決まっている部分では地方大会は決めてないので、そこは相談ですね。どこの場所を借りるのかいろいろ話してやれたらいいかなと思っています」と、予定はないがやっていきたいと語った。



