伊澤星花と練習「極め技を持っている選手はそれだけで脅威」
──澤田選手のインスタに伊澤星花選手との練習様子が公開されていました。彼女とはよく練習していますか?
「去年ぐらいからずっと一緒に練習してもらっています。結構な頻度で一緒に練習させてもらっています」
──一緒に練習するきっかけは何だったのですか?
「元々は、藤野恵実選手と練習をする仲で、JTTでその他の女子選手と一緒に練習したりするのですが、伊澤選手もそこで練習する様になりました。一緒に練習していたら、割と練習の感覚だったりとか、フィーリングじゃないですけど、やっている感じがお互いに良かったので、週に3、4回ぐらい一緒に練習しています」
──伊澤選手との練習で影響を受けたり、もしくは影響を与えたり、何か変化した部分はありましたか?
「私はレスリングが強みなので、伊澤さん的にはレスリングがしっかりできる相手選手がなかなかいないので、練習をやってくれて勉強になりますみたいな感じで言ってくれています。多分、私はそれよりも得ているものが多いですが。伊澤選手はスタンドでの打撃もしっかり出来る上手い選手。あと寝技が一番の武器だと思うので、そういった極めの部分であったりとか。極めに行くまでのアプローチの部分だったりとか。映像を見ただけでは伝わり切れない部分などのプラスアルファも教えてくれるので、私は感謝しています」
──澤田選手が伊澤選手得意のチョーク系の極めをバンバン出すと面白いですね。
「面白いですよね。1個極め技を持っている選手はそれだけで脅威なので、そういった部分を私も身につけていかないとと思っています」
──もしかしてそれは、今回の試合での一本勝ち宣言ですか?
「一本勝ちはもう狙っています」
──今回の対戦相手マカレナ・アラゴンの印象は?
「ONEでは2試合出場していて、試合を見ると、前に出てくるタイプ。柔道ベースで身体が強く、腰もしっかり強い印象です」
──特に警戒している点は?
「腰の強さだったり力が強いと思うので、多分1発目のタックルだと切られてしまう可能性があると思います。あとはパンチもテクニックというより、重たいパンチを振ってくる可能性もあると思うので、そういったパンチを貰わないようにしっかり注意したいです。自分から先手を打って、相手に出させない展開にしなければいけないです。相手のペースに持って行かれてはダメだと感じています」
──アラゴン選手は、敗れはしましたが、初戦の三浦彩佳戦もインパクトを残し戦いを見せましたし、その後にジヒン・ラズワンに勝っていますよね。
「ジヒン選手はリーチも長いし身体も大きい選手。その自分より一回り大きい相手にパワーだったり、スピードで勝った選手なので、そこも警戒すべき点です」
──今の女子アトム級MMAのトップ戦線は、メン・ボー、三浦、王者のザンボアンガ選手などストローから落として活躍している選手が目立ちます。単純にフィジカルの強さが考えられますが、澤田選手はこのような選手達にどう立ち向かいますか?
「私は体が大きい方ではないので、細かいテクニックの部分だったり、打撃だったり、レスリング力は、あの階級の中でも抜けていると思うので、そこは引き続き強化します。あとはベースのフィジカルの部分だったり、フレームでは負けない内面のインナーの部分だったりは強化していかなきゃいけないなと思います。前回の試合で極め力もつけないといけないと感じました」
──この試合の後、誰と戦いたいですか?
「上位ランカーと戦いたい部分はありますが、言ったもん勝ちみたいなところもあるので、ザンボアンガ選手とやりたいと試合で勝ったら言ってもいいのかなと思います」
──11月の日本大会開催の発表がありましたが、どのような気持ちですか?
「3月大会に出る可能性はあったのですが、直前で流れてしまって。もしかしたら出るかもしれないっていう感じだったので、11月の大会はナンバー大会でもあるので、出れるなら是非出たいと思っています」
──最後にファンへメッセージをお願いいたします。
「いつも応援してくれているファンの皆さん、ありがとうございます。半年ぶりの試合なんですけど、しっかりいい勝ち方してインパクトを与えます。トップに駆け上がっていくので、応援よろしくお願いします」




