大雅(左)と栗秋のキックボクサー同士の試合がMMAで組まれた(C)RIZIN FF
2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ(スタジアムバージョン)で開催される『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』の「追加対戦カード発表記者会見」が7月9日(水)20時より、RIZIN FF公式YouTubeチャンネルにてLIVE配信された。
新たに発表された3試合は「喧嘩三番勝負」と銘打たれ、「真夏の格闘技の祭典に火をつけるためにラインナップした」と榊原信行RIZIN CEO。

「どの選手もRIZINに来て、大きなスタジアムモードの会場でひと花咲かせたい。みんなハングリーだと思うんですね。僕らからすると、もちろん競技としてのフライ級GP、ヘビー級GP、そしてスーパーアトム級の競技を中心としたカードがたくさん組まれていますが、それとは違う格闘技の男同士のアグレッシブな、どっちが最後に立っているんだ、どっちが決着を付けるんだっていうようなみんなが見たい試合をしてくれるであろう選手たちをラインナップさせてもらって3試合組ませていただいた。
選手たちにもそういうモチベーションを持って喧嘩三番勝負ということで、この試合の意義を、選手たちに何を見せて欲しいんだということを伝えられて、ファンと共有できるような形でということでこのメンバーで自信を持って3試合組ませていただきました」と、喧嘩三番勝負とした理由を説明した。

RIZIN MMAルール62.0kg契約5分3Rでは、大雅(TRY HARD GYM/リバーサル横浜グランドスラム)と栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)というキックボクサー同士の試合が組まれた。大雅は昨年大晦日にMMAデビュー(梅野源治に判定負け)、栗秋はMMAから関節・絞め技とポジショニングの攻防を省いた打撃特化型の新格闘技UNLIMITEDルールで1勝2敗。

会見で栗秋が「大雅選手は昔から知っているので、ボッコボコな試合を一緒に見せましょう」と語りかけると、大雅は「ボッコボコな試合ってなんだよ」と笑顔のツッコミ。
続けて「年末に負けてからずっと悔しくて今日までやってきたので、年末の自分より数倍強くなったところを見せられると思うので楽しみにしていてください。今回は喧嘩祭りってことなので、思いっきりリングで喧嘩を見せます」と、MMAファイターとして進化したところと文字通りの喧嘩を見せたいとする。
喧嘩祭り、そして喧嘩三番勝負と名づけられたことには「純粋に、その名の通り喧嘩しに行きます」(栗秋)、「喧嘩しろってことなので喧嘩を見せたい」と、互いに望むところだとした。
MMAの練習はしているのかとの質問に、栗秋は「しっかり練習しているので倒します」ときっぱり。「もう大雅選手の時代じゃないので、自分がしっかり変えていきます。ファンの人たちがまた見たいと思う試合を見せてしっかり響かせます」と、大雅の時代ではなく自分の時代に変えると宣言。

これに大雅は「僕がもう一回作りに来たので。ここからもう1回作りますので見ていてください」と、自分はまだまだ終わらないと反論した。
栗秋は6月の『THE KNOCK OUT』でRIZINファイターの倉本一真とUNLIMITEDルールで対戦し、敗れている。それでも、さらに攻撃の幅が広がるMMAでの試合を受けたのはなぜかと問われると「元々MMAも視野に入れて練習をしてきましたし、倉本選手より今回ラクな相手なので(笑)。オファーを受けました」と挑発。
その言葉を聞いた大雅は「無理してんなと思って。泣かせてやるぞ、お前。中途半端なんだよ、もっと来いよ」と栗秋を煽るが、栗秋は「大丈夫です。試合で分からせるので」とニヒルな笑みを浮かべた。
大雅には、デビュー戦を踏まえて2戦目ではどういう自分を見せたいかとの質問が飛び、「前回はMMAを始めてから全然期間がなかったので、今回は1年弱ですけれど始めてから経っているので、去年の試合でこんな感じかっていうのを掴んだ部分もあるので。そこから次の試合の日のためにずっとやってきたので、今回はしっかり打撃を見せて組みでも圧倒できると思うので、全局面でボッコボコにしたいと思います」と言い放つ。
栗秋は「自分も練習でしっかりやっているので。2人がやれば打撃も出来ますし、噛み合うと思います」と、全局面で噛み合う試合を見せられると思うと語った。



