9月に王座を奪取したばかりのレオナ(左)が山本の挑戦を受けて初防衛戦に臨む (C)M-1 Sports Media
2019年12月15日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.109』の第1弾対戦カードが発表された。
K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が、挑戦者に山本直樹(優弥道場)を迎えての初防衛戦を行う。
レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央らを撃破し、今年6月のK-1ではK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝(優勝は武尊)の実績を持つ小宮山工介をもKOした。9月16日の『K-1 KRUSH FIGHT.105』で西京佑馬を下し、第9代王座に就いたばかり。戦績は25勝(10KO) 5敗1分。
山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで、日本vs中国の対抗戦では2年連続でワン・ジュンユーに勝利している。戦績は9勝(3KO)6敗1分。
念願のベルト奪取の機会を得た山本は「スーパー・フェザー級の中でやっぱりレオナ選手はトップ中のトップ。パンチ・蹴りをもらってもその倍返して、泥臭くても良いので必ず勝ちたい」と執念でベルトを勝ち取ると意気込む。
それを聞いた王者レオナは「山本選手が『手数で泥臭くても勝つ』と言った瞬間に勝ったと思いました。挑戦者なんだからKOする気で来ないとチャンピオンには絶対勝てない」と一蹴。「僕がチャンピオンとして強さを見せてしっかりKOします」と堂々とKO防衛を宣言するレオナは「ベルトを獲って3カ月後にチャンピオンとしてしっかり防衛戦を戦うので、その3カ月後に決まっているK'FESTAにつなげたい」と“K-1年間最大のビッグマッチ”『K'FESTA.3』(2020年3月22日)への出場をアピールした。
「まずタイトルマッチを組んでくださって、ありがとうございます。自分はずっとチャンピオンになることだけを考えてやってきたので、やっとチャンスが来たんだなと思って大分気合いが入ってます。(今回の王座挑戦にかける想いは?)スーパー・フェザー級の中でやっぱりレオナ選手はトップ中のトップで、一番か二番ぐらいに強いと思っています。そういう選手とタイトルマッチをやらせてもらって、勝てばベルトも手に入るし、一番強い選手に勝ったということで自信がつく。これは本当にありがたいタイトルマッチです。
(ファイターとしてのレオナの印象は?)さっきも言ったようにトップ中のトップで強い選手だと思ってます。パンチ力もあるし当たったら倒すし、攻める時は攻める。試合運びが本当に上手でパーフェクトな選手だと思ってます。(レオナに勝つためにどんなイメージを思い描いている?)レオナ選手は手数が多いのでパンチ・蹴りをもらってもその倍返して、泥臭くても良いので必ず勝ちたいと思います。自分は相手っていうよりベルトが欲しいし、今はタイトルマッチが決まったので、しっかり勝って何が何でもベルトを巻きます。
(ファンの皆さんへメッセージは?)こんな自分をいつも支えてくださる方、応援してくれている方のおかげでここまで来れたと思ってます。12月15日、何が何でもベルトを獲るので会場に見に来てください。お願いします」
◆レオナ・ペタスのコメント
「今回の試合は弟(加藤虎於奈)と一緒に出るということで、弟と一緒に出た時は過去2回あるんですけど、どちらもKO勝ちしてるので、今回も2人でKO勝ち出来るんじゃないかなって思ってます。全然相手をナメてるとかじゃないですけど、ここをKO勝ちして次につなげたいなって思ってます。
(挑戦者が決まった時の率直な心境は?)僕は常々自分は誰よりも強いと言っているし、いつ誰の挑戦も受けると言っています。今回山本選手と試合が決まったことに対して不満も何もないです、ただ今回のタイトルマッチはタイミングで決まったと思うんですけど、タイミングだけじゃこのベルトは獲れないぞと。実力があってこそのベルトだと思ってるので、まあ甘く見んなよって感じですね。
(ファイターとしての印象は?)山本選手、サウスポーの選手には強いんじゃないかなって思ってます。でもチャンピオンクラスには全然勝ててないし、まだ早いぞって僕は思ってますね。(この先も見据えていると思うが、この試合でどんなインパクトを残して次につなげたい?)前回KOすると言って出来なかったので、それを見せたいです。今、山本選手が『手数で泥臭くても勝つ』と言いましたけど、それを聞いた瞬間に僕は勝ったと思いました。
僕は挑戦者なんだからKOする気で来ないとチャンピオンには絶対勝てないと思っているし、そこで僕がチャンピオンとして強さを見せてしっかりKOします。ベルトを獲って3カ月後にチャンピオンとしてしっかり防衛戦を戦うので、その3カ月後に決まっているK'FESTA。3カ月スパンだったら試合は出来ると思っているので、そこにつなげられれば良いなと自分は思ってますね。
(ファンの皆さんへメッセージは?)前回の試合でKOすると言ったんですけどKOを見せることが出来ずに終わって。それでもなおかつ応援してくれる人たちがいて、そういう人の支えのおかげで今まで頑張ってこのベルトを獲ることが出来たし、このベルトを懸けてもう1回やることによってその人たちにKO勝ちというものを見せられれば良いなと思っています。必ずKOするので、12月15日よろしくお願いします」