キックボクシング
ニュース

【RISE】那須川龍心が階級を上げて1位・政所仁と対戦「しっかり倒しに行く」、政所「試合でも可愛がってあげる」。白鳥大珠はISKA世界王者とトーナメント前哨戦

2025/06/30 13:06
【RISE】那須川龍心が階級を上げて1位・政所仁と対戦「しっかり倒しに行く」、政所「試合でも可愛がってあげる」。白鳥大珠はISKA世界王者とトーナメント前哨戦

那須川龍心(左)が激戦区スーパーフライ級転向第一戦で1位・政所仁と対戦

 2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』の追加対戦カードが発表された。

 SuperFight!のスーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1Rで、同級1位・政所仁(魁塾)と第3代RISEフライ級王者・那須川龍心(TEAM TEPPEN)の対戦が決定。


 政所はバルカン砲とも称される回転の早い打撃と相手の意表をつく技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2021年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準決勝で風音に判定負け。2023年7月に風音にリベンジし、11月の「NEW WARRIORSトーナメント」の準決勝で花岡竜をKO、決勝で長谷川海翔を破って優勝。2024年6月に大﨑とのタイトルマッチを実現させたが、判定で敗れた。

 12月には花岡と第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦を争うも、判定負けでまたも王座に手が届かず。2025年5月、フライ級からの挑戦者・数島大陸にスプリット判定で辛勝した。戦績は22勝(7KO)12敗1無効試合。


 那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れるも、その後は6連勝。2024年6月には塚本へのリベンジを果たした。

 また、2023年大晦日の『RIZIN』でMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。2024年11月、数島大陸を初回KOで破り、RISEスーパーフライ級王座を奪取すると、12月にはペットマイもKO。2025年3月にクマンドーイをも2RでKO。6月にはハマダ・アズマニに圧勝してISKA K-1ルール世界ストロー級(-51.5)王座に就いた。11連勝と破竹の快進撃中。戦績は13勝(6KO)2敗。

 3月大会で那須川はスーパーフライ級(-53kg)に階級を上げることを宣言し、戦いたい相手として「1位の政所選手。いきなり王者とやるのは難しいと思うので、まずはそこを目指します」と、ランキング1位の政所仁との対戦を目指したいとし、伊藤隆RISE代表も「上位ランカーと組みたいですね。龍心がやりたいのであればチャレンジマッチとして実現へ向けて動きます」と、スーパーフライ級転向第一戦でいきなり政所との対戦もありだと話していた。


 6月29日(日)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 189』では両選手がリング上へ。

 那須川は「階級を上げての一発目が1位の政所仁選手。他のジムの選手の中で、唯一と言っていいほどよくしてもらっている先輩で複雑な部分もあるけれど、そういうの関係なくしっかり倒しに行こうと思っています」と、実は仲がいい兄貴分だと明かす。

 政所も「まさかのプライベートで仲がいい龍心と決まって、最初は嫌な気持ちやなとか思ったんですけれど、今は向かい合ってみて、龍心はシンプルに今むちゃくちゃノリにノッていていて楽しみだし、普段めっちゃ可愛いですけれど試合でもめちゃくちゃ可愛がってあげようかなと思います」と、試合で“可愛がる”とニヤリとした。

 出場が決まっていたRISEスーパーライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)は、ISKAフリースタイルルール世界ウェルター級王者アンディ・ターランド(イングランド/Tornado gym)とSuperFight!のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rでの対戦が決定。


 白鳥はキックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。2021年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では皇治らを破って優勝。2023年は3月にK-1との対抗戦で佐々木大蔵に勝利。

 2024年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でペットパノムルンに敗れた。2025年3月には麻火佑太郎と第5代スーパーライト級(-65kg)王座決定戦を争い、判定勝ちで2階級制覇を達成した。戦績は31勝(12KO)11敗1分1無効試合。


 ターランドは今回が初来日。ISKA世界王座(フリースタイルルールはRISEルールからヒザ蹴りを禁止したルール)の他に、CFS世界王座(3回)、S1イギリストーナメント優勝、WKOイギリス王座、WKAイギリス王座など10本のベルトを獲得してきた。右カーフキック、飛びヒザ蹴りや飛び二段蹴りなども使いこなすアグレッシブなファイター。


 白鳥も『RISE 189』のリングに上がり、相手が決まったんですけれどISKAの王者なんですよね。ベルト10本持っている。間違いなく強い選手と決まったので。この間、龍心がISKAのベルトを獲ったと思うんですけれど 僕もタイトルマッチにしてくれないですか?」と伊藤代表におねだりするが、伊藤代表は「ISKAのタイトルよりトーナメント優勝してくださいよ。そっちの方が価値があると思うのでそっち頑張ってください」と却下。

 苦笑いした白鳥は「ダメだったので(苦笑)。トーナメントを11月に控えているので、その前にバチっと弾みをつけて、トーナメントをワクワクさせるような試合をしたいと思うので応援に来て下さい」とアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント