2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホール『DEEP JEWELS 26』で、“ガチで戦うアイドル”川村虹花(仮面女子)と対戦する永尾音波(AACC)は、まだ16歳の女子MMAホープ。
アマチュアキックボクシングでの試合を経て、3月のDEEP東京大会では同世代の吉川桃加を相手に打撃で上回り判定勝利、プロデビュー戦となった6月のDEEP JEWELSでは 組み技を得意とする國保小枝の組みを断ち切り判定勝利、続く9月大会では同世代のリオンと対戦し、19-19×3の同点ながら、マスト判定によりリオンに惜敗している。
これまで主に同世代としのぎを削ってきた永尾が今回対戦する川村は、高校1年生でアイドルになり、総合格闘技の試合を見たことをきっかけに興味を持って自身も習い始め、2017年12月に試合初出場。勝利を収めると2018年3月にプロデビューを果たし、現在2勝4敗。2018年大晦日と2019年6月に連敗を喫し、7月中旬には練習中に首を傷めて9月大会(永尾と対戦予定だった)は欠場となり、今回の試合に再起を懸ける。また、今回が初のケージでの戦いに。
知名度も話題性もある川村との対戦は、永尾にとって大きなステップになる可能性がある。キャリアでは上回っている相手だが「川村虹花選手の印象は、打撃で前に出てくる選手だと思います。でも私は消極的な選手より、バチバチ前に出て来てくれる選手の方が自分の打撃が当てられるし得意なのでラッキーです」と、アグレッシブに前へ出てくる川村は得意なタイプだという。
「私はまだ格闘技を始めて間も無いのでノビシロしかないです。MMA試合デビューしてからの過去3試合をたまに見返していて、総合的に、まだまだではありますが形にはなって来ているし、毎試合自分でも成長を感じられています、前回・前々回と相手が寝技の選手でまだ経験の浅すぎる私は少し苦戦しましたが、その経験を踏まえて、今回は寝技の部分でも練習して来ていることを出せるんじゃないかと自分に期待しています」と、さらに成長を感じられる試合になるのではないかと自分に期待。
「そして、見応えのあるバチバチの試合をして顔をボコボコにして(笑)一本、KOで勝ちたいです、パウンドでも勝ちたい! とかいろいろ高望みしてますが、全部自分次第なのでただただ全力で、まずは前回の課題の自分に負けないをモットーに頑張ります」と、、川村のアイドルフェイスをボコボコにすると言い放つ。
今後の目標を聞かれると「将来は、格闘技以外にも目指したい事とかやりたい事ありますが、凄い多くなるので格闘技だけの話にします(笑)。RIZINに出たいです!」と、16歳らしく夢や希望は多いが、川村も昨年大晦日に出場しているRIZIN参戦を目標に掲げる。
「理由はいろいろありますが今はそんなの言ってても意味が無くて、強くなってプロとして良い試合が出来てしっかり勝てる選手になって出場するのが目標です。チャンピオンになったり、相当強かったり試合が面白かったりしない限り出たい気持ちが強いからって出られる場所では無いと思っています。そうであって欲しいです。少しでも目にとめてもらえる選手になれるように今頑張っています」と、RIZINの方から参戦を熱望されるような選手になりたいと語った。