▼第1試合 Krush女子フライ級 3分3R延長1R
×小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代KPKB女子バンタム級王者)
TKO 2R 1分08秒 ※レフェリーストップ
〇木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER/2022年女子ボクシング世界選手権大会出場)

小澤は12勝26敗4分と42戦のキャリアを持つ大ベテランで、2023年10月にAYAを破り第2代KPKB(九州プロキック)女子バンタム級王者となったが、2024年5月に恵音との初防衛戦で敗れ王座を失っている。

木村は2001年4月12日、岐阜県出身の23歳。4歳から14歳まで空手を学び、第3回~第9回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会7連覇を飾る。小学4年生からはオリンピック出場を目指してボクシングも始め、2022年女子ボクシング世界選手権大会出場、第20回全日本ボクシング選手権大会女子バンタム級準優勝、第17回・第18回全日本女子ボクシング選手権大会女子ジュニア・フェザー級優勝など輝かしい戦績を収め、2024年11月にKrushデビュー戦を初回KO勝ちで飾ったサウスポー。
デビュー戦はボクシング仕込みのパンチの技術を見せつけた木村だが、2戦目のYuka☆(SHINE沖縄)戦では空手仕込みの蹴り技を多用。1Rから3Rまで、まるでジャブのようなサイドキックを顔面とボディへ次々と蹴っていき、相手を全く近づけさせないワンサイドゲームでフルマークの判定勝ちを飾った。

1R、木村が前蹴りを出すと小澤は腕をコの字型にしたブロック。木村は何発か蹴るとサウスポーからのパンチ主体に切り替え、左フックからの右ボディ、右フックからの左ストレートを次々と当てていき、前蹴りで小澤の頬を切って流血させる。

2Rが始まると小澤は前へ出るが、木村は軽快なステップでかわし、右フックを売って回り込む。小澤は右目上と右目下をカットして大流血。ドクターチェックとなる。

再開後も容赦なく前蹴りを顔面とボディへ放つ木村。小澤は近付くことが出来ず、木村の左ストレートが入ったところでレフェリーが試合を止めた。

木村はマイクを持つと「もなワールドの強さは分かってもらえたでしょうか。ストレート、蹴りもちょっとだけ進化が見せられたと思います。そろそろベルトに絡みたいのでご検討をお願いします」とアピールした。






