▼第6試合 Krush-OFGバンタム級 3分3R延長1R
〇悠斗(HUNGRY GYM/第3代Krushフライ級王者)
判定3-0 ※28-29、28-30×2
×心直(REON Fighting Sports GYM/第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)

悠斗こと高橋悠斗は、元々はキックボクサーで2011年に国士舘大学所属として全日本学生キックボクシング連盟のフライ級王者となっている。プロデビュー後はNJKFの上位ランカー(最高2位)として活躍したが、2014年にボクシングへ転向。2019年10月に世界ランカーでもあった王者・堀川謙一を破り、日本ライトフライ級王者となった。しかし、2020年3月に決まっていた初防衛戦が新型コロナウイルスの影響により度々延期に。気持ちが切れてしまい、4月にタイトル返上と現役引退を発表。プロボクシングの戦績は11勝(5KO)4敗。

2021年6月にキックボクシングに復帰し、『KNOCK OUT』で白幡裕星に判定負け。2022年9月にはWMC日本ライトフライ級王座を獲得している。2023年7月のKrush初参戦で松葉斗哉を左フックでなんと9秒でKOした。10月には王者・大鹿統毅を47秒でKOし、第3代Krushフライ級王者に。しかし2024年1月の初防衛戦で大夢にKOで敗れ、7月の再起戦でも安尾瑠輝にKOされ連敗。今回は約1年ぶりの再起戦となる。戦績は22勝(11KO)15敗4分。自らを“KO体質”と称している。
心直は“プロフェッショナルシスト”健太の愛弟子で、J-NETWORKフライ級新人王を獲得後、KNOCK OUT、REBELS、シュートボクシングに参戦。SBでは日本バンタム級1位になっている。2022年12月のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦では無敗のホープ乙津陸を判定に破り、王座に就いた。
しかし、2023年3月の王者第一戦でMASA BRAVELYに判定負けを喫し、8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では乙津にリベンジを許した。9月からはK-1 GROUPに参戦し、池田幸司と壬生狼一輝にKO負けを喫したが、2024年7月に矢島直弥をKOして初勝利。10月は林佑哉にKO負け。戦績は9勝(2KO)13敗2分。
1R、前へ出てくる悠斗に心直は左ミドルを蹴りながら回り込む。前蹴りも使って距離を詰めさせない心直に、悠斗は右インカーフ、右ボディストレートを打って行く。
2R、心直は左ミドルハイを多用し、左ミドルからの左ストレートを狙う。悠斗は右フックを放つと、心直が一瞬間をおいてしゃがみ込みダウン。立ち上がると心直は左ミドル、前蹴り、ヒザでボディを攻める。
3Rも前に出る悠斗に心直は左ミドルとヒザで対抗。悠斗は右ボディストレート、近付くと左右フックを振っていく。心直もミドルを蹴って最後まで対抗。
ダウンを奪った悠斗が判定3-0で勝利。心直はその場で泣き崩れた。




