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【UFC】引退したジョン・ジョーンズとGSPとハビブ・ヌルマゴメドフ──3人の“GOAT”の共通点をジョン・ダナハーが語る「史上最強の3人のスタイルには教訓がある」

2025/06/24 15:06
【UFC】引退したジョン・ジョーンズとGSPとハビブ・ヌルマゴメドフ──3人の“GOAT”の共通点をジョン・ダナハーが語る「史上最強の3人のスタイルには教訓がある」

 2025年6月21日(日本時間22日)、元UFC世界ヘビー級&ライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズ(米国)がMMA(総合格闘技)からの引退を発表した。

 37歳のジョーンズは21日、Xに「本日、UFCからの引退を正式に発表します。この決断は熟考を重ねた上での決断であり、この長い道のりに心から感謝の意を表したいと思います。

 初めてオクタゴンに足を踏み入れた時から、このスポーツの可能性の限界を押し広げることが私の目標でした。UFC史上最年少チャンピオン(※23歳8カ月)になったこと、世界最高峰のファイターたちを相手にタイトルを防衛したこと、そして世界中のファンと忘れられない瞬間を共有したこと。これらは永遠に大切にする思い出です。信じられないほどの喜びも、時には厳しい挫折も経験しましたが、すべての挑戦が私に貴重なものを与え、ファイターとしても人間としても、私を強くしてくれました。


(C)Zuffa LLC/UFC

 UFC、ダナ、ハンター、ロレンゾ、神、家族、コーチ陣、チームメイト、そしてあらゆる局面で私を支えてくれたすべてのファンに感謝します。皆さんの揺るぎないサポートと私への信頼が、私の支えとなっています。仲間のファイターの皆さん、私の最高の力を引き出し、ケージの内外で共に敬意を表してくれたことに感謝します。

 人生のこの章を終えるにあたり、新たな機会と挑戦を楽しみにしています。MMAはこれからも私の一部であり、このスポーツにどのように貢献し、新しい方法で人々に刺激を与え続けられるか、今からワクワクしています。この素晴らしい旅路を共に歩んでくださった皆様、本当にありがとうございました。最高の瞬間はまだこれからです」と投稿した。

 新たなUFCヘビー級王者には、暫定王者だったトム・アスピナル(英国)が正規王者に昇格。ジョーンズの最後の試合は、2024年11月のスティーペ・ミオシッチ戦で、3R 左スピニングバックキックからパウンドによるTKO勝ちでヘビー王座初防衛に成功している。

 MMA30戦28勝1敗1NC。ひとつの黒星は2009年12月のマット・ハミル戦でのジョーンズの垂直方向のヒジ打ちによる失格。この攻撃は現在では有効打とされている。また、ひとつの無効試合は2017年7月のダニエル・コーミエーとの再戦での薬物検査失格によるもの。さまざまなトルブルもあった“JJ”だが、長い期間「パウンド・フォー・パウンド最強」であったことは間違いない。

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