2025年7月25日(金)東京・後楽園ホール『RISE 190』にて、第2代RISEライトヘビー級王者・南原健太(TARGET SHIBUYA)の約1年ぶりとなる復帰戦が決定した(※極真会館を5月31日付けで退館、所属が変更となった)。
南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。2022年オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会軽重量級優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、2022年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。その後、坂本優起にKO勝ちして再起を果たすと、2023年3月にはK-1との対抗戦で愛鷹亮を1Rでマットに沈めた。
8月に「第2代RISEライトヘビー級(-90kg)王座決定トーナメント」で優勝して王者になると、12月にビクター・デ・コニングをKO、2024年6月にジェシー・アスティルもKOして7連続KO勝ち中。戦績は10勝(10KO)1敗。
復帰戦は、SuperFight!のライトヘビー級(-90kg)3分3R延長1RでMAX FCスーパーミドル級王者ジョン・ソンジク(韓国/PT365)と対戦する。
ソンジクは身長180cmでリーチは182cm、サウスポーで左ストレートを得意とする。キックボクシング戦績22勝6敗に加えて、MMA戦績2勝2敗。
6・21『RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA』のリングに上がった南原は「第2章開幕、南原健太にしか見せられないド派手なKOを見せるので皆さん是非応援にきてください」とリング上で挨拶を行った。
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逆転劇が多かったけれど第2章は倒すオンリーでやっていきたい
■囲み取材での質疑応答
――昨年6月以来の復帰戦となりますが、怪我とか調子とかはいかがでしょうか?
「前回の試合で怪我してしまったんですけれど、今は完治しまして体調の方も万全で練習の方も順調ですので、今めちゃくちゃ調子いいです」
――極身会館からTARGET SHIBUYA所属として今回第1戦を迎える形になりますが、練習環境はいかがでしょうか?
「今まで極身会館で強くしてもらったんですけれど、ここから新しくTARGET SHIBUYAのエキスを取り入れて、またより進化した南原健太をお見せできると思います」
――具体的にこう変わったというのはありますか?
「ちゃんとキックボクシングを教わってます。もちろん極真会館に所属している時も厳しい練習だったり技術も教わってはいたんですけれど、空手とキックボクシングは大きく違うので、TARGET SHIBUYAに入ってからは『キックボクサーだな、自分』って今感じてますね。練習も全然違うのが多いのでアップデートされちゃってますね」
――小さい時から空手道場で身についたものがあって、今キックボクシングジムになって違和感は特にない?
「違和感あります。特にTARGET SHIBUYAは綺麗ですしね。街も渋谷ですし(笑)。でも空手がどうとかじゃなく、今の僕がRISEのチャンピオンになれたのは極真会館にいなかったらなってなかったものなので、空手で培ったものはこれからジムが変わっても、その初心は忘れずに行きたいなと思っています」
――押忍の精神は?
「押忍の精神は健在ですよ。ただ、RISEにいるってことは僕も強さだけじゃなくスーパースターになるのが目標なので、いろいろ出来ることは増えてきたのでやっていきたいと思います」
――対戦相手の映像はご覧になりましたか?
「はい、見ました。打ち合いになると気持ちが強い選手だなって印象なんですけれど、全然僕の方が気持ち強いので間違いなくKOで終わるかなと」
――自信はありますか?
「久しぶりですけど、もちろん。全然もう倒すことしか考えてないので、倒されることは考えてないです。僕は逆転劇が多かったんですけれど、これからジムも変わって南原健太第2章なんですけれど倒すオンリーでやっていきたいと思いますので皆さん期待していてください」
――この試合がまず大切だと思いますけれど、この後ご自身で抱いてる野望は?
「RISEのキックボクサー、RISEライトヘビー級チャンピオンとして強さを証明していく。これが自分の中でブレないものです。まずそこが出来ていないといけないと思うのでそこで強さを証明するのと、僕は何度も言ってますけれど人気者になりたいので、僕自身がしっかりと努力して。いろんなメディア活動とかそういうのに力入れて、より多く南原健太の魅力を伝えていければなと思っています」
――強さのところでGLORYとRISEの交流もありますが、南原選手の階級はそのメッカじゃないですか。意識されてますか?
「もちろんです。GLORYのベルトを狙っています。GLORYには85kgがありますよね。僕、RISEだと90kgでやってるんですけど、85kgでも全然いけるんで2本目のベルトはもう視野に入れています。獲れる自信もあります。すぐにでも獲れるというか、分からないですけれど僕も進化しちゃってるんで。行けますね、獲れますね」
――段階を踏んで必ずGLORYのベルトを獲ると?
「もちろん」
――先ほどアップデートって話もありましたけども、具体的にこの1年1カ月でどんな部分がアップデートされたって思いますか?
「今まで空手の練習の延長線上でキックボクシングをやっていたんですけど、間合いの取り方だったりとか。今ボクシングの練習にも通っていたり、TARGET SHIBUYAでは宮城代表にキックボクシングを教わっていて練習環境が本当に大きく変わったので技術面が一番アップデートされているかなって感じですね」
――同門になったYA-MAN選手とか常陸飛雄馬選手から刺激とかアドバイスをもらったりってのはありますか?
「もちろんです。あれだけ活躍している選手たちなので、一緒に練習できる環境がありがたいですし、たくさん技術面でアドバイスもいただけるので全部真摯に受け止めて強くなるために今飲み込んでます」
――ブランクは問題ない?
「全然大丈夫です。僕、そんなに細かくないんですよ。いつでも出来るように普段から練習もしていますし、試合が決まってから追い込みとかじゃなくて毎日死に物狂いで練習しているので、全然いつあっても大丈夫な準備してきたので問題ないです」
――ヨーロッパの強豪勢と戦って行くために、これからどんなところを強化していかないといけないと考えていますか?
「まずはパンチをもらわない技術。フィジカルも大切だと思うんですけれど、ボクシング技術が一番大切だなと思っていて。相手にもらわずして自分が攻撃を当てる、それが一番いいかなと思っているので、vs.ヨーロッパを視野に入れながら今ファイトスタイルも作っていってます」
――今回の復帰戦に向けてファンへ意気込みを。
「改めまして、6月からTARGET SHIBUYA所属になりました南原健太です。まずは7月25日の後楽園ホールのメインで決まっていますので、なかなか後楽園で重い階級の試合って見られないと思うので、一番刺激をお見せできると思うし、この迫力は南原健太にしか見せられないと思いますのでぜひ会場での応援よろしくお願いします」