2025年6月21日(土)神奈川・横浜BUNTAI『RISE WORLD SERIES 2025』の前日公開計量&記者会見が、20日(金)横浜市内にて行われた。
第5試合のライト級(-63kg)3分3R延長1Rで対戦する、裕樹(ANCHOR GYM/第3代RISEスーパーライト級王者、初代RISEライト級王者、初代RISEスーパーフェザー級王者)は62.85kg、北井智大(チームドラゴン/同級5位)は62.95kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見で北井は「裕樹選手はローを蹴る選手という印象です。しっかり対策してきたので蹴られないように頑張ります。いい試合をしてアツい日本をあっためたい」と、裕樹が会見で予告していたローキックの対策をしてきたとコメント。
2020年11月に大阪で那須川天心を相手に引退試合を行って以来、約5年ぶりに現役復帰する裕樹は「今日は計量をクリアできてよかったんですが、寝坊して朝走るつもりが63.5kgあったので、新幹線の中で梅ガムを食べながら500グラム落としてきました。僕だけクリア出来なかったかもしれなくて危なかったです。5年の復帰戦ということでワクワクしているし緊張感もある。楽しんで会場を盛り上げたい」との意気込み。
続けて「北井選手と顔を合わせていい表情しているし、調子もいい。ローはやめてパンチで行きますのでパンチで殴り合いましょう」と、ローキックではなくパンチで行くとした。
これに北井は「分かりました。殴り合い得意なので」と受けて立つと回答。
約5年ぶりの計量の感想を聞かれた裕樹は「約5年間ずっと試合してなかったんですが、身体作りとかそういったものは楽しんでやっていました。減量も。今回も同じような感じではあったんですけれども、動ける身体を作らないといけないので、ただのダイエットじゃないというのを改めて思い知らされたところはあります。が、63kgは現在ベスト体重かなと思うので調子はいいです。楽しく出来ました」と答える。
ローキック勝負予告からパンチ勝負に心変わりした理由を聞かれると「だってローキック対策してるって言うから。ローキックは打たないでしょう。もう一切打たないですよ」と、北井が対策をしてきたと言ったからという。
これに北井は「信じないですね。絶対ローキックですよね。そのために練習してきましたから」と、裕樹の発言は駆け引きだと笑う。
裕樹は「そういうのを無駄な努力って言うんですよ」と北井のローキック対策は無駄になるとしたが、北井は「無駄が無駄じゃなくなる時がありそう」と信じない。
さらに裕樹は「ローキックは打たないので、信用していいと思いますよ」と続け、北井が「じゃあ、男らしく拳で」と返答すると「ただ、たまに嘘をつくのですいません」と裕樹はニヤリと笑った。