
これまでの『RWS』や日本のキックボクシングとも違うONEの判定基準には「自分のスタイルは勝敗が明確に分かれる試合が出来る自信があるので、レフェリーやジャッジの方にも好かれるような試合が出来ると思っています。自分が勝ってることをアピールするのも自分が得意としているところなので、いつも通り戦えば問題ないと思っています。接戦ではなく自分の試合をして圧倒すれば自ずと判定でも勝利が近付くので、そこはあまり考えていないです」と問題ないとした。

35万バーツ(約150万円)のボーナスを獲得できる自信はあるかと聞かれると「いただければ嬉しいですけれど、本当に強くて上手い選手なので、そればかり気にして攻撃的になってしまうとカウンターを合わされてしまう。大前提として自分のスタイルは変えずに、自分がやるべきことをやっていってKOにつながれば嬉しいなって感覚でやろうと思っています。もし獲得したらタイでショッピングしたいですね。ちょっと高い洋服とか」と、成り行きに任せるという。

現在37連勝。勝って当然との見方をされていることについては「格闘技ファンからもどんな勝ち方をするか見たいと言われることが多くて、それは光栄で嬉しいことではあるんですが、自分はそう思っていなくて。自分の強さを常に更新するつもりで練習や行動をしていかないと勝てないと思っているので、誰が相手であろうとどの舞台でも今出来る最高の自分を見せる気持ちで試合をしていることが、最高の結果につながっていると思うので。

今回の試合も同じで、相手選手は凄く強い選手ですが、一番は自分がどれだけ練習して追い込んできたかが自分が目指しているところなので、自分の中では1試合1試合全力で挑む気持ちでやるだけです。そこを変に意識するとプレッシャーになるので、言ってもらえるのは嬉しいけれど考えすぎずにやろうと思います」と自然体で臨みたいとする。

そして、11月16日(日)東京・有明アリーナにて開催されることが発表された今年2度目の日本大会『ONE 173』(U-NEXT配信)については「前回の日本大会に出場させていただいたんですけれど、その試合でいい結果を出せたから今回の試合につながっていると思いますし、今まで積み上げてきたものが今につながっている。今回もしっかり勝って、自分の理想としてはその大会でタイトルマッチが出来たら最高だと思っていて。(ストロー級ムエタイの)初代王座が作られるなら、僕はそこの大会でタイトルマッチをやりたいと思います。そのためには今回の試合で勝つだけではなく内容も大事になってくるので、全てを出し切るつもりで一試合一試合戦っていかないとそこの道は開けないと思うので、今回の試合で勝つことを一番に考えています」と、日本大会でタイトルマッチが出来れば最高だと答えた。


