MMA
インタビュー

【RIZIN】“生き残った”鈴木博昭「次はクレベルに『頼んますぜ!』っていうのはある」×山本空良「UWFの回転体の動きが現代MMAのなかでは難しい」

2025/06/18 21:06

山本空良「どっちつかずに自分がいて、覚悟が決めきれてない状態」

──試合後の率直な感想を。

「まず、今までの試合、連敗中で、自分の良くないところ、苦手なところの克服ができていなかったっていうところと、いい試合もできなかったし、結果負けてしまうしで、自分としてというか、みんな、いち格闘技ファンに見せられる試合じゃなかったなと思いますね」

──なぜそうなってしまったかの原因や、理由はあるのですか。

「やっぱりまあ、自分の心の弱さだったり、何て言うんだろうな……、自分が今のこの現状の練習に満足しちゃってるところもあったのかな? と思って。何て言うんだろう、もっともっと練習しなきゃっていうのはもちろん当たり前なんですけど。やっぱり、いろんな環境に触れて、いろんな人を見て。頑張っている人もたくさんいて。そういうところから自分は学べてなかったと思いますし。ちょっと格闘技を軽く見すぎているところもあると思うんですよね。

 その、よく自分が言うUWFの回転体の動きっていうのは、厳しいところが今の、現代MMAのなかではすごく多いと思うんですよ。で、自分はそっち(回転体)から先に学んでいるから捨てたくないっていう気持ちが強い。そして、それを捨てた方が勝てるよっていう人もいる。その、どっちつかずの真ん中に自分がいて、覚悟が決めきれてない状態に今いるのかなって思いますね」

──鈴木博昭選手と実際に戦った印象として、試合前と違ったところはありましたか。

「試合前のイメージとまああんまり変わらないっていうか自分のイメージ的には。もちろん強かったですし。“試合中に絶対この人、笑うんだろうな”って。まあ案の定、笑われちゃって、自分が情けねえなって思っちゃいました」

──試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標を教えてください。

「目標、展望はうーん、負けた人が『次は勝ちたいです』って言うのは簡単なことすぎるので、やっぱりまたイチからやり直した方がいいんじゃないかな? と思っていますね。自分は強い選手とやることにこだわっていて、自分が強くなるからこそなんですけど、だんだん迷走し始めちゃって、何がしたいのかが、自分でもストライキングがしたいのか、寝技がしたいのか、それとも何がしたいんだっていうところがすごいあるので。そういうところを変えていくというか、イチから組み立て直すのもいいんじゃないかって。

 組み立て直すのってすごく時間がかかって、年齢を重ねていたらできないことだと思うんですけど、自分はまだまだ24歳でまだできるので、間に合うので、いまは花を咲かせられてないと思うのですけど、30代、40代になって遅く咲いちゃうことになるかもしれないんですけど、諦めず挑戦し続ける姿を見せたいなと思います」

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