いい試合をして上の選手に絡んでいけるように

――そういう中で復帰戦として用意された今回の相手に関してはどういう印象がありますか。
「修斗の新人王トーナメントに出ていて、そんなに戦績もない選手で、だからといって舐めているわけじゃないんですけど、集中してしっかり復活できるようにしたいと思います。試合映像はまだちゃんと見られてないんですけど、体がゴツかったので組んだ時に投げてきたりするんだろうなと。あと、MMA独特の打撃のタイミングもあると思うんで、特に目が慣れてない時にそういうのが来られると絶対にもらってしまうと思います。試合が久しぶりすぎて、例え相手が素人だとしても不安になるくらい集中して試合しないといけないと思っているので、全然油断してないですね」
――アマチュアSBで2023年-70kg王者に輝いている実績もあるようですね。アマチュア大会でも村田選手は運営のお仕事をされているので、恵真選手の試合を見たこともあるわけですよね。
「うちの大会に出ていたみたいですが、ちょっと覚えてないですね…(苦笑)。僕は顔と名前を結構覚えるのが苦手でして」
――村田選手の復帰を楽しみにしたファンにどういう姿を見せたいですか?
「楽しみにしていた方はいるんですかね(苦笑)。いつも今まで応援してくださった方たちはみんな来てくれて、復帰を期待してくれているので、期待を裏切らない試合をしたいですし、これで終わりではなく、いい試合をして上の選手に絡んでいけるように徐々に上げていきたいと思います」
――今後はどういったことを目標に? スーパーライト級のタイトルを狙いにいきますか?
「とりあえず何戦かして試合間隔を戻していき、後輩の(笠原)弘希がスーパーライト級に階級を上げると言っていたので、僕は体を大きくしてウェルター級に階級を上げようかなと思っています」
――二階級制覇を視野に!
「そうですね。もう一回ベルトを巻いて、応援してくれている人たちに喜んでほしいですし、会長や家族にいいところを見せたいという思いはあります。今はそんなに大きいことは言えないので、一戦一戦頑張ります」
――現ウェルター級のチャンピオンの奥山貴大選手はMMAに専念してますが、どういった印象がありますか。
「弟の義光がSB日本ウェルター級王座決定戦で負けているので(2022年6月26日)やり返したいという気持ちはあります。でも、運営側の人間としては記者会見でお会いしたらすごく良い人ですし、特に嫌いとかはないです(笑)。僕はまだ階級を上げてないですし、久しぶりの復帰戦で全然上に絡めるとも思っていないので、特に今は何も考えてないですね」
――復帰戦が決まって練習をしないといけないうえに、運営のお仕事もあるので毎日大変では?
「そうですね。今、シュートボクサーの活躍でシュートボクシングはすごく盛り上がっていて、今年は創設40周年なんで周りに迷惑かけずに運営の方も頑張って盛り上げていきたいと思います」
――シーザー武志会長の息子ということで、プレッシャーはありますか?
「あまりないですが、会長の息子として恥ずかしくないような試合をしたいと思っています」
――試合を楽しみにしているファンにメッセージを。
「僕のことを知らない人もいると思うんですけど、しっかり今回勝ってどんどん感覚を戻していき、以前より強くなって、もう一回タイトルに絡んでいけるように頑張りたいと思うので応援お願いします」


