SASUKE「想像以上にテクニカルだった」
──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「悔しいですね。なんか、そうだなあ、“受け入れたくないな”っていう気持ちです」
──決まり手はボディでしたか。
「ボディですね。僕も蹴りなのか、パンチなのか、見えてなかったのですけど、みぞおちに入って、一瞬耐えられるかと思ったのですけど、ちょっと2、3秒あいてドンとみぞおちに負荷がきて、踏ん張れなかったですね」
──コレスニック選手と実際に戦った印象として対戦前と違うところはありましたか。
「対策練習でやってたことはできてたってセコンド陣は言ってくれてるのですけど、最後の決まり手のボディはやっぱり予想外だったなと。なんか、やられた直後のことあんま覚えてないのですけど、見えてなかったので。僕がブロックするクセを見抜いて、打つ場所、高さを変えてきたっていうところで、僕の想像よりもテクニカルだったなと。技術が洗練されているというか、シャープでしたね。あとまあ、やっぱりIQが高いのはわかっていましたけど、想像以上の高さでしたね」
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
「ちょっと今すぐには明確なことは言えないですけど、結構無理をしてきたので、ちょっと一瞬、体の治療に時間を使おうかなと思います」
──最後の場面で、左のレバーを打つ瞬間コレスニックがサウスポーにスイッチしていたのは、見えなかったですか。
「見えなかったですね。スイッチしてたのも多分わかってなかったです。セコンドに言われて気づきました」
──今回初参戦でいきなり強いコレスニックと当たりました。改めて対海外勢も含めて、RIZINでこれからも試合したい気持ちがありますか。
「ちょっと、もちろんまだやられたままは悔しいのでやり返したい気持ちはありますけど、ちょっと色々考えなくてはいけないなと思っています。すぐにというよりは、いろいろ自分を見つめ直さなきゃいけないかなと思っています。ちょっとだけ時間かかる感じですかね」
──コンディションを整えるという意味ででしょうか。
「プロなので、それは言い訳はできないですけど、やっぱり今回、いろんな人の思いとか、期待を背負って……(泣き出す)。すみません。とにかく期待してくれたファンとか、とくに修斗のほうには申し訳ない気持ちがいっぱいで、自分の立ち位置とか、色々考えなきゃなと。下向いてるほうがよくないですけど、ちょっと一回心を休ませなきゃと思っています」
──初参戦の“外様”選手として、多くの選手が嫌がる強豪相手に逃げなかったという事実は残るかと思います。お疲れ様でした。




