ムエタイ
レポート

【RtRWS】石井一成が好戦的な現役ランカーを左ボディでマットに沈める、奥脇竜哉がマシンガンラッシュでKO勝ち、JOHがゲンウボンに初黒星、藤原乃愛がヒジでTKO勝ち、Joseiも勝利で続く、吏亜夢が古豪ダウサコンを初回KOし朝陽に対戦表明、佐藤九里虎がタイ選抜にまずは先勝、シンイチがヒジ打ちで見事KO勝ち

2025/06/15 15:06
Road to RWS2025年6月15日(日)東京・後楽園ホール※U-NEXTにてLIVE配信 ▼ダブルメインイベント(第14試合)スーパーフライ級(52.16kg)3分3R〇イッセイ・ウォーワンチャイ(=石井一成/ウォーワンチャイプロモーション)KO 2R 2分30秒 ※左ボディブロー×リッティパン・パンダックラッタナブン(タイ)  打倒ムエタイを掲げるイッセイはWBCムエタイ世界スーパーフライ級、WPMF世界スーパーフライ級など権威あるタイのタイトルを次々と獲得し、2022年8月からK-1にも参戦。初代K-1 WORLD GPバンタム級王者・黒田斗真と2度に亘る激闘を繰り広げるなどし、2023年12月にK-1との契約を解除した。  それ以降はラジャダムナンタイトル獲得を目標に、RWSを主戦場に。スーパーフライ級からフライ級に階級を下げ、昨年12月にラーチャンに判定勝ち。前戦となった今年3月のジョムホート戦で惜しくも敗れ、今回再び階級を戻し、再起戦に臨む。 リッティパンは現ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位。現在3連勝中。  1R開始と同時に前へ詰めていくイッセイ。まずは右ロー、リッティパンも右ローを返してくる。イッセイが左ボディを打つとリッティパンは右フックを合わせてきた。さらに右ミドルを蹴るリッティパン。イッセイはその右ミドルに左フックを合わせる。右ローの蹴り合いで軸足を蹴って転倒させたイッセイは、ロープを背負うリッティパンから右のフェイントをかけてからの左フックでダウンを奪う。  立ち上がったリッティパンはロープを背負いながらも強気にパンチ、ヒジを打ち返してくる。イッセイは右フックで飛び込むと右フックを連打してダウンを追加。リッティパンは立ち上がりラウンド終了となった。オープンスコアは10-7×3でイッセイ。  2R、ロープを背負って回り込むリッティパンにイッセイは左右のロー。リッティパンが強気に右ストレートを打ってくると、イッセイは右フック。やや大振りのイッセイにリッティパンが右を2発当てると、イッセイは左の縦ヒジを繰り出す。  イッセイの右ストレートが打ち抜かれ、大きく頭が揺れるリッティパン。それでもイッセイに打ち返してくる気の強さを見せるも、イッセイが左三日月を蹴ると一瞬右わき腹を気にする。その隙を見逃さなかったイッセイが再び三日月を蹴り、左ボディを叩き込むとたまらずダウン。即座にレフェリーがストップし、イッセイの鮮やかなKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼ダブルメインイベント(第13試合)スーパーフライ級(52.16kg)3分3R〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)KO 2R 1分40秒 ※3ノックダウン×フアゲーウフアウェン・ジャッキージム(タイ) 竜哉は元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者で、今年2月にはラジャダムナン2階級制覇を狙い、フライ級タイトルマッチに臨んだが惜敗。4月のタヌーピット・シットヨットタヌー戦では2RKOで復活を果たすと、5月のSPACE ONE×BOM合同興行で前ラジャダムナンフライ級王者ゲンウボン・ポー.ラックブンをOFGムエタイルールで破り、完全復活をアピールした。 今回対戦するフアゲーウフアウェンはムエサイアムイサーンの元チャンピオンでフィームー(テクニシャン)タイプの選手。戦績は45勝15敗。  1R、竜哉の右ローからスタート。さっそく得意の左ボディからの左フックを繰り出すフアゲーウフアウェンにフアゲーウフアウェンは右ミドル。竜哉は強い右ローを蹴り、フアゲーウフアウェンの左ミドルにも右ローを返す。フアゲーウフアウェンも負けじと右ローを蹴ると竜哉は左ボディをリターン。  強い右ローから左ボディで攻める竜哉にフアゲーウフアウェンも右ローと右ストレートを打ち返してくる。竜哉の左ボディに右ストレートをリターンさせるフアゲーウフアウェン。竜哉が飛び込んでの左ボディからの右フックを繰り出せば、フアゲーウフアウェンも強気に打ち返す。オープンスコアは10-9×3で竜哉がとった。  2Rが始まってすぐの打ち合いで竜哉が右フックをヒットさせてダウンを奪う。立ち上がったフアゲーウフアウェンは右ミドルと左右フックで逆襲に転じるが竜哉は強い右ローと左ボディ。フアゲーウフアウェンの右ローには左フックを合わせ、再びの左フックでダウンを追加。  最後はマシンガンのような高速ラッシュでショートパンチを連続で叩きつけ、フアゲーウフアウェンはヒジで対抗するが竜哉の連打をもらい続けてダウン。竜哉のKO勝ちとなった。フアゲーウフアウェンはしばらく立ち上がれず、退場するときもフラフラとするほどのダメージを受けていた。 [nextpage] ▼第12試合 スーパーフライ級(52.16kg)3分3R〇ゲンウボン・ポーラックブーン(タイ)判定2-1 ※29-28×2、28-29×JOH(MSJキックボクシング) JOHは9戦8勝(3KO)1分の無敗でWMC日本スーパーフライ級王者とKOSスーパーフライ級王者の二冠王。5月の『SPACE ONE×BOM』で奥脇竜哉をOFGムエタイで戦ったゲンウボンの対戦相手に抜擢された。  1R、両者サウスポー。前に出るJOHは右フック、左ボディ、左ローと手数を出す。小柄なゲンウボンはジャブを突いて前に出るが、JOHは左ロー、右フック。  左ストレートからパンチをまとめるJOH。後ろ蹴りでカカトを命中させたJOHは右ボディで追い打ちをかける。オープンスコアは10-9×でJOH。  2R、前に出るゲンウボンがパンチ&ロー、JOHはヒジで対抗する。右フック、左ローを上手く当てるゲンウボンは逆にJOHの攻撃を空振りさせる。JOHはジャブ、左ロー。ゲンウボンは自分が攻めているというアクションが上手い。  左ローを連発していくゲンウボンにJOHの足が流れ始め、ゲンウボンのセコンドから大きな声が沸き起こる。オープンスコアは10-9×3でゲンウボン。  勝負の3R、前に出て来るゲンウボンを右ミドル、ワンツーで迎え撃つJOH。至近距離でパンチとヒジが交わされる。左ローを蹴るゲンウボンにJOHがワンツー、ゲンウボンはボディにパンチを集める。  ゲンウボンの左右フックに後退するJOH。ゲンウボンはさらに前へ出て右フック、JOHはジャブを突く。ゲンウボンは左ミドル、右ストレートとアクション大きく攻め前へ出続けた。  判定は2-1と割れ、ゲンウボンが勝利。JOHはプロ10戦目にして初黒星を喫した。 [nextpage] ▼第11試合 47.62kg契約 2分3R〇藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)TKO 2R 1分56秒 ※レフェリーストップ×サリカトーン・オーツームエタイジム(タイ)  藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァ ピン級タイトルを獲得。昨年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。  2024年6月にはタイ・カラレスタジアムで行われたFairtex Fight47kgタイトルを獲得。9月の『RAJADAMNERN KNOCK OUT』でも完勝、『BOM』『RWS JAPAN』『RWS』『ムエローク』で勝ち進み、現在12連勝中。ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級1位にランキングされている。  1R、左ミドルを連打していく藤原にサリカトーンは組み付くが藤原が先にヒザを蹴る。離れると組み付いてくるサリカトーンに藤原はワンツー。徹底して組み付いてくるサリカトーンは押しヒザを見舞う。  藤原のワンツーには左ミドル。藤原のパンチにはテンカオも。ならばと藤原は突き刺すような前蹴りと左ミドル。サリカトーンは首相撲でヒザ蹴り。オープンスコアは10-9×2でサリカトーン、10-9で藤原と割れた。  2Rが始まると同時に藤原は左ミドル5連発、サリカトーンのミドルをキャッチしてコカす。しかしサリカトーンは首相撲のヒザ蹴り。藤原は左ミドルを蹴るが、首相撲に捕まってヒザをもらい、ヒザで押さえられてしまう。藤原も顔を押しながらのヒザで対抗。パンチで前に出る藤原は右ヒジでサリカトーンの右頬をカットして流血させる。 ドクターチェックで試合再開、首相撲になると顔を押してヒザを蹴る藤原。再びドクターチェックとなり、ここでストップ。藤原がTKO勝ちを収めた。  試合後にはラウンドガールを務めた妹のアイドルCharaと記念撮影、勝利を喜び合った。 [nextpage] ▼第10試合 スーパーバンタム級(55.34kg)3分3R×ステファン・シリラックムエタイ(タイ)判定0-3 ※28-29、27-30×2〇Josei(NJKF誠至会)  1R、ガードの高いステファンにJoseiはワンツーをボディへ打つ。ステファンは前に出てきてコーナーへ詰めるといきなりヒジ。ジャブを突くJoseiに思い切りヒジを振ってくるステファン。右ストレートも打つ。Joseiはジャブを突きながら右ボディストレートを狙い撃ちに。オープンスコアは10-9×3でJosei。  2R、ステファンは組み付いてJoseiを組み倒す。組んでくるステファンにJoseiはヒジ、三日月蹴り。ステファンもヒジを打つ。Joseiはヒザ、三日月でボディを攻め、右ボディストレート。左三日月の連打にステファンは棒立ち。さらに右ボディで攻めるJosei。  ガードを固めて耐えていたステファンは突然前へ出てヒジを振り回すが、Joseiは余裕でかわす。OPスコアは10-9×3でこのラウンドもJosei。  3R、Joseiは前に出てくるステファンにジャブを突き、右ストレートの強打。ステファンは左右のヒジで逆転を狙って前に出るがJoseiはかわしながら回り込んで流し気味に。ジャブと組み付きでステファンに逆転を許さず、Joseiが流した。  判定3-0でJoseiが勝利した。 [nextpage] ▼第9試合 58.00kg契約 3分3R×ダウサコン・バンバンジム(BANG BANG GYM/元WPMF世界スーパー・バンタム級王者)KO 1R 2分02秒 ※左ボディ〇吏亜夢(ZERO/WMC日本スーパーフェザー級王者)  ダウサコンはK-1、KNOCK OUT、巌流島など様々なリングに上がり、HEATでは皇治とも対戦しているベテランのムエタイ選手。  1R、身長で上回るサウスポーの吏亜夢はジャブ、ボディへの前蹴りから顔面への前蹴り。左右フックから左ミドルを蹴ると、ダウサコンはうずくまってダウン。  立ち上がったところへ左ボディを叩き込むとダウサコンはボディを押さえて再びダウン。ここで吏亜夢のKO勝ちとなった。  吏亜夢はマイクを持つと「僕は日本で連勝していてスーパーフェザー級では相手がいないので、朝陽選手とフェザー級でやりたいと思っている」と品川朝陽に対戦を表明した。 [nextpage] ▼第8試合 57.50kg契約 3分3R×皆川裕哉(KICK BOX/元ジャパンキックボクシング協会フェザー級王者)判定3-0 ※27-30×3〇しょーい(湘南格闘クラブ/IPCC日本フェザー級王者)  1R、躍動感のある動きから前蹴り、左ミドル、ヒジを打って行くしょーい。皆川は右ストレート、左フックで前へ出るがややトリッキーな動きをするしょーいにやりにくそう。しょーいは右フックをヒットさせ、組み付くと皆川を組み倒す。しょーいが左フックから左ヒジ、さらに右ミドル。オープンスコアは10-9×3でしょーい。  2R、しょーいは左ミドル、前蹴りから組み付いて皆川を押し倒す。左顔面前蹴りにのけ反る皆川は左ローと左ミドルを蹴るもしょーいに組み倒された。皆川がギアを上げて手数を増やすが動き回るしょーいをなかなか捉えることが出来ない。OPスコアは10-9×3でまたもしょーい。  3R、前蹴りを連打するしょーいに皆川は接近しての右フックを狙うが、その前に組み付かれる。しょーいは後ろ蹴り、左ボディ。出入りするしょーいに皆川は右を当てに行くが接近すると組まれてしまい手を封じられる。  フルマークでしょーいの判定勝ちとなった。 [nextpage] ▼第7試合 バンタム級(53.50kg)3分3R〇佐藤九里虎(FAITH/WMC日本スーパーフライ級王者)判定2-1 ※29-28×2、28-29×ビッグブーン・チョーチャンピョン(タイ)  1R、ジャブから右ローの佐藤にビッグブーンはいきなり首相撲で組み付いてのヒザ。離れると右ミドルを蹴るビッグブーンに佐藤は右ローでバランスを崩す。  右ミドルを当てていくビッグブーンだが、佐藤の右カーフに大きな反応を示す。ビッグブーンのワンツー、右ミドル、ジャブからの右ヒジにも佐藤は前進し、ワンツーを打つ。オープンスコアは10-9×3でビッグブーン。  2R、前に出る佐藤を前蹴りで転倒させるビッグブーン。左ミドルには佐藤が左ボディを返す。右ローを狙い撃ちにする佐藤だがビッグブーンの左ミドルをもらう。  ビッグブーンの右ミドルには佐藤が左右フックのお返し。前へ詰めてパンチで攻める佐藤にビッグブーンはミドルから組み付くが顔を押されてヒザを蹴るまでには至らない。OPスコアは10-9×2で佐藤、10-9でビッグブーンと割れた。  3R、ビッグブーンが右ミドルを蹴れば佐藤が右ローを返す。前に出る佐藤が右ストレートをヒットさせる。左ボディからの右ストレートが連続ヒットし、ビッグブーンがのけ反る。右ミドルを蹴って逃げようとするビッグブーンにも右ストレート。  左ボディからの右ストレート、右ヒジと攻める佐藤にビッグブーンは右ミドルを蹴るも棒立ちになる。残り30秒になると佐藤は前に出ず右ミドルを的確に当ててポイントを確実なものとし、判定2-1で勝利した。 [nextpage] ▼第6試合 60.00kg契約 3分3R×お松・レンジャージム(レンジャージム)判定0-3 ※28-29×2、27-30〇奥山琉星(Team High Up)  1R、奥山のワンツーにすかさずワンツーを打ち返すお松。右カーフをお松が蹴れば奥山も右カーフを蹴る。  2R、前に出るお松に奥山は下がりながらの右ストレート、左フック、左ボディ。お松は右フックをもらっても前に出て右ロー。お松は首相撲に持ち込むが、奥山が離れ際の右ヒジでお松の左目上をカット。流血でドクターチェックとなる。  再開後も前に出るお松は首相撲に持ち込んでヒザ。奥山はジャブで傷口を狙う。お松の右ローに奥山がワンツー。  3R、奥山の右ミドルに右カーフを合わせるお松。流血がどんどんひどくなるが前へ出て右カーフを蹴る。追われる奥山はジャブ。お松は2度目のドクターチェック。再開後、前に出るお松に奥山がパンチを当てていき、お松も右フック、右カーフ。下がり続ける奥山に前へ出るお松。  判定3-0で奥山の勝利となった。 [nextpage] ▼第5試合 51.00kg契約 3分3R×水流添正太(NJKF 道場373)KO 2R 2分18秒 ※右ヒジ打ち〇シンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)  1R、シンイチは踏み込んでのワンツー、ジャブ・右フック、ヒジと出入りする。水流添は左フックで迎え撃つが、シンイチのワンツーをもらって後退。  シンイチはパンチとヒジで追い込むが水流添は耐える。流血する水流添にシンイチはボディへ前蹴りを蹴るとワンツー、下がった水流添にパンチとヒジで攻撃をまとめた。  2R、水流添は左フックで前へ出てあわやダウン奪取かというシーンも。体勢を立て直したシンイチはジャブ、右カーフ、水流添の右ローに右ストレートを合わせ、さらに右ハイもヒットさせる。前に出る水流添に右カーフ。水流添は傷口のドクターチェック。  再開後、連打で前へ出る水流添だがシンイチの右ヒジからの右フックもらってダウン。なおも前に出ようとする水流添へシンイチの右ヒジが強烈にヒット、ダウンを奪ったところでレフェリーがストップした。 [nextpage] ▼第4試合 スーパーフライ級(52.16kg)3分3R〇れい(湘南格闘クラブ)判定3-0 ※30-27×3、29-28×希羅(MSJキックボクシング)  1R、よく動くれいはジャブ、ヒジ、右ストレート。希羅は右ローを蹴っていく。止まらずに攻めるれいに希羅はなかなか攻撃の場面を作れない。  2R、右カーフを蹴って組み付き首相撲からのヒザに持ち込むれい。希羅は右ハイキックをヒットさせるが、希羅の首相撲でリングエプロンに転落。リングに戻るとお返しとばかりにれいを首相撲で投げる。ワンツー、右ヒジを打って回り込むれい。右ミドルをキャッチされるとそのまま首相撲で希羅を前に引き倒してみせた。  3R、右カーフを蹴って回り込むれいに、希羅はパンチで切り込むが首相撲に捕まる。両者とも手数は少な目のうちに試合終了。れいが判定3-0で勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 スーパーバンタム級(55.34kg)3分3R〇エイジ(レンジャージム)判定3-0 ※30-27、29-28×2×篠崎竜之介(ONE'S GOAL)  1R、前へ出て積極的に攻めるのはエイジだが、篠崎は右のカウンター、さらに組んでの崩しと上手く戦う。エイジの右ローには左バックハンドブロー。  2Rも前に出るエイジだが前蹴り以外の攻撃がなかなか当たらない。篠崎は待ちの姿勢で徹底した右ミドル、右ストレートのカウンター狙いだが手数が少ない。コーナーやロープ際に詰めるエイジに篠崎は一発当てて離れる。  3Rは篠崎も前へ出てきてパンチを出すとエイジは左ミドル。パンチの距離での打ち合いとなり、篠崎が右でヒットを奪う。ミドルを蹴っていくエイジに篠崎は組み付いて同体で倒れる。前蹴りと左ミドルを当てていくエイジに篠崎はほぼ手が出ず組み付く。  判定3-0で前へ出ていったエイジの勝利となった。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級(53.50kg)3分3R〇福 僚太(健成会)TKO 2R 2分59秒 ※レフェリーストップ×速水檸檬(LION GYM)  1R、上背で優る速水は左ミドルを多用、福がワンツーを打ってくるとすかさず組み付いて首相撲からのヒザを連打。福もヒザで応戦する。互いに縦ヒジを振り下ろして、福が左右フックの連打で速水をグラつかせるが、速水は首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。福の右ヒジで速水は流血。  2R、右ハイを蹴る速水に福は右カーフ、右フック。右フックをもらう速水はノーガードで下がり、そこへ福が右フックでダウンを奪う。右フックを連発する福は再び右フックでダウンを追加。ここでレフェリーがストップし、福のTKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第1試合 フェザー級(57.15kg)3分3R×木部晴太(尚武会)判定0-3 ※27-30×3〇ミサイル雄(ONE'S GOAL)  1R、序盤から雄が左右の連打で突進、木部は首相撲に持ち込みブレイク。雄は左右のローから再び左右連打で突進、木部はサウスポーにスイッチしての左ミドルを蹴るがすぐにオーソドックスに戻して右ロー。頻繁にスイッチする木部だが、どちらに構えても雄にローを蹴られる。  2R、木部が左ミドル、サウスポーから右の前蹴り、組み付くとヒザ。ワンツーで応戦する雄に木部は頭が何度も後ろにのけ反る。雄のジャブ、ワンツーをもらう木部も打ち返しにいき、右ローを蹴る。互いに被弾。  3R、木部は首相撲勝負に持ち込み雄は右ヒジ。離れると雄がワンツーを当てていき、木部は右ローを蹴る。雄のジャブにのけ反る木部は右ヒジを打つ。雄の右ストレートにも大きくのけ反る木部。  雄がフルマークの判定勝利を収めた。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.338
2025年5月23日発売
14戦無敗、全試合フィニッシュ勝利でRIZINフェザー級新王者となったラジャブアリ・シェイドゥラエフ。その強さを徹底特集。ケラモフ戦の木村柊也ら無敗選手達。野杁正明×平本蓮のSP対談、ONE新王者・若松佑弥も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント