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【RIZIN】GPでフライ級復帰の元谷友貴「チャンスにかけてみたい」。榊原CEO「元谷からの強い要望があった」「リザーブマッチは──」

2025/06/15 08:06


ヒロヤ

Hiroya
出身地:日本 兵庫県 生年月日:1998年5月7日
身長:164cm リーチ:168cm(66inc) 体重:58.0kg 所属:JAPAN TOP TEAM

 17年より関西のWARDOGを主戦場に活躍。20年「朝倉未来1年チャレンジ」のオーディションに合格し上京、朝倉兄弟らとの鍛錬に励み、20年8月よりDEEP参戦。実力者たちを相手に3連敗を喫すると、後のない状態から粘り強いテイクダウンと打撃を武器に2連勝の波に乗る。23年6月、朝倉未来を通じてRIZINで敗れた西谷大成の敵討ちを榊原CEOに直談判し超RIZIN.2出場を果たしたが伊藤裕樹に判定負け。しかし最後まで諦めない気持ちの強さを見せ、会場を沸かせた。

 10月は中村優作に判定負けで2連敗。背水の陣で臨んだ大晦日、新井丈をTKOし、RIZIN初勝利とともに修斗2階級王者を破るという大金星を挙げた。24年7月、「負けたら引退」を掲げたレジェンドの所英男にカウンターの右ストレートを合わせられパウンドヒジでTKO負けを喫し、再びチャンスを掴み損ねる。11月、追い上げる柴田“MONKEY”有哉を振り切り3R 判定で再起戦に勝利。

 25年5月の男祭りではかねてより挑発に遭っていた、MMAデビュー戦となる篠塚辰樹を1R開始早々にテイクダウンし、グラウンドヒジ、鉄槌を振り下ろし圧巻のTKO勝利を収めた。この勢いのまま迎える7月、米国修行でさらなる進化を遂げているMMAで、GPの台風の目となる。


アリベク・ガジャマトフ

Alibek Gadzhammatov
出身地:ダゲスタン共和国 生年月日:2001年7月12日
身長:160cm 体重:57.0kg 所属: KHK DAGESTAN

 8歳から始めたウーシュー散打でロシア王者に輝く。そのほか、カンフーロシア王者に2度、ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでダゲスタンの数々のチャンピオンに、アーミー・ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでは北コーカサス王者に2度輝いているほかMMAでも様々なトーナメントで優勝を果たす。10年間取り組んだ散打で120試合以上を経験するなか、ヴォルク・ハンや、その弟子としてRINGSの舞台でも知られ、近年PFLに参戦しているMMAファイターのバジギット・“ヴォルク”・アターエフ、UFCファイターのルスタム・ハビロフらを見て憧れMMAに転向。

 プロデビュー戦以来ACA Young Eaglesで4戦し、いずれもパンチ、グラウンドでのパウンド、前蹴りでの3つのKOとRNCでの一本勝ちで全てフィニッシュ勝利。24年11月に北方大地と対戦し、1R 3分20秒、グラウンドパンチによるTKO勝利でRIZINデビュー戦を白星で飾った。タイ修行でムエタイのエキシビションマッチも経験するなどさらに武器を増やして臨む今回、8カ月ぶり2戦目のRIZINで、まだまだその強さの引き出しが底知れぬまま優勝候補の筆頭としてGP参戦。最強のダゲスタン人の一人として、相手を問わず全て1Rで仕留め、圧倒的に優勝を遂げるつもりだ。


エンカジムーロ・ズールー

Nkazimulo Zulu
出身地:南アフリカ共和国 プレトリア 生年月日:1989年8月19日 身長:172cm リーチ:170cm(67inc) 体重:57.0kg所属:CIT Performance Institute

 喧嘩に明け暮れ、母親の勧めで6歳から極真空手を始める。17歳頃から、ムエタイやキックボクシングを始め、12年から本格的にMMAに転向。UFCミドル級王者ドリカス・デュプレシらと鎬を削る。13年3月、カンボジアのCTNプロモーションでプロデビュー。自動車整備士をしながらEFCを主戦場に戦績を重ねる。14年2月、バンタム級世界王座決定戦に1RKO勝利で王座獲得。初防衛戦で王座陥落後は階級を下げ、15年8月にフライ級王者に輝いた。

 16年、南アフリカ出身選手として初めて『The Ultimate Fighter(TUF) 24』に出場。7月の初戦で扇久保博正に2R一本負けを喫した。23年7月、EFCバンタム級王座を獲得し二階級同時王者に。直近では24年3月にフライ級王座を防衛。24年9月のRIZINデビュー戦で、修斗二階級同時王者の新井丈と対戦し、1R終盤ヒザや後ろ回し蹴りなど打撃を次々にヒットさせ、スタンドパンチでTKO勝利。

 大晦日、自身が果たせなかったUFC王座戦も経験した堀口恭司に挑戦するチャンスを得ると、打撃で堀口をグラつかせる場面も見せたものの終始試合の主導権を握られ判定負けを喫した。その堀口が返上したRIZIN王座を手にするべく、鋭い打撃を武器に、再起戦となるGP初戦から全開で臨み、W王座戴冠を果たしたい。


元谷友貴

Yuki Motoya
出身地:日本 石川県 生年月日:1989年9月14日
身長:170cm リーチ:173.5cm (68inc)体重:61.0kg 所属:アメリカン・トップチーム

 15年末の旗揚げからRIZINに参戦し、国内外の名だたる強豪と名勝負を繰り広げてきた歴戦の勇士。18年10月、DEEP二階級制覇を達成するとその大晦日ジャスティン・スコッギンスに一本勝ちで5連勝。19年7月、扇久保博正との死闘に僅差で敗れると、大晦日にはBellatorとの対抗戦でパッチー・ミックスのフロントチョークに沈んだ。

 21年のバンタム級GPは、2回戦で瀧澤謙太にTKO負けで敗退。22年は大晦日にホジェリオ・ボントリンにTKO勝利を収めるなど5連勝をマーク。しかし23年5月、朝倉海との待望の一戦で無念のKO負けを喫すると、大晦日にはヴィンス・モラレスと激闘の末に判定負け。24年5月、再起戦のDEEPで、負傷欠場の福田龍彌の代打で参戦した平松翔に一本勝利で復活した。大晦日の次期挑戦者決定戦で躍進中の秋元強真に完勝を挙げると、25年3月に井上直樹のベルトに挑戦。

 フルラウンド拮抗した試合を展開し、打撃で押されるも自身はグラウンドで上回ったがスプリット判定負けを喫しベルト獲得ならず、4年3カ月越しの井上直樹へのリベンジも果たせなかった。DEEP二階級制覇王者として満を持して参戦するフライ級GPで、高度な技術と豊富な経験を武器に、悲願のRIZIN王座戴冠を果たしたい。

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