フライ級GP出場選手プロフィール

扇久保博正
Hiromasa Ougikubo
出身地:日本 岩手県 生年月日:1987年4月1日
身長:162cm 体重:57.0kg 所属:THE BLACKBELT JAPAN
07年プロデビュー。史上2人目の修斗世界王座2階級制覇を達成。RIZINバンタム級戦線を牽引し、21年のGPでは準決勝で優勝候補の井上直樹に総合力の高さを見せつけると、決勝では一度王座決定戦で敗れた朝倉海に根性でリベンジし優勝。その後22年9月にキム・スーチョルに判定で敗れてからは適正階級のフライ級に転向。現RIZINフライ級王者堀口恭司とは13年に一本負けによる修斗王座陥落以来、RIZIN初参戦の 18年7月、5年越しの再戦で判定負けを喫し、トリロジーとなった22年大晦日の対抗戦でもカーフキックを効かされ苦杯を舐めた。
23年7月の超RIZIN.2では朝倉海の欠場に伴い急遽アーチュレッタと対戦。フルラウンド闘い抜くも判定負けでバンタム級王座の国外流出を許した。大晦日にはUFCフライ級王座挑戦を経験したジョン・ドッドソンを完封して連敗を脱出した。24年7月、神龍の指名に応じ因縁の師弟対決が実現すると、接戦を制し己の矜持を示した。再び堀口の首が射程圏内に入ったものの、その堀口はUFCとの再契約を果たし王座を返上。1年ぶりの試合となる今回、打投極+根性を信条とする自身のMMAでグランプリを圧倒的に優勝し、RIZINフライ級の絶対王者をめざす。

神龍 誠
Makoto Shinryu
出身地:日本 宮城県 生年月日:2000年7月5日
身長:165cm リーチ:165.5cm (65inc) 体重:59.0kg 所属:神龍ワールドジム
レスリングをベースとし、チョーク系の強い極め力を誇る。16年4月のPANCRASEでプロデビュー。その後DEEPを主戦場とし、19年6月には暫定王座戦を勝利しDEEP史上最年少の18歳で王座戴冠。正規王者として迎えた22年5月、暫定王者の藤田大和をニンジャチョークで極め王座統一・初防衛成功。22年11月、米国CFFCフライ級のベルトを獲得、さらにUFCファイトパスアワードで日本人初のサブミッションオブザイヤーに選出。
破竹の10連勝後の23年大晦日、RIZINフライ級王座決定戦で堀口恭司に一本負け。24年4月、イ・ジョンヒョンに一本勝利で再起。かつての師・扇久保博正を指名し7月に因縁対決が実現すると、接戦の末に判定負けを喫した。11月、2年半ぶりのDEEPでKENTAと大激闘の末、判定で辛勝。大晦日、Brave CF、Titan FC王者のホセ・トーレスと対戦も、際で競り負け判定1-2で惜敗。
25年2月、Breakthrough Combatで"Progressルールに初挑戦し、柔術黒帯のメネギンにポイント勝ち。GP日本人出場枠を賭けようと3月大会に勝利した伊藤に対戦要求すると、舌戦では上回られたものの、試合ではグラウンドで制圧し判定で完勝を遂げた。扇久保も参戦するGPで圧勝を続けて優勝し、フライ級国内最強の実力を公然と示したい。

伊藤裕樹
Yuki Ito
出身地:日本 愛知県 生年月日:1997年4月19日
身長:169cm リーチ:171cm (67inc) 体重:59.0kg 所属:ネックス
小学4年から中学3年までボクシングを学び第2回全日本幼年ボクシング大会優勝経験を持つ。高校時代よりMMAに興味を持ち、16年に憧れのTHE OUTSIDERデビュー、ボクシングで培った打撃を武器に初代50-55王者に輝く。19年5月からDEEPで3連勝し、デビュー以来破竹の12連勝を飾る。しかしその12月、鮎田直人に判定負けでプロ初黒星を喫した。21年3月のRIZINデビュー以来、得意の打撃で全フィニッシュの3連勝。その勢いに乗り、8月からはDEEPフライ級GPに参戦、2戦を勝ち上がるも23年2月の準決勝で本田良介に判定負けを喫しGP敗退。
5月、10カ月ぶりのRIZINで山本アーセンに判定負けを喫し自身初の連敗を経験。その後はRIZINで全て判定による3連勝を挙げた。24年10月には自身も参戦経験のあるROAD FCで活躍するイ・ジョンヒョンをグラウンド肘でTKOし、久々のフィニッシュ勝利。25年3月、自身初の北米選手との国際戦で、タイトルホルダーでもあるララミーを相手に強烈な打撃戦を展開し、判定勝利でRIZIN5連勝。連続参戦となった5月の男祭りでは、組技・寝技で上回る神龍にドミネートされ惜敗を喫した。再起のかかるGP初戦からその拳を炸裂させ、一気に頂点へと駆け上がるつもりだ。

山本アーセン
Erson Yamamoto
出身地:日本 神奈川県 生年月日:1996年9月8日 身長:169cm リーチ:166cm(65inc) 体重:57.0kg 所属: KRAZY BEE / NAUGHTY HOUSE
4歳よりレスリングを学ぶ。数々のジュニア大会で優勝を収めた後ハンガリーへレスリング留学。リオオリンピックをケガで断念すると、15年末にRIZIN電撃参戦が決定、デビュー戦でヒクソン・グレイシーの息子クロンと対戦、三角絞めで敗れたものの度胸を見せ観衆の心を掴んだ。16年9月、MMAデビューを果たす母・美憂とともに叔父の山本“KID”徳郁の指導のもと臨んだ才賀紀左衛門戦でスプリット判定勝利。その後2連敗を経て18年大晦日、他界したKIDへの思いを胸に宮田和幸の引退試合の相手を務め、一本負け。
19年6月、ティム・エスクトゥルースを肘でKOし再スタートを切った矢先に怪我で長期離脱。20年8月の復帰戦で加藤ケンジに1R KO負けを喫すると、再び療養へ。23年5月の復帰戦より階級を下げ、フライ級戦線で頭角を現すストライカーの伊藤裕樹を相手に得意のレスリングで終始攻め続け勝ち星をもぎ取った。その後9月の福田龍彌戦でドクターストップTKO、24年3月の柴田“MONKEY”有哉戦で一本負けを喫し2連敗に。1年2カ月ぶりとなる25年5月、ストライカーの冨澤大智に2R、リアイキッドチョークを極め、再起。ここで実力を示した新たなチームのもと成長を続ける総合力を武器にGP主役の座を狙う。


