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インタビュー

【RIZIN】佐藤将光「普通に試合で負けたなって感じです」体重超過のミックスに「ファンは好きに言ってもらっていいと思うけれど、僕自身は彼をまだ応援したい」

2026/08/12 00:08
 2026年8月11日(火・祝)東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて『RIZIN.54』が開催された。  セミファイナル(第9試合)のRIZINバンタム級(61kg)5分3Rで、パッチー・ミックス(米国/Xtreme Couture)に判定3-0で勝利した佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)が試合後インタビューに答えた。  前日計量で2.85kg体重超過したミックスと戦って、佐藤は何を思ったのか。 自分を信じて動ききれてなかった ――試合を終えた率直な感想を教えてください。 「お説教ファイトならず。普通に試合で負けたなって感じです」 ――ご自身の中では試合で負けたと。 「2R取られてるんで、レッドカードなければ負けだなって試合にしちゃったなって」 ――パッチ―選手が計量オーバーした時のお気持ちを改めてどうだったか教えていただけますか? 「まずはやっぱり試合がしたい。聞いた時に、とりあえず時間内までは頑張ってもらって、それから話しましょうという感じですね。1時までリミットがあったんで、そこまではちょっとやってもらってって感じで。とにかく試合がしたかったっていう、自分がやってきたことを試せないっていうのが一番嫌なのと、あとはいいコンディションじゃねえんだな、残念だなと」 ――実際に戦ったパッチー選手は調子の悪さだったり、何かありましたでしょうか。 「やっぱり強いは強いですよ。組んでバックとか。ギリギリ…バックディフェンス練習していて良かったなっていう感じでした」 ――とはいえ、今回勝利しました。今後の目標・展望を教えてください。 「教え子とか慕ってくれる子たちに、ちゃんとこうやるんだぞって言えるような選手になれるように頑張ります」 ――昨日の計量の後から気持ちとしては、もやもやした部分はあったのですか? 「でも試合が成立した段階でうまく切り替えて、もう試合は試合で普通に思いっきりやってきたことをやってやるぞと」 ――今回のパッチー対策で作ってきたものは出せたでしょうか。 「ちょっと出せたぐらい。やっぱりうまくいくこと、うまくいないことあるんで。試合ってそんなもんなんで、全部うまくいくわけないんで。でも、もっとうまく気持ちいい勝ち方したかったなっていう、みんなの思いも乗っけて、最高の試合、伊藤選手じゃないけど、ああいう試合したかったなっていうのはありますけどね」 ――それが試合後の、自分はもっと精進しますというのはそういう部分だったんですね。 「そうですね。思うようにはいかねえなと。お手本になれるような試合ではなかったな。と。試合の時って恐怖心とか不安がやっぱり大きくなるんで、それに自分がちゃんと自分を信じて動ききれてなかったなっていう不安要素を残したままやっちゃったかなと思いました」 ――バンタム級のベルトを目指していくという中で、どういうステップを踏んでいきたいという考えがございますか? 「ステップも何も僕が決めることじゃないから。与えられたのを一個ずつ登っていくっていうところですかねそれよりも、自分をちゃんと磨いていきたいなっていうところが、今回の試合が終わっての率直な感想です」 ――実際組んでみて、パッチーの力や上手さはどう感じました? 「引きつける力、広背筋の力みたいなものは映像見ててもめちゃめちゃ強いんだなというのは思ってて。実際バック取られた時とか、ボディロックとかトライポッドみたいなところでも、そこは引きつけるじゃないけど、包まれるような感覚っていうか、そういうのはやっぱり持ってるなとは思いました」 ――1Rにパッチーがチョークに入りましたが、あれの極まり具合は? 「あれは首に入ったんですけど、頭の位置が真横になくて相手の頭の前に僕が頭を持ってきてたんで、かろうじて逃げれたって感じですね。それで手が届いたって感じで、頭の位置の関係でハンドファイトが間に合ったって感じですね」 ――逆に打撃を効かせてるように見えましたが、手応えはどうでしたか? 「インカーフがまず入って、組み立てやすくなったっていうのはありますね。入るだろうなと思ったけど、結構プレスかけてくる選手なんで、インカーフの距離になるかなと思っていて。サイドキックとかストレートを見せて下がった時に、距離ができた時にインカーフっていうのは狙っていて、そこはうまくハマったのと、左足を自分が外側にステップインしての右ストレートとかは他の試合を見てすごい入ってたから、そこは狙ってたんですけど、右を当てた後のつなぎがなかったかなっていうのは反省ですかね」 ――サイドポジションを取られた時に、バギーチョークを狙ってたんですか? 「バギーと、リバース袈裟固めみたいなのでアームロックの2つを狙って、嫌がって離れた時に立とうと思ったんですけど、なんか絶妙につかず離れずで。多分わかってたのかわかんないけど、彼もトップグラップラーとやってるんで、バレてたのかなっていう感じはあります」 ――Tシャツに「リスペクト」と書いてありますね。 「そうなんですよ(笑)。インスピはテーマがリスペクトあるんですけど、ディスリスペクトされて。でも、終わった後もリスペクトって言ってて。マイクでも喋ったけれど、彼が今後どうしていくかだと思うんですよね。何するにしても、本当に誠実にやってれば周りが助けてくれたり、例えばRIZINに試合出るとかでも、彼がちゃんと真摯に向き合っていれば、またチャンスあげたい人ってやっぱり思うもんだと思うから、自分の行い次第だということを伝えたいなと思います」 [nextpage] 今後の議論の対象になるのは凄くいいこと ――またいつか、ベストな最強のパッチー・ミックスと戦いたいとの想いは? 「彼がまだやっていって、そういう風な姿勢が見えるんであれば、全然まだトップに行ける選手だと思うので。32歳だから、僕も30歳ぐらいから強くなったんで、まだまだできるはずだと思うから、彼が本気でまたこれから気持ちを入れ替えてやるのであれば、世界のトップを全然狙えると思います」 ――今も話されたことを自分が勝った試合で、あえてファンの前だとかテレビにのるように話されたっていうのは、それだけパッチ―への想いが今も残ってるっていうことでしょうか。 「もったいないなってすごい思う。才能とか、もちろん実力もあって、ちゃんとやれば絶対もう一回トップに戻れる選手なのに、自分でそのチャンスを潰してるからすごいもったいないなっていうのが一番の気持ちです」 ――計量失敗で相当ファンに叩かれてるじゃないですか。そういうファンの反応みたいなものも何か思うところはありましたか。 「いや、ファンは好きに言ってもらっていいと思うんですけど。僕自身は彼をまだ応援したいというか。でも、彼がもう格闘技を離れるって言うんであれば、そっちの道を応援したいと思うけど、そっちに行ったとて誠実に真摯にやっていかないとうまくいかないんじゃないかなと思います」 ――今回自分が体重超過された側になりましたけども、改めて夏場の水抜き、塩抜きだったり、あるいは海外から来た選手の日本っていう気候の中での計量だったりとか、あるいはノーコンテストルール、何か思うところが実際に当事者としてあったら教えてください。 「いろんなところで意見言われてるんですけど、確かに夏って勘違いしやすいんですよね。水抜けている状態がその体重だと思っちゃってとかあるんですけど、もうどれだけやってんの?って。ラスベガスでしょって。もっと暑いじゃんって。湿度とかは違うけど、そこはやっぱりプロだから、そこは言い訳にはできないと思うし。パッチ―自身は別にそこを言い訳にはしてないと思うんですけど、それ言ったらもう全部言い訳ついちゃうし、ルールだからっていうところが一番あって。難しいですよね。計量オーバーした時にどういう査定にしていくかっていうのは。  今回が初めてじゃないけど、今回改めてそこにスポットが当たって、今後の議論の対象になるのは凄くいいことだと思うので、何がベストだって結局ないからいろんな方法をみんなが考えてやっていると思うんですけど、僕は別にノーコンテストルールが悪いとは思わないし、当日計量も悪いとは思わないし、決められたところでちゃんとやるっていうのは大事かなと思うけど、お客さんが乗れる形で試合が成立するのが一番いい。契約を守ればそういうことはないんで。でも、どうしてもつきものだから、そういった問題は出てくるんで、いろんな意見が出てみんなで考えていくことが大事なんじゃないですか」 ――大会前に後藤丈治選手にインタビューした時に、前の彼の試合が終わってすぐに佐藤選手のところに行って、2人でダニー・サバテロ対策を話していろいろやってきたという部分で、今2人がサバテロに対してどれぐらいの力量をつけてきたのかと、そこまでやっている選手が挑戦権を争うライバルでもあるということについては、今後どのように考えていますか? 「タイトルマッチまで行けたらやろうっていう感じだと思うんですけど。丈治には僕がサバテロについて研究したことを伝えて、俺はこういう時はこういうふうにしてっていう、こういうテクニック使ったとか、ここはもうちょっと俺が上手かったらもうちょっと攻めれたんだけどねみたいな話をして。彼も自分の中の技術と僕の意見を多分うまく融合して、自分でイメージしてると思うんですけど、木曜日のTRIBEのプロ練では、別にサバテロ対策をしてるわけじゃなくて、うちのジムに来た時の一回だけ伝えて意見交換したっていうだけなんで。  その後、彼がどんだけその先をやっているかはわからないので何とも言えないところですけど、確実にサバテロのアタックに対してのカウンターの理解度は上がってきていると思うし、僕自身もそこはサバテロと戦ったことで一個成長できたと感じて伸びた部分がすごいあるんで、また挑戦する時が来るまで、そこを伸ばしながらまた試合で試す日が来るのを楽しみにしているって感じですかね」
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