MMA
インタビュー

【RIZIN】復帰戦でTKO勝ちの堀江圭功「最近野村選手が自分のことをナメてるんじゃないかなって思う」対戦も視野に

2025/06/15 02:06
 2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』の第14試合RIZINライト級(71.0kg)5分3Rで、西川大和(西川道場)に1R4分50秒、TKOで勝利した堀江圭功(ALLIANCE)が試合後インタビューに答えた。 自分ミドル級までは体重戻らないけどな ――試合を終えた感想は? 「久々にKOできて最高です」 ――西川選手と実際に対戦した印象は? 「始まった瞬間、ガード固めて速攻前に来て、蹴りを出してきて。もしかしたら最初から前に出てくるかもしれないってことで想定はしてたんですけど、目に覚悟を感じましたね」 ――久しぶりの勝利の景色はどんな景色? 「もう最高でしたね。KOしてケージの上に登って、最高の景色を見に行きたいなってことは試合前から思ってました」 ――今後の目標・展望は? 「強い選手と戦って、ひとつひとつしっかりと勝っていきたいです。フィニッシュして勝っていきたいです」 ――ダメージはなさそうなのでビールは飲めそう? 「最高の勝利の美酒をこの後から飲もうと思います」 ――右拳の負傷からの復帰ということで、パンチを打つ時に不安がよぎったりは? 「テイクダウンを取ってる時に、頭とか殴りすぎないように気をつけないとっていう思いはありましたね。的確に狙っていかないとっていうのはありました。4回同じところをやってたんで、そこは気をつけないとなっていう思いはありました」 ――上からヒジも落としてたが最初から作戦通り? 「どちらかといえば拳で殴ろうかなって思ってたんですけど、ヒジやってみたら結構手応えがあったんでヒジも入れていこうってことでやりました」 ――試合前に、西川選手が体重差のことを言っていたのはどういう風に受け止めていた? 「西川君はフェザーの選手というか、元々フェザーで次は試合をするみたいな感じの噂を聞いたんで、フェザーが適正だろうなっていう風には思ってて。だから言ってた気持ちも分かるんですけど、自分ミドル級までは体重戻らないけどなって思いながら。だから昨日自分、(公開計量の)ステージの上でそこまで戻らないけどなって感じで笑ってたんです。だけどそういう10kgぐらい上の相手と練習してきましたって言ったんで、途中から笑わなくなって“ああっ”ってなったんです」 ――今ライト級には3月にグスタボ選手に勝利した野村駿太選手がいて、7月にパトリッキー・ピットブルと対戦する。堀江選手としては意識しているのか、それとも自分は自分のペースでベルトを目指していきたいのか? 「元々は自分のペースで行きたがったんですけど、最近野村選手が自分のことをナメてるんじゃないかなって思うので。元々は自分ライト級で野村選手とか来る前に外国人と戦ってやっていくんだっていう、数少ない日本人は力を合わせてやっていきたいって気持ちがあったんですけど、日本人ナメられないようにって言うんですけど、RIZIN来る前は自分とやりたがってたりもしたので、ちょっとナメてないかなっていう気持ちがあるので。なのでそういう気持ちはありますね」 ――対戦することを見据えている? 「可能性はあると思います。そういった気持ちは自分の中にあります」 [nextpage] 西川大和「体重差にやられてしまった」 ──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。 「やっぱり、体重差にやられてしまったなというのがあって、MMA自体を今後どうしようかと改めて考え直そうと思いました」 ──それは具体的にどうするということなのでしょうか。 「MMAの試合に出るか出ないかとか、MMAをやり続けるかやり続けないか、そこを考えていこうと思いました」 ──体重差という言葉がありましたが、堀江選手と実際に戦った印象を教えてください。 「打撃の部分を見ていたので、打撃で来るのかと思っていたのでそれを迎え撃つ準備をして、そこがちょっと外れたかなと思って。向こうでも大きい方と練習はしてきたので、そういう意味で戻してきても大丈夫かなと、グラウンドになって下になっても行けるかなと思いましたけど、もっと自分より大きい選手との練習が足りなかったなと思いましたね」 ──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 「まだ考えてはいないですね」 ──試合は堀江選手が上になる時間が長く、準備してきたものが出せませんでしたか。 「そうですね、先ほど申し上げたとおり、そういった準備を、自身より大きい選手と普段から練習して準備してきたのですけど、まあそのしてきた準備を今回は出せなかったですね」 ──それは試合前から話していた体重差、体格差なのか、今回一番感じたのは? 「今回一番感じたのは、技術ですとか、気持ちですとかではなく、単純に上に乗られたときの体重差だけを感じましたね。PFL2戦目でシェーン・ブルゴス選手とやった時も今日みたいな感覚を味わったので、日本でもまたこういう感覚を味わうふうになるんだなと思いました」 ──MMAでの階級についても考え直すのでしょうか。 「まあそこは考えてなくて、MMAという競技自体をやり続けるか続けないかになりますね」 ──自身以外がみなリカバリーをして臨むということに関して、ご自身も調整を考えると言うことも含みますか? 「僕の周りで一緒に幼少期から、いろんな、柔道や空手やらをやっている方に、今の格闘技事情の話をするとやっぱりおかしいよね、階級いらないでしょという話になっているので、そこらへんはしばらくは改善されないと思うのでそういった部分から距離を置くのも悪くないと思いました」 [nextpage] 『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』試合後インタビュー集 ▼第15試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R ※選手名から試合後会見〇ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)[判定3-0]×木村柊也(BRAVE) ▼第14試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇堀江圭功(ALLIANCE)[1R 4分50秒 TKO]×西川大和(西川道場) ▼第13試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R〇イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン/ Tiger Muay Thai)[1R 2分09秒 KO] ※右前蹴り×新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)▼第12試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R×山本空良(パワーオブドリーム)[判定0-3]〇鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM) ▼第11試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇ビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)[1R 4分34秒 TKO]×SASUKE(MASTER JAPAN TOKYO)▼第10試合 RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級(120.0kg)トーナメント1回戦 5分3R〇アレクサンダー・ソルダトキン(ドイツ、ロシア/SPITFIREGYM in Berlin)[判定3-0]×プリンス・アウンナラー(フランス/Free Fight Academy) ▼第9試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)[判定3-0]×鹿志村仁之介(BatlleBox) ▼第8試合 RIZINヘビー級(120kg)5分3R〇シナ・カリミアン(イラン)[判定3-0]×荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組) ▼第7試合 RIZINストロー級(52.50kg)5分3R×ソルト(マルスジム)[判定0-3]〇万智(67ジム) ▼第6試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R〇中島太一(ロータス世田谷)[1R 1分34秒 TKO] ※左フック→パウンド×CORO(JAPAN TOP TEAM) ▼第5試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R×マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン/Team Alpha Male)[1R 3分33秒 リアネイキドチョーク] 〇安藤達也(フリー) ▼第4試合 RIZIN キックボクシングルール 64.0kg契約 3分3R〇上野空大(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1 GROUP)[判定3-0]※28-25、29-24、30-23×ファーパヤップ・GRABS(タイ/GRABS KICK BOXING STUDIO) ▼第3試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R〇遠藤来生(パワーオブドリームジム)[判定3-0]×ザーシバァディン(中国) ▼第2試合 RIZIN キックボクシングルール 55.0kg契約 3分3R×としぞう(フリー/BreakingDown)[判定0-3]※27-30、29-28×2〇鵜澤悠也(RIKI GYM/K-1 GROUP) ▼第1試合 RIZIN キックボクシングルール 60.0kg契約 3分3R〇上野奏貴(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1 GROUP)[判定3-0]※28-27、29-26、30-25×山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/RISEフェザー級8位) 【オープニングファイト】 ▼OPファイト4 RIZIN MMA特別ルール 56.0kg契約 5分2R×鈴木嵐士(JAPAN TOP TEAM)[1R 3分41秒 トーホールド]〇早坂優瑠(CORE QUEST KUSHIRO) ▼OPファイト3 RIZIN MMA特別ルール(61.0kg)5分2R×小林大希(D-SPIRAL/ATS-34)[1R 0分53秒 肩固め]〇森永ユキト(ストライプル新百合ヶ丘) ▼OPファイト2 RIZINキックボクシングルール(52.5.0kg)3分3R×西島恭平(ELEVEN)[判定0-3]※27-29×3〇林 修斗(GRABS Kickboxing Studio) ▼OPファイト1 RIZIN MMA特別ルール 77.0kg契約 5分2R×成田佑希(TEAM KAZE/第2代PFCウェルター級王者)[2R 4分50秒 腕十字]〇能登 崇(GO ONE GYM)
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