2025年7月27日(日) 『PANCRASE 355』(U-NEXT配信)立川ステージガーデン大会の追加カードが発表された。
▼バンタム級 5分3R井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)2位/2020年NBT同級優勝 12勝5敗髙城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム)3位 9勝3敗
2025年3月の横浜大会、ボクシング技術の高い松井斗輝にノーモーションの左ストレートでダウンを奪い、RNCで勝利を収めた井村。5月にはROAD TO UFCに参戦し、ギエム・ヴァン・Yに無念のKO負けを喫するも、立ち止まることなく早くも戦いの場に戻ってきた。
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高城は2024年7月立川大会でオタベク・ラジャボフに敗れるまで、平田丈二、川北晏生ら相手に5連勝を飾っていた総合力の高いバランスの取れたファイター。現在空位の王座を巡る熾烈なランキング争いが繰り広げられる中、この一戦の勝利は大きな価値を持つ。
▼バンタム級 5分3R松井斗輝(THE BLACKBELT JAPAN)5位 7勝2敗山口怜臣(TIGER MUAY THAI) 8位/ 2024年NBT同級優勝&MVP 4勝1敗
バンタム級に階級を上げた昨年11月NPH大会で、矢澤諒に膝蹴りを効かせてからのパウンドで秒殺KO勝利を収めた松井。好カードと注目を集めた3月横浜大会での井村塁戦では、RNCで敗れ涙を飲んだ。
対する山口は昨年NBTを制し、MVPを獲得。4月立川大会では平岡将英を盤石のドミネートスタイルで完封し、現在4連勝中。
高いボクシング技術を武器に試合を決める一発を持つ松井と、鉄壁の試合運びで相手に付け入る隙を見せない山口。激戦必至のこの一戦は、将来を嘱望される若手ファイター同士による出世レース。
▼フェザー級 5分3R木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)6位 11勝6敗1分敢流(パンクラス大阪稲垣組)9位/2024年NBT同級優勝 7勝
ZST、DEEPでキャリアを積み、パンクラス参戦後、小森真誉、遠藤来生を撃破し、ランキング6位に駆け上がってきた木下。
対するは、昨年4戦全勝、全試合TKO勝利という圧巻の戦績を誇り、今年5月の大阪大会では糸川義人をRNCで沈め、打撃だけでなくグラウンドの実力も見せつけた無敗の新星・敢流。
現在5連続フィニッシュ中と勢いに載る敢流が、一直線にベルトまで突き進むのか。あるいは、フェザー級戦線台風の目になりつつある木下が、キャリアの違いを見せその野望を打ち砕くのか。フェザー級の今後の勢力図を占う重要な一戦。
▼フライ級 5分3R時田隆成(トライフォース東中野)6位 3勝眞藤源太(KINGCRAFT)9位 7勝3敗
時田は、レスリングで培ったスクランブル力とフィジカルを武器に、初代王者・砂辺光久、2023年ネオブラ王者・山﨑聖哉を2試合連続でパウンドアウト。破壊力抜群のパウンドで相手をねじ伏せる、フライ級戦線で鮮烈な存在感を放つファイター。対するは、ブラジルの血を引く超攻撃型ファイター・眞藤。上田将年、浜本“キャット”雄大との激戦を制して2連勝中だったが、4月の立川大会ではラファエル・リベイロに肩固めで敗れ、今回再起を図る。タイトルマッチへの階段を駆け上がるのは、猛スピードで進化を遂げ、無敗街道を突き進む時田か。多彩なスキルと闘志で、巻き返しを狙う眞藤か。
▼女子フライ級 5分3Rライカ(RIGHT THING ACADEMY) 5位 12勝12敗2分 1オノダマン(T-BLOOD) 1勝1敗
重田ホノカ、杉山しずかと、後に“クイーン”の座に就く強豪らに敗れ、さらに昨年7月の大阪大会ではデビュー戦の和田綾音にも敗戦。現在3連敗中と、崖っぷちに立たされているライカ。対するオノダマンは、6月のNPH大会でその和田と激突。大方の予想を覆す渾身のファイトで22歳年下の和田を追い込み、惜しくも敗れはしたが存在感を強烈に印象づけた。ボクシングで三階級制覇を成し遂げ、プロデビューから25年を経た今なお戦いの場に立ち続けるライカ。50歳を超えて戦いの場に足を踏み入れたオノダマン。まったく異なる人生を歩んできた二人が、ケージで交わる一戦の結末はいかに。
【プレリミナリーファイト】
▼フェザー級 5分3R大澤雄空(パラエストラTB)デビュー戦眞弓田涼介(禅道会)デビュー戦
▼フライ級 5分3稲垣祐司(NATURAL 9)1勝工藤星那(THE BLACKBELT JAPAN)1敗
【既 報】
元王者ISAOが復帰、フェザー級転向のウルルと対戦。ライト級無敗の鈴木悠斗がバルボーザと激突! フライ級元王者の猿飛流vs.岸田宙大。ウェルター級元王者・林源平がミドル級でNEXUS王者・佐藤龍汰朗と対戦など7カード発表=7月27日(日)立川