MMA
ニュース

【RIZIN】榊原CEO「7月シェイドゥラエフの挑戦者は、ケラモフvs.木村柊也の勝者が第一候補」「クレベルvs.朝倉未来は次の挑戦者決定戦」「今の未来は無敵」=7月27日『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』

2025/06/09 14:06

祭りをもう一度。あのふんどしはもう──

──『超RIZIN4 真夏の喧嘩祭り』の試合順はもう考えていますか。

「まだこれからですね。あと、フライ級GPの8人は一応ピックアップは終わってますので、そこの(1回戦)4試合の8人は、6月14日に発表しようと思っています。トーナメントの山組みに関しては、6月末ぐらいに選手たちも交えた抽選会をやろうと思っています。7月大会は、リザーブ1試合を入れてフライ級GP関連で5試合。それに北海道大会のヘビー級GP1試合(アレクサンダー・ソルダトキンvs.プリンス・アウンナラー)の勝者も含めた、ヘビー級GP2回戦の2試合。

 2階級のGPで計7試合。そこにタイトルマッチを3試合で、10試合はグランプリとタイトルマッチで埋まりますので、あとスペシャルワンマッチを今日発表した以外に、3試合から4試合。無茶苦茶、試合数が多いなってなるんですけど、ぶっ通しで行きますんで」

──メインイベントは、クレベル・コイケvs.朝倉未来でしょうか?

「まだそこも決めてないですね。タイトルマッチが3つありますからね。どこかでインターミッションを入れながら、GPを先行して行くのか、真ん中がタイトルマッチで行くのか、スペシャルワンマッチが上なのか。そこを逆転させるってこともあるかもしれないし。まあ、もう少し最終的なカード編成を見た中で、決めさせていただけたらなと思います」



──バンタム級王座戦に抜擢の福田龍彌選手の人選は、直近の福田選手の活躍を評価してのものでしょうか。

「井上直樹っていう選手のキャラからして、ハードコアなファンからすると、唸るカードなんじゃないかなと思うんですよね。例えば(挑戦者に)ダニー・サバテロっていうの(案)もあったんですよ。でも、サバテロ自体がまだRIZINで1試合しかしていないし、もちろんキャリアの多い選手ですけど、福田選手はコアなファンにはしっかり届いている。彼のここ何試合かの結果を見ると挑戦者にふさわしい相手だと思うし、直樹にとっては意外やりにくい相手になるんじゃないかなというふうに僕らは見ています」

──7月に秋元強真選手に勝てば5連勝となるカルシャガ・ダウトベック選手は、フェザー級コンテンダー候補にはならないのでしょうか。

「ダウトベックはバンタム級転向も視野に入れていますけど、一番はやっぱりフェザー級でやりたいっていう思いが強いんですね。ただ、これで秋元強真に勝ってシェイドゥラエフとタイトルマッチとなるんだったら、自分がバンタム級に回ってもいいかなっていう思いがある。それにアジャストするのにATTに行きましたから、今回の7月の結果──自分の勝ち負けとシェイドゥラエフの勝ち負けも含めて、正式にバンタム級転向という感じで準備を整えてくるんじゃないかなと思います」

──秋元選手とシェイドゥラエフ選手は、両者がバンタム級の可能性もあるなかで、今回はフェザー級戦となりました。今後、秋元選手はフェザー級でという形でしょうか。

「いや、秋元もまだ迷ってますね。年齢的なこと(19歳)とか、肉体的な成長も考えると、早くバンタム級のベルトを巻いて、将来的にフェザー級とか、ひょっとするとライト級まで上げることもありえる身長(177cm)だと思うので。だからまあ、本当はバンタムをで行きたいって思いもありながら、今はどちらもニュートラルな感じで、いずれにしてもやりたい選手、求める相手がフェザー級にいるならやるよっていう感じではある。今回はフェザーでちょうど良かったじゃないですかね」

──ところで『超RIZIN』でサブタイトルがついたのは初めてだと思いますが、「喧嘩祭り」とつけたのは?

「なんか『男祭り』がちょっと成功したんでね。二匹目のドジョウを狙っていこうと(笑)。皆さんは前回『“男祭り”を使ったんだ』って思ったかもしれませんけど、新しいファンには『男祭り』ってむっちゃ違和感あったと思うんですよ。でもその違和感が逆に若い選手にも浸透して、祭りって感じで盛り上がったじゃないですか。この10年目でもう1回祭りを作りたいってところで、二匹目のドジョウを狙いに行ってます」

──祭りとなれば、またふんどしになる?

「いや(苦笑)、あのふんどしはもう……それをやっちゃうと多分、みんなの想像を超えないじゃないですか。今回は笹原(圭一広報事業部長)だとか、なんかちょっと変化球投げないと。(DEEP代表の)佐伯(繁)さんがやっちゃうとか。でも一回やったことを焼き直しはしない方がいいかなと。だから逆にハードル上がっちゃってますよね。でもオープニングのショーアップも含めて、『喧嘩祭り』にふさわしい、みんながワクワクするような“アガる”演出は考えたいと思ってます」

──「喧嘩祭り」っていう名前だと、祭りに相応しい男たち、芦澤竜誠選手や安保瑠輝也選手らも候補に挙がってくるでしょうか。

「全然可能性はあるじゃないですかね。まあ、安保はちょっと怪我の回復が間に合わないと思いますけど。芦澤に前に事務所で会った時も、『全然7月でも何でも』と言ってたんで、そこも秋の大会と両睨みで、どういうカード編成にするか、最終6月中にまとめられるのいいかなと思っています」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア