ユジン(右)の挑戦を受けての防衛戦に臨む伊澤は、旧世代に別れを告げて新時代到来を宣言した
2025年6月7日(土)20時より東京・芝の増上寺 特設ステージにて、RIZINが緊急記者会見。7月27日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』を開催することを発表。
RIZINスーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者・伊澤星花(JAPAN TOP TEAM)vs.挑戦者シン・ユジン(韓国/Bon Jiujitsu Songtan)が決定した。
伊澤は、24年3月にDEEP JEWELSアトム級王者パク・シユンのベルトに挑戦し、2R ニンジャチョークで一本勝ちで3冠達成。9月、浅倉カンナの引退試合で判定勝ち後、大晦日、ルシア・アプデルガリムを1R腕十字で極めた。今回、ROAD FCタイトルコンテンダーのシン・ユジンを相手に防衛を果たし、16戦無敗とするか。
シン・ユジンは、24年12月のROAD FCでアトム級暫定王者パク・ジョンウンと対戦予定も中止に。緊急参戦のパク・ソヨンとアトム級暫定王座戦も、前日計量で大幅体重超過。51.25kg契約戦で2Rにソヨンをリアネイキドチョークで極めたものの、ノーコンテストに終わった。今回、無敗の絶対王者をボクシング仕込みの打撃で凌駕し、RIZIN女王の座を掴むか。

会見に出席したユジンは「今回の超RIZINでタイトルマッチの機会をくれたRIZIN榊原代表とROAD FCのジョン会長に感謝いたします。今回チャンピオンベルトを韓国に持って帰りたいと思います。RIZINのファンの記憶に残る試合をしたいです」との意気込み。
伊澤への挑戦が決まった心境を聞かれると「凄いドキドキして緊張もあって、凄く嬉しかったです」と話した。

迎え撃つ伊澤は「女子格闘技は新しい時代を迎えたと思います。そのトップとして、私が皆さんに今までの女子格では見れなかったような恐怖も怖さも感動も与えていけるような試合をしたいと思います。応援よろしくお願いします」と高らかに宣言。
今回の挑戦者に関してどう思ったかと問われると「試合が出来て嬉しいなっていう気持ちですね。いつも試合相手っていうよりも、自分のやりたいこと、自分が成長してそれを皆さんに見せるっていうのをモチベーションでやっているので。特に相手によってモチベーションが変わるっていうことはないです」と答える。

「新しい時代を迎えた」との発言の意図を聞かれると「新しい須田萌里選手だったりとか、ケイト(・ロータス)だったりとか、どんどん新しい世代の選手が出てきてるので、もう今までの選手を気にしてるんじゃなくて、これから新しい女子格闘技を、逆にもっとレベルが上がっていると思うので、そっちにもっと焦点を当てて見てもらえるように、今回の試合でそれを証明したいなと思っています」と、これまでの女子選手たちの時代は終わり、新世代の選手たちに注目してもらいたいという。
それはどういった内容で、と問われると「今までの女子格闘技とはそもそもレベルが違うと思うので。それを試合で証明したいなって思っていますね」と、きっぱりと答えた。



