(C)ONE Championship
2025年6月6日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 111』(U-NEXT配信)が開催された。第1試合のONEフェザー級MMA5分3Rでは、松田征也(Blue Dog Gym)がビラル・フセイン(パキスタン)と対戦。
▼ONEフェザー級(※70.3kg)MMA 5分3R
〇松田征也(Blue Dog Gym)6勝1敗
[2R 1分10秒 キムラロック]
×ビラル・フセイン(パキスタン)3勝1敗

警視庁で柔道をやってきた松田は、一時は競艇選手を目指すも、MMAファイターに定めて、GRACHANで3連勝後、2024年3月の『ONE Friday Fights 57』で初参戦し、ミハイル・グリツァネンコに判定勝ち、初陣を飾った。
11月の『ONE Friday Fights 87』ではルシ・ハジエフ(ブルガリア)を判定3-0で下し、ONE2連勝。
MMA5連勝を飾っていたが、2025年3月の『ONE Friday Fights 101』にてカルロス・アルバレス(フィリピン/Team Lakay)に17秒でアナコンダチョークを極められてONEでの初黒星を喫した。
対するビラル・フセインは、プロMMA3勝0敗でONE FF初出場ながら、パキスタンローカル大会でアマチュア4勝3敗。
プロではIFT2試合、Super Fights1試合をいずれも1Rでフィニッシュ勝利しているが、対戦相手の力量が測りかねる試合だった。松田は未知の無敗ファイター フセインを相手に再起なるか。
コールに敬礼を見せた松田。フセインは右手を高々と上げる。
1R、ともにオーソドックス構え。左インローの松田は空振り。フセインの右ローは届く。右カーフを返した松田。フセインはワンツーの右。回った松田は組んで右足払い。崩しても上がフセイン。そこから立ち上がった松田は、大内刈も見せるが、バッククリンチのフセインが崩し。
すぐに立つ松田は体を入れ替え、右! 崩れたフセインだが、すぐに立ってバックからリアネイキドチョーク狙い。腰をずらしてスクランブルの松田は、がぶりから4点ヒザ。引き落としてダースの作りで背中をつかせて上四方。
そこからブリッジするフセインを押さえ込んでサイドからヒジ、ヒザ、鉄槌。横三角から足関節も狙う。三角を解除して頭つきのキムラを狙うが、フセインはまたいで防ぐ。
2R、右ハイから入るフセイン。左右で飛び込む松田に、カウンターを合わせるフセインだが、ロープに詰めた松田はダブルレッグから左で差して腰に乗せて投げ!
サイドから頭をまたいで右腕をキムラに極めた。左腕は三角に入っているフセインはタップできず。ハーブ・ディーンレフェリーがストップ。
松田はリング上で大の字で歓喜で跳ねると、マイクでは「サワディーカップ! セイヤ・マツダ、ベリーベリーストロング。ONEに帰って来る」と叫んだ。




















